迷子
こんにちは。
S2000の幌交換をしていると・・・
よくこんなのが落ちています。
場所的にはBピラーの下あたり。
90%くらいの確立で脱落してしまっているので、経験がないと何これ?って感じになります。
元々どこにあるかと言いますと・・・
Bピラー後ろのボディ内側にあるステンレスプレート部分に貼り付けてあります。
劣化して脱落するのかと思いきや、新品状態でもちょっと触ると外れるという欠陥気味な部品。
脱脂を十分にせずに貼っているのでしょうかね。
というわけで貼りなおします。
まず残っている劣化両面テープを爪でこそげ取っていきます。
新しい両面テープを貼ります。
元々貼ってあるのと同じ、厚みのあるタイプがいいでしょう。
私が使うのは毎度おなじみ、日東電工製。
貼るのはこの位置。
人が背負っているような感じ?
ボディ側に貼り付けます。
しかし、こんなちょっとのゴムが何の役目を担っているのでしょう?
レインレールを付けるとわかりますが・・・・
レインレールの外側に水滴が垂れないようにしています。
たいてい外れていますし、形状的に見て無くても平気そうな気もしますが、
まぁ一応元通りくっつけるようにしたほうが丁寧な施工だといえるでしょう。
既に紛失している場合は防水テープなどを使用して同じような仕組みを再現するときも有ります。
S2000のレインレール周りは、こういういくつかの部品をゴチャゴチャ組み合わせたような納まりが多いですね。
試作→漏れた→部品追加 みたいな流れで出来上がったのでしょうか?
原点に立ち返って、もう少しシンプルに整理し直してくれるといいのですが・・・
この部分に関してはロードスターのほうがシンプルかつ確実な作りになっています。
アルファロメやゴルフだと最初から漏れる前提で下に水受けがある作りになっていたり、
BMWだと最初から一切浸入させないようブチルでガチガチに固めてあったり、
各社思想は様々で面白いところではあります。
図にすると以下のような感じ。
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個人的には最後の漏れる前提の作りになっているタイプが一番好きです。
だって、経年劣化でいつかは絶対漏れてきますから。
ただし、室内側に湿気が入りやすいのが欠点。
全部は紹介しきれませんが、
やはり数をこなしていくとこういう小ネタ的ノウハウがたくさん必要になってきます。
たまに紹介していきたいと思いますのでよかったら見てみてください。