とんがりくん
こんにちは。
今回はBMW・6シリーズ カブリオレ(E64)のご紹介です。
シャンパンゴールドっぽいボディにボルドーの幌を組み合わせました。
オーナーさんは「四捨五入で還暦」とのことで、
還暦祝いの赤いちゃんちゃんこカラーでもあります。
シルバー+ボルドーだと結構派手目の印象になりますが、
暖色系のシャンパンゴールドとの組み合わせだと、
いくらか落ち着いた大人の印象に仕上がったような気がします。
さすがに6シリーズともなると長いし幅も広い。
エンジンもドーンとでっかくV8 4.8リットル。
4人乗りオープンカーの中でもとりわけラグジュアリー感の強い1台です。
非常に特徴的なリアのデザイン。
このとんがり部分の構造が一番の懸念事項だったのですが、
基本的にはただ骨組みに被せてあるだけという比較的単純な構造でした。
写真はまだ生地が伸びていないので先っぽがやや浮いていますね。
リアウィンドウは幌ではなく車体側に付いていて、電動で開閉が可能です。
オープン走行時にはウィンドディフレクターにもなるという優れもの。
ちなみに今回の生地はTwillfastRPCのボルドーですが、
裏側は全面にクッション材が貼り付けてあり非常に分厚いです。
まるで屋根全体に布団が敷き詰めてあるかのような重厚さ。
ここまでやると、もはや金属屋根のクーペよりもよほど遮音性能が高いのではないかという気もします。
E64の場合はこのきわめて贅沢な作りと特殊な形状のせいもあって過去最高値更新。
工賃込みで20万弱くらいになります。
それでも純正よりははるかに安いと思いますし、
カラーも色々選べて楽しいですので、ぜひご検討いただければと思います。
さて、話は変わって、うちの近所には古い給水塔があります。
なかなかお洒落なデザインで、前から近くで見てみたいなぁとは思っていたのですが、
先日たまたま年に一度の見学会をやっていたので子供と行ってみました。
12角形の形状がユニークな、なかなか味わいのある外観です。
市民の生命線である水道施設ということもあって、
普段は敷地に立ち入ることすらままならないのですが、実は内部は桜の木がいっぱい。
こんなにきれいなのに誰も入れないなんてとてももったいない気がします。
今回はこの給水塔の中に入れて、さらに屋上の展望台にも上がれます。
というわけで屋上から当店の方向を撮影してみました。
当店の窓からは給水塔が望めますので、当然給水塔からも当店が見えました。
高い位置に水を貯めて重力で給水するのが給水塔の役目ですから、
やはり非常に高い位置にありますね。
最大限ズームしてここまで。
ちなみに給水塔、中が全て水で満たされているのかと思っていたのですが、
実際は水があるのは上部に設置された金属性タンク内のみ。
ですから極論としては鉄骨で塔を組んでタンクだけ乗っけておけば用は足りるのですが、
わざわざ凝ったデザインで作っちゃうあたり、非常に文化的と言えると思います。
無駄なことをしなくなったら、何にも面白くないですからね。
というわけで、無駄に(?)凝ったこちらの貯水塔、ちゃんと千葉県の文化財にも指定されています。
現役で使用されているというのもまたいいですね。