シミ・ソバカス

こんにちは。

気が向いているうちに更新ラッシュ。

  

さて、今回はまたNCロードスターです。

登場から年数が経って、最近は作業依頼もだいぶ増えてきました。

 

いままでビニル幌からの交換ばかりでしたが、今回はクロス生地からの交換です。

車両は初期型のVS、タン(ブリック)のクロス幌。

というわけで、交換理由はNCオーナーの間では有名なこちら。

シミです。

濡れているかのように見える黒いところが全てシミ。

初めて実車を見ましたが思っていた以上にひどいですね。

 

ここも。

 

ここも。

 

ここが一番ひどい。

ここまでくるともうシミというレベルをはるかに超えております。

 

シミが出ている裏には当て布が貼ってあるのですが、

その貼り付けに使っている接着剤の溶剤のせいで経年によりシミがでてしまうのだそうです。

Stayfast生地はアクリル繊維/ラバー/コットンの三層構造ですから、

裏側のコットン層からラバー層を突き抜けてアクリル層まで達するなんてよっぽどですね。

たぶん、絶対剥がれないように!と強力な接着剤を使って、それが裏目に出てしまったのでしょう。

 

ちなみに、シミ以外にはたいした損傷もなく、なかなかいい状態でした。

やはりクロスのほうが長持ちするのかな?

単に開けていなかっただけかもしれませんが。

 

唯一認められた傷?は幌後部継ぎ目のわずかな磨耗だけ。

ブリックの場合、黒い経糸(たていと)と茶色い緯糸(よこいと)により構成されているので、

茶色い横糸が磨耗すると、下にある黒い経糸が露出して黒っぽく見えます。

 

で、交換完了。

純正と同じStayfastのブリックで張り替えました。

屋内と屋外なので単純には比較できませんが、やはり新品は色が鮮やかです。

交換前はだいぶ彩度が低下してしまっていた感じでしたので。

 

やはりグリーンのボディにはブリックが一番!

 

NCの幌は綺麗に張りやすいし、構造も合理的なので個人的に好きな一台です。

好きな車両だと作業前のモチベーションも上がりやすいです。

 

やはり丁寧な仕事をするにはやる気が大事。

疲れていてはいけないし、時間に追われていてもいけない。

暑くても寒くてもダメ、気が散る要素もNG。

というわけで、いつもエアコンを付けたガレージ内でお気に入りの音楽やラジオを聴きながら作業しています。

「暑くても気合で!」というのは好きではありません。

作業環境が悪いと本来発揮出来るであろう力を確実に削がれてしまうと思います。

 

そういう観点で今一番気になっているのはガレージが狭いこと。

ドアをフルオープンしても横を余裕を持って通れるくらいの広さが欲しいのですが・・・・

狭いと、「あっち側に移動するのが面倒」というマイナスの心理が働いてしまいます。

結果無理な体勢になったりしてミスにつながる可能性が出てくる。

今後の課題です。

 

それでは、また。