ハカイダー
ちょっと連続しますが、気の向いているうちに更新更新。。。
今回はS2000のご紹介。
大体のカラーをほぼ紹介しつくしてしまった感がありましたが、
ここに来て大型新人?今までなかった新しいボディカラーが登場しましたのでご紹介。
こちらです。
天気が悪いので余計わかりにくいですが、少しグレーがかったようた紫、
その名も「プレミアムサンセットモーブパール」です。
青みが強い紫だとバーガンディの幌とのコントラストが少し強すぎてしまう感じがあるのですが、
彩度の低いこのボディカラーはバーガンディとの相性が抜群!
う~ん、これは実にいい組み合わせです。
カッコいいとかシックな感じは今までに色々ありましたが、
「お洒落感」は今まででナンバーワンかもしれません。
オーナーさんも大変喜んでくださいました。
ところで、当店ではS2000の幌を交換する場合、下の写真のように内装を全て外しております。
このほうが広々して作業しやすいですし、そもそも本来はここまで内装を外さないと幌は外せません。
ですが、アメリカ人にとっては相当面倒だった模様で、
とある幌メーカーが公式情報として思わず笑ってしまうようなすごい方法を紹介していました。
それがこちら。
長いし見るの面倒、という方のためにキャプチャ画像で解説させていただきますと。。。
しょっぱなからハサミで幌を切断し始めるおじさん。笑
この時点でもう個人的はうわぁって感じなのですが、
よく考えたら再利用しないのであればこの方が合理的かもしれません。
ほら、いちいち狭い車内に潜り込まなくても外から簡単に作業できます。
なるほど、私も次回からこうしようかな。
何を今まで狭い車内で律儀にゴソゴソしていたのだろう。
まさに目がテン、目からウロコです。
アメちゃんとは思想の根底にあるものが違うのだなと実感させられました。
でも、どこも切断せずに最後、一気にガバっと外れるのがまた快感なんですよね。
自然薯を一度も折らずに掘れた時のような(掘ったことないけど)、
サンマの小骨をチマチマと取り除き、綺麗になった身を一気にガブっと食す時のような。
追記:一つお伝えしておきたいのは、初めて作業する方にとって、
幌を外すという作業は取り付け作業の予行練習でもあるのです。
どうせ捨てるんだから・・・とあっちこっちぶった切って取り外してしまうと、
新しい幌を付ける際「あれ、こんなとこ手が入らん!」とか
「あ、こっち先に付けたら駄目じゃん!」となるわけです。
ですので、慣れている人はともかく、
そうでない人はきちんと手順を踏んで取り外すことをお勧めいたします。
で、リアのボードを外し、あとは矢印の部品(リヤトレイサイドガーニッシュ)
だけ外せば幌を留めているナットにアクセスできるのですが、
この部品、あらゆる内装部品の重なりの一番下位の部分にありまして、
最初の写真にありましたとおりロールバーも含め片っ端から部品を外さないと外すことができません。
ところがおじさん、サイドガーニッシュを両手でガシッと掴んだかと思うと・・・・
バキッッッッッ!!!!
っておい!笑
あまりの衝撃に思わずウォォォッ!と声が出てしまいました。
で、無理やりへし折ったあとの後始末。
折れた残骸をペンチでむしり取り・・・・
さらに丁寧に?カッターで仕上げをし・・・・
っていうかなんでしょう、この攻撃的なカッター。
ほら、車両に戻せばもうわからない♪
って、こんなのでいいと本気で思っているのだろうか。笑
まぁDIYで自己責任でやっていただく分には一つのやり方として、こんなのでもいいかもしれませんね。
この方法であれば、私も作業時間を1時間は短縮できると思います。
実は私もこの部分、どうにか他を外さずに作業できないかと色々検討したことがあるのですが、
ここまで極端じゃないにしてもどこかしら切ったりしないとどうにも上手くいきません。
なにかいい方法があるのかもしれませんが、手段を考えている時間が無駄ですし、
そもそも全部外してすっきりさせてしまったほうが格段に作業しやすくなります。
というわけで、当店は内装を全部外して作業しますので少々時間がかかります。
預かり時間が少し長くなってしまいご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただければと思います。