祭りじゃ
こんにちは。
今週は店長の大好きなカルマン祭り。
といっても2台だけですが。
私の知る限り、フォルクスワーゲン系の幌は全てカルマン製です。
かの有名なカルマンギア以来、とっても仲良しなのですね。
カルマンの倒産後、カルマン社の独・オスナブリュック工場をエンジニアごと買い取り、
現行ゴルフカブリオレもそこで製造しているんだそうな。
そのほかの部門もあっちこっちに切り売りされ、
日本の製造拠点はマグナ・シュタイアー社へ(日産・インフィニティ系 コンバーチブル)
北米の製造拠点はベバスト社へ(マスタングなど)
オスナブリュックのそのほかの工場はヴァルメト・オートモーティブ社(サーブ・ポルシェなど)
といった感じに、カルマンのDNAは世界中に広がっていくのであった。
めたでしでためし。
さて、
前も書きましたがニュービートルはリアのフレームを引っ張り出す構造なので養生を念入りに。
この角っちょのトンガリ君が一番の元凶なのですよ。
ナイフみたいに尖りやがってからに。
というわけで、臭いものには蓋、鋭いものにはカバーを。
テープを何重にも貼ってナマクラにしてやります。
さらに毛布やらタオルやら総動員でフルアーマー!
見た目はあれですが、防御は完璧。
で、出来上がり。
オーナーさんのこだわりで純正と同じ最高級生地GermanA5を選択。
さらに+15,000円の速達オプションも使用したため、当店史上初(だっけ?)の20万円超え。
う~ん、リッチマン。
この、ノーマルビートルを水平にぶった切って幌をポンと載せた感じ、シンプルでいいですね。
というか、コンバーチブルって本来そういうノリですからね。
セリカなんかは日本で製造したノーマルの半完成車両をアメリカのASC社に送って、
そこで屋根をぶった切って補強して、コンバーチブルに仕立てていたそうです。
これだけ手間ひま掛けてノーマル車から数十万アップで買えるなら、
考えようによってはバーゲンプライスかもしれません。
で、今回オーナーさんと話をして初めて気付いたのですが・・・
この熱線、色がオレンジで、さらに左右に太い帯?があるので、純正と比べると結構目立つのです。
純正はもっと暗い茶色みたいな感じの色で、帯もないのでスッキリしています。
今まで全然気にしていなかったのですが、こんな違いもあったのですね。
オーナーさんはこういった部分もきちんと調べて、納得された上で依頼してくださったのだそうです。
そう言われてみると、他の幌はどうなってたっけ?
今後は注意して見てみたいと思います。
さて、次回はゴルフを御紹介の予定。
今週はフォルクスワーゲン&S2000祭り、
来週はNCロードスター祭り、
なぜか同じ車種が固まる傾向にあります。
連続だと飽きるから、バラけてくれたらいいのに・・・・なんて言っちゃいけません。
S2000もNCもフィッティングが良好なので結構好きな車種なのです。
それでは、また。