多骨
こんばんは。
本日はボルボ・C70の御紹介。
交換動機は・・・
毎度おなじみガラス脱落。
全周に渡って完全に剥がれてしまっております。
室内側に色々荷物が突っ込んでありますが、これがガラスの支えになっております。
一見適当に突っ込んであるように見えて、実はどれも適切なサイズとなっており、妙に感心しました。
また、後部のロック爪が入る穴の横がなぜか破れていたのですが・・・・
本来真っ直ぐに立っているはずの爪が、固着して寝たままになってしまっていたのが原因でした。
こちらは幌庫格納時に邪魔にならないよう、根元から倒れる仕組みになっているのです。
固着を解消し、グリスアップをしたらきちんと真っ直ぐ立つようになりました。
その他、ヘッドライナーを引っ張るベルトも切れていたので補修。
これでたぶん当分は大丈夫。
ちなみにC70の後部はこんなにガッツリ持ち上がります。
垂直を超えて、さらに前方向までこんなに開くのは珍しいです。
で、出来上がり。
鮮やかな赤のボディに渋い光沢を放つ黒の幌。
非常にかっこよく仕上がりました。
天気がいいのでグレーっぽく見えていますが黒ですよ。
Stayfast生地だとここまで反射しないのですが、
Twillfast IIだと割と光沢感があるので、太陽の下だとこんな感じに見えます。
まぁ、写真がやや露出オーバーなのもありますが。
GermanA5もこんな感じです。
ところで、生地の違いが良く分からん、という問い合わせを頻繁に頂くので、
各生地の特徴をまとめたページを作成してみました。
ご検討中の方は予備知識としてぜひ見てみてください。
http://www.auto-tops.com/page/25
ついでに、幌の劣化についてまとめたページも作りましたよ。
http://www.auto-tops.com/page/24
余談ですが、C70の骨組は、他のどの車種よりも骨の数が多くなっております。
横方向の骨のことを「ボウ」というふうに呼ぶのですが、C70の場合、合計7本ものボウを持っております。
特に一番後ろはかなり近い距離に2本のボウが入っており、骨組設計へのこだわりが感じられます。
こんなに入っているのはボルボだけ!
って、よく見たら④が抜けてますね。
画像を直すのは面倒なのでそのままにしときます・・・・合計6本!
あれ、なんかそんなに多くも無いような気がしてきた。
それでは、また。