おそうじ

こんばんは。

今回はBMW・Z3の御紹介。

 

こちらはリアシーリングフレーム周辺。

多数の水漏れ痕が見られます。

シーリング不良及びボルトの締め付け不足が原因の模様。

 

 

シーリングフレームを外すと・・・

うわあぁ・・・・史上最高レベルのブチル地獄。。

純正使用のブチルだけであれば粘度が低く、剥離も比較的容易なのですが、

こちらは後施工で追加したと思われるネバネバしたブチルも混ざっておりまして、

非常~にやっかいでございました。

 

溶剤スプレーをほぼ丸々1本使い、やっとこさ除去。

2~時間はかかった気がします。

こういう、コツもへったくれもない、ただひたすらこするみたいな作業は大嫌い。

でも中途半端に除去すると隙間の原因になりそうだし、

何より、綺麗にして写真に撮らないと日記のネタにならない!

というわけで、心を無にしてひたすら拭き拭きしております。

 

 

どや!きれいやろう?

 

で、ブチルはもう使わず、エプトシーラーに置き換え。

今流行りの、いわゆる「乾式工法」ってやつです。

ブチルみたいな塗りたくる系は「湿式」。

自動車でも建築でも、時代の最先端は「乾式」なのであります。

こうしておけば、次回の張替えや、再調整の依頼があった時、だいぶ楽に作業できます。

 

 

で、出来上がり。

オーナーさんは3年前から幌交換を検討しており、

数社比較した上で、当店にご依頼下さいました。

私が日記で色々あーでもないこーでもないと書いているのが決め手だったとか。

他のお店も色々工夫してやっていると思いますが、いちいち書かないですからね。

私のやり方が優れているとかいないとかそういうことではなく、

とりあえず、何かしら信念を持ってやっているということが伝わったのであれば本望です。

というわけで、これからもブチルと格闘してまいりたいと思います。

そして、これ見よがしに日記にアップ!

 

 

お次はNBロードスター。

ちょっと見にくいですが、ワンピースの黒です。

ま、それはさておき、前々からちょくちょくお問い合わせを頂くのが、

「ガラスは車検対応なのか?」という件。

 

・・・・どうなのでしょう?

 

とりあえず、今までダメだったというお話は1件も入っておりません。

一応、根拠はあります、以下のような感じ。

こちらはNA/NBロードスター用熱線付きガラスの刻印。

ご覧のとおり、米国および欧州での認証を取得した正式な自動車用ガラスとなっております。

が、しかし、日本のJISマークが入っていない!

が、が、しかし、JISマークが入っていないのは欧州車やアメ車の純正ガラスでも同様。

JISマークがなくても米国・欧州認証があれば普通に車検に通りますので、

こちらの幌も問題なく通るでしょう、というのが当店の公式見解です。

ただし、必ず通ることを保証するものではありませんのであしからず。

「日本車なのになにが欧州認証じゃぁー」とかいうひねくれた検査官もいるかもしれません。

 

それでは、また。