嗜好

こんばんは。

今回は珍しく、写真がありません。

 

本日は下の子二人を連れて、埼玉の実家に行ってきました。

 

目的は、

①A4カブリオレを見せびらかす

②真ん中の子がじいちゃんばあちゃんちに泊まりたいと言うので置いてくる

③ロードスターのナンバーを外してくる

の3点です。

 

ここで肝心なのは、

そう、③のロードスターのナンバーを外す、です。

 

ロードスターは現在車検切れ。

今までは車検切れでもまたそのうち乗るだろうとナンバーはそのまま付けてたのですが、

どうも最近残念なことに、ロードスターに乗りたいという気持ちがあまり沸かず・・・。

 

せっかく乗っても、今ひとつボロさが気になる。

パワーもかつてほど出ていない気がする。

何十万円もかけて一度ビシっと整備したいかというと、別にそうでもない・・・

 

どうしてしまったのか、私は。

かつてはあんなに大好きだったのに。

 

加齢による嗜好の変化なのか。

だとしたら、嗜好はまたいつか戻る日がくるのだろうか。

 

嗜好の変化といえば、最近はクラウン(ロイヤル)がカッコイイ、というか、

存在として悪くないような気がしてきました。

まるで嫌味を感じない、誰からも妬まれも、注目されもしない。

「とりあえずクラウン」的な、特にこだわってない感じもいい。

まだ30代の私には早いように思いますが、

40代になったら、もしかしたらクラウンに乗ってたりするかもしれません。

レクサスじゃなくてあえてクラウンに乗ってる社長さん、今ならその人たちの気持ちが分かる気がする。

すごくちょうどいい、存在感。

 

やばいぞ。

そのうちオープンカー嫌いとか言い出したらどうしよう。

商売上がったりだ。

 

 

話が飛びますが、街中では非常に鈍くさいスーパーフロントヘビーのA4カブリオレ。

高速でもどうせ鈍くさいだろうといつものんびり走っていたのですが、

追い越し車線の流れに乗って走ってみたら、これがまた意外なほど軽快に走る走る。

しかも、やや飛ばし気味のほうが燃費が伸びる(気がする)。

本日は千葉~埼玉間の往復でリッター13km走りました。

速度が上がるほど安定感が増すようなあの感じ。

やっぱり欧州車って、完全に高速走行重視で作っているなぁと実感。

 

ただ、高速を走っている途中で油量レベル低下の警告が。

1月に車検整備でオイル交換をしてから4000kmほど走行しておりますが、

実は油量レベルの警告は今回で2回目。

前回はちょうど道沿いにあったイエローハットでオイルを購入してその場で補充。

今回もその残りがトランクに積んであったので、PAに寄って補充。

2回合わせて2Lくらい補充しました。

 

短期間での再警告にセンサーの故障も疑いましたが、

オイルレベルゲージで見ると確かにきちんと減っています。

もしかしてオイル漏れ?

このペースでのオイル漏れだと、結構重症です。

ああ、また諭吉が飛んでいく・・・・

が、多量のオイルが漏れているような形跡は特に見当たりません。

かと言って白煙が上がるわけでもなく、オイルを食っているような様子もありません。

 

どうなっとるんじゃ~と思いつつ説明書を読んでみると・・・・

「1000km走行につきおよそ0.5Lのオイルを消費します」との記述が。

えっ?メーカー公式でそんなにオイル食うの、アウディって。

ということは、4000km走行して2L補充したというのはまさにドンぴしゃり。

 

今までトヨタ、マツダ、三菱、プジョー、フィアット、ベンツと色々乗っておりますが、

今時の車はオイルなんて定期交換さえしとけばいいのであって、

頻繁に補充が必要な車があるとは、恥ずかしながらこれっぽっちも思っておりませんでした。

 

調べたら、VW、アウディ乗りの間では、割と当たり前のことらしいですね。

トランクに常備しておくための「専用オイルボトルケース」なんてのもあったりして、

オイル補充がいかに日常的であるかを物語っております。

欧州車全般オイルを食う、と言っている人もいますが、

少なくとも私が乗ったプジョー、フィアット、ベンツではそのようなことはありませんでした。

他のメーカーが普通にやっていることが、VWグループにだけ出来ないのか?

うちのA4が古いからかと思いきや、最近の直噴系はもっと減るらしい。

 

例のディーゼルの不正の件も含め、実はVWって技術力が低いのだったりして。

って、まさかそんなことはないとは思うけど、なんだかちょっと変わってるなぁ、設計思想が。

アウディの純正オイルはLLS(ロングライフサービス)という長寿命タイプになっておりまして、

うちのA4カブの場合は15,000kmごとの交換でいいんだそうな。

「オイルの長寿命化により、環境負荷に配慮した」んだそうです。

一回のオイル交換でだいたい4.5L程度交換します。

が、実際は1,000kmごとに0.5L消費していきますので、15,000km走るまでには7.5L補充しないとなりません。

というわけで、15,000km走るのに必要なオイル量は合計12L。

国産車のようにほとんどオイルが減らない前提で5,000kmごとに交換した場合だと合計13.5L。

う~ん、途中の頻繁なオイル補充の手間を考えると実に微妙。

 

まぁ、おもむろにボンネットを開けて、

やれやれと言いながら慣れた手つきでオイルを補充、というのも、

車好き的にはなかなか悪くないシチュエーションなのではありますが。

 

しかし、世間一般の、ボンネットの開け方もろくに知らないような奥さま方相手に、

このような手間のかかる車を普通に売っていて大丈夫なのだろうか。

そんなに減るならば、オイルパンとは別にタンクでも付けて予め5Lくらい入れとけばいいのに。

そうだ、いっそガソリンに混ぜてしまえば。

名づけて混合燃料。