モレッティ
こんにちは。
まずはマスタングの御紹介。
純正の黒いビニル幌をStayfastのバーガンディに張替え。
マスタングくらい個性の強い車だと、派手めなカラーのほうがよく似合うように思います。
この型のマスタングはなんとかギリギリ日帰りで終わらせることが可能です。
こちらは純正クロス生地のNBロードスター。
あちこち磨り減って、だいぶくたびれてきております。
リアガラス周りも分解が進んでしまっています。
純正のビニル生地では発生しないタイプの劣化ですね。
ただ、ビニル生地でよく見られるエッジ部分の割れは発生していません。
それぞれ一長一短といったところでしょうか。
で、Stayfast生地のタン、ワンピースタイプに張替え。
やはりワインレッドのボディにタンカラーの幌はよく似合いますね。
こちらはS2000の幌交換。
黄色のボディに赤い内装、青い幌と、非常にカラフルな一台になっております。
でもスポーツカーですから、少々派手でも大丈夫!
今回はドア上部のモールも交換。
磨いても汚れが落ちないな~と思ったら、
汚れの上からクリアが吹いてあり、完全に中に閉じ込められておりました。
その他はすごく綺麗に塗装してあるのに、惜しい。
こちらは新しいモール。
白いクリップがモールにくっついているのですが、このまま付けてもちゃんと入りません。
このようにクリップだけ外して先にボディ側に付けておいたほうがハメやすいように思います。
じゃあこれで簡単に入るかというと、そうでもない。
他にも色々コツがありまして、構造をよく確かめながらかなり慎重に作業しないと、
微妙に浮いた感じになってしまうと思います。
「なんか浮いてる気がする・・・まぁこんなもんかな」
という感じだったら、それはきちんと入っていない可能性が高いです。
見えにくいですが、左右の排水口が完全に詰まっていたので掃除しておきました。
はい、という感じで出来上がり。
ドアモールとリアのモールを交換したのでだいぶスッキリしました。
こちらはBMW・Z3のリアシーリングフレーム。
相変わらず、バッキバキに割れまくっています。
最近色々観察して原因が分かってきたのですが、
どうも新車製造時にすでに割れていた可能性が高いと思われます。
どういう理屈で割れるかはまたそのうち気が向いたら解説いたしましょう。
一方こちらは珍しく完全無傷で収穫できたシーリングフレーム。
割れてなければ雨漏りもしていないかと思いきや・・・
ブチル部分を超えて水が浸入した形跡が・・・・
ボルトよりも下に来てしまったらもうアウトです。
こっちもかなり派手に漏れております。
止水用のブチルとパッキンが施工時にずれてしまい、元から機能していないのが原因と思われます。
劣化して漏れたのではなく、最初からダメ。
しかし完全に隠れてしまう部分なのでメーカー側は全く気付いてない。
Z3のリア周りは他の車種では見られない妙な納まりになっておりまして、
残念ながら構造的な欠陥であると考えて差し支えないと思います。
数多く施工させていただき、確信いたしました。
というわけで、欠陥を解消すべく工夫しながら施工させていただいております。
それも数年経ってみてどうなるか分かりませんが、
とりあえず現時点で最良と思える方法を選択してまいりたいと思います。
それでは、また。