拷問
こんばんは。
今年も残すところあとわずかとなって参りました。
あとS2000を2台とゴルフを1台、BMW・Z3の骨組み調整を1台やって今年の仕事は終わりです。
ちなみに昨日と今日もS2000を1台ずつ取り付けしましたので4日連続S2000。
S2000は多いなぁと思い今年の仕事を集計してみると、
やはり堂々の1位はS2000で、合計48台の取り付けをさせていただきました。
ついでにベスト10をご紹介しておきますと、
2位・・・NA/NBロードスター/37台(幌が同じなのでまとめて集計)
3位・・・フェアレディZ(Z33)/23台
4位・・・MR-S/18台
5位・・・BMW・Z3/17台
6位・・・NCロードスター/14台
7位・・・ボルボ・C70/10台
8位・・・986ボクスター/9台
9位・・・ニュービートル/8台
10位・・・ゴルフIII・IV/6台&バルケッタ/6台
といった感じになっております。
9位までは全て店頭在庫を置いている車種ですね。
在庫があるから依頼があるのか、依頼があるから在庫を置いたのか。
来年はもうちょっと増やせたらいいなと思っておりますが、
そろそろ一人でこなせる量の限界が見えてきました。
人を雇ったらいいかなと思いつつも、
自分でやらないと気が済まない性格もあり、なかなか難しいところではあります。
まぁ、自分で出来るうちは自分でやっていきたいと思います。
機が熟せば、必ずよい出会いがあることでしょう。
で、今年に入ってから取引させて頂いている車屋さんが年末にまたご来店いただきました。
MGFのリアスクリーン交換です。
茨城のフィオラーノさんというお店で、
こちらの営業さんがイケメン&さわやかスポーツマン、なおかつまじめで一生懸命、
なんだこの完璧超人は!と個人的に大いに思う、素晴らしい担当さんなのです。
すごいなぁ、こんな素晴らしい社員さんがいたらどんなにラッキーだろうか、と思っていたのですが、
色々話を聞いてみたところ、ただの社員ではなく次期社長さんでございました。
はぁー、すごい、こんなにいい感じの人はやっぱり経営者になるんだなぁ、と、非常に納得。
私も一応経営者ですけども、ただ幌を張りまくって、その結果流れで経営者になっているだけ。
勝手に期待値を上げまくって申し訳ありませんが、
期待に違わぬナイスガイが出てくると思いますので、このMGFに興味がある方はフィオラーノへレッツゴー。
こちらの車両、私が見た中でもかなりいい状態の個体でして、それでいてお値段39万円。
非常にお得な1台だと思います。
と、胡散臭い提灯記事みたいになっておりますが、
当方とフィオラーノさんとの間に、なんら利害関係はありません。
あるのは信頼関係のみ。
続きましてこちらはBMW ALPINA B3 3.0/1 カブリオレ Limited Editionという非常に長い名前の1台。
/1は何を表すのでしょうかね?
いろいろ調べてみると、アルピナには他に/2や/3なども存在するようです。
こちらはヘッドライナーのBピラー部分を引っ張っているケーブル。
通し方が間違っていましたので修正します。
本来幌を閉じた状態では、ヘッドライナーのプレートがBピラーに密着していないといけません。
バネも変形してしまっていたので交換。
今回はフェラーリ用ではありません。
悪しからず。
傷んで切れそうだった部分は他のケーブルを継ぎ足して補修しました。
こちらのケーブルは純正で補修キットが出ているのですが、
たかだか紐と少々の金具だけで何千円もして非常にもったいないので、
補修で済めばそのほうが良いでしょう。
こちらはニュービートルを拷問中。
なかなか口を割らない頑固な野郎、ではなくて、
張りが強くて一人では閉められないので上から押さえているところです。
今回は特に固くて、歴代最高5個の幌を乗っけてようやく閉めることができました。
ニュービートルの幌先端の骨組みは非常に頑丈ですので、大人一人くらい乗っても全然問題ありません。
ちなみにこれ、江戸時代に行われた拷問で、石抱(いしだき)と言うそうです。
イラストの表情を見てください、非常に苦しそうですね。
石一枚で12貫(約45kg)もあるんだそうです。
ということはイラストでは5枚乗っていますので、合計225kg!
どれほどの苦しみか想像もつきませんが、これで口を割らなかったら相当なものでしょう。
こんなの、やってなくてもやりましたって言っちゃいそうです。
ザ・冤罪製造マシーン。
それでもまだ、正規の拷問の前座扱いなんだそうで。
こちらはS2000のリアモールディング。
トランクに雨漏りがあるとのことで見てみたところ、このようにガッツリ分解しておりました。
モールを新品に交換し、幌からの雨漏りがないことは確認できました。
これでもまだ漏れてくるようであれば、別のところを疑いましょう。
それでは、皆さん、正月まであと少し、お仕事頑張りましょう。