日記
こんにちは。
ここ数日でだいぶ花粉が舞ってまいりました。
ちょっと温かくなってきたかと思うとすぐこれです。
さて、今回はまずはこちら。
当店初交換となるZ34フェアレディZ・ロードスターです。
あれ、この色はどこかで見たような・・・・
どこからどう見ても少し前に廃番になったダークルビーと同じなのですが、
一応こちらはダークチェリーという新色になります。
ボルドーはちょっと明るすぎて・・・・という方には朗報ですね。
ぜひご検討くださいませ。
Z34は幌の後部の高さがかなり抑えられているのが特徴的です。
よりクーペのルーフラインに近いスタイルを目指したのでしょう。
Z33だと、このように後部が割と急な角度でストンと落ちています。
Z33は東洋シート製の幌システムで動力は全て電気モーターでしたが、
Z34からはCTS社製の油圧式に変更されております。
CTSといえば、フェラーリやポルシェなどの幌システムでおなじみの企業です。
やたら凝った動きを採用する技術力の高いメーカーですが、その分開閉トラブルが多いのが玉にキズ。
こちらのZ34も例にもれず、途中で引っかかってしまってちゃんと開きません。
原因は、メーカーは変わっても結局Z33と同じで、ゴムバンドの伸び。
追加のゴムバンドで補強させていただきちゃんと開くようになりましたが、
また近いうちに伸びてしまうだろうと思われます。
定期的なゴムバンド交換が必要ですね。
こちらはベントレーコンチネンタルGTC。
こちらも開閉不良で以前ゴムバンドで対策させて頂いておりましたが、
またゴムバンドが伸びてきてしまったので再調整させていただきました。
元の設計に問題がある以上、このように定期的に交換していくしかないのが現状です。
こちらはメルセデス・ベンツのSL(R129)です。
サイドケーブルが切れてしまっておりましたので・・・
あらたに制作し、付け替えておきました。
生地はGermanA5のボルドーです。
純正と同じGerman Classicですと生地が伸びやすくだいぶ張りやすいのですが、
GermanA5の場合は厚みがありなかなか伸びないのでかなり苦労いたしました。
なんとか全力で引っ張って仕上げたものの、
少々不具合がありましたので、また後日調整させていただく予定です。
オーナーさん、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。
ちなみに、こちらの幌システムもCTS社製です。
例にもれず、幌後部が非常に凝った動きをいたします。
この車種は油圧シリンダーからのオイル漏れが比較的多いようですが、
まぁ年式を考えると仕方のないところですね。
また、リアスクリーンをかなりズリズリと擦りながら格納していくので、
幌屋からすると少々ヒヤヒヤいたします。
あぁ・・・せっかく張ったのにスクリーンにキズが・・・と。
しかも動きがバタン!バタン!とやたらと早いので、
あぁ・・・もうちょっと・・・ゆっくり・・・とこれまたヒヤヒヤします。
こちらは初登場のマーチカブリオレ。
マーチらしさを存分に発揮した丸っこいシルエットがかわいいですね。
このころのマーチはコンパクトカーの代名詞とも言えるほどの人気車種でしたが、
今ではすっかり影の薄い存在となってしまいました。
まぁ、トヨタのヴィッツもそうですが、
技術革新で新しい車種が次から次へ出てくるので、致し方ないところではありますね。
生地はStayfastのブラックです。
初めての施工でしたが、フィッティングはなかなか良好でした。
後ろがタッカー止めなので、少々調整は必要でしたが。
ちなみに、これは施工側の話しですが、
幌先端部を施工するのに、骨組を一度外さないといけないという、非常に珍しい構造となっておりました。
別に大したことではないのですが、今のところ私の中で確認されているのは世界中でマーチだけです。
この幌システムはどこ製なのでしょう。
車両制作は高田工業らしいですが、
幌のほうに関しては、ここだ!という特徴もなく、どこのものかよく分かりません。
こちらはボクスター。
紺のボディにTwillfastRPCのブルーです。
こちらも同じようなボディカラーですが、
ブラウンの幌もよく似合っておりますね。
それでは、また。