日記

こんにちは。

だいぶ涼しくなってまいりましたが、いまいちパンチが足りない気がします。

11月ってこんなもんでしたっけ。

 

はい、それでまず幌交換のご紹介。

最近はなんだか珍しい車の入庫が増えている感じがします。

こちらは、分かりますか?FC型RX-7のカブリオレ、FC3Cってやつですね。

この車種は作業は初めてで、現車を見るのもこれで2台目です。

ちなみにクーペのほうはFC3Sですね。

 

 

FCの屋根は非常に凝った作りになっておりまして、

上の部分だけタルガトップのように外すことが出来る仕組みになっています。

ちょっと手間がかかるので普段はなかなか外さないかもしれせんが、

バブル期らしい凝った仕組みにはワクワクさせられます。

が、継ぎ目が多いため、雨仕舞は要注意。

シーリング増し増しで施工させていただきました。

特にタルガ部分の継ぎ目はどう考えても水入るだろこれ、という構造だったので厳重にシールします。

ちなみにガラスは再利用するタイプです。

 

ここらへんのプレートやビスはロードスターとほとんど同じ感じです。

やっぱり昔からこうなんだな~と感心。

 

でも、抜いてみるとビスの形状が全然違う。

とても珍しい形をしています。

車をいじる人なら分かると思いますが、この形状ってそうそうないですよね。

この手のネジ山だと、先端は平らなのが普通だと思います。

先がとがる場合はタッピングビスが多い…って、そんなことどうでもいいですね、はい。

 

はい、というわけでなんとか出来上がりました。

なかなか大変な車種でしたねこれは。

 

生地はStayfastのボルドーです。

構造的に、厚い生地はちょっと難しいような気がしますね。

 

こちらは超苦手なASC社系幌のシボレーカマロ。

だいぶコツが掴めてきて以前よりはスムーズに交換できるようになりましたが、

それでも基本は付けては外し、付けては外し、の繰り返し。

一番のコツは何かといえば、腐らずにひたすら付けては外しを繰り返すしかない!

 

あーこうすりゃいいんだな~という気付きも作業中はありますが、

作業が終わって三日もすればだいたい忘れてしまいます。

一応メモにも残しておくのですが、作業のコツを言葉に残すって難しいんですよね。

後日読み返しても、ん?なんのこと?って感じです。

ASC社の工場で毎日ひたすらこれを作っていればまだ違うんでしょうけどね。

 

こちらも同じくASC社製のセリカ・コンバーチブル。

完成写真は撮り忘れましたが、このあともうひと調整してかなりバッチリ張れました。

 

こちらのST162C型のセリカは、

幌後部に入った水がボディ内側の雨どいを流れていく構造になっているのですが、

残念なことに雨どい部分がかなり錆びてしまっておりました。

なんでかなーととりあえず掃除してみると、

錆のかたまりの下から完全に詰まった排水口が出てきました。

ここが詰まってしまったため、常に水がたまった状態になっていたようで、

このようにボロボロに錆びてしまったと思われます。

一応つまりを解消して水がたまらないようにしておきましたが、

当方板金屋ではないのでこれ以上はどうしようもありません。

幸いこの部分は車内から目視可能ですので、オーナーさんには点検、対処をお勧めしておきました。

 

こちらはゴルフ4カブリオレの前期型。

ガラス移植が必要なため少々手間がかかりますが、なんとか日帰りで対応させていただきました。

ちなみにお客様は東海方面の方です。

遠くからありがとうございました。

 

こちらはBMW・1シリーズカブリオレ(E88)

幌は基本的に2シリーズと共通です。

若干違う部分もありますが、ほぼ同じです。

1シリーズ専用のものは2シリーズには付きませんが、

2シリーズに対応しているものはどちらにも対応可能、という感じです。

上位互換ってやつですかね。

ちなみに色はTwillfastRPCのぺブルベージュです。

 

こちらのS2000は非常に珍しいボディカラー。

色名はなんだったか忘れましたが、限定カラーらしいです。

せっかくのオシャレなカラーなので、ブラウンの幌を組み合わせました。

 

はい、続きましてこちらはコーティング。

担当Y君はフェラーリはもちろん、

各種スーパーカー、クラシックカーまで色々経験がありますので、

高級車でも安心してご依頼ください。

某高級輸入車ディーラーの納車前磨き&コーティングもやっておりましたので、

古い車も新車もお手の物です。

 

距離も走っていませんし、基本車庫保管なので元々綺麗な状態でしたが、

それでもより輝きを増したのではないかと思います。

 

フェラーリの塗装は、パールの粒子が非常に細かい感じがします。

全体的にぽわーんとした印象の淡い光沢が感じられます。

そう、それはまさに真珠の輝き。

 

ちなみに、以前陸運局で新車登録をしにきているフェラーリのトレーラーを見たのですが、

ボディ全体にわたって、ここ傷、ここ凹み、ここ線キズ、とマスキングテープが貼ってありました。

4台くらい積んでありましたが、もれなく全体テープだらけ。

私からしたら、え?どれが?これ?という程度の傷ではあるのですが、

新車時でもあれだけ傷があって、納車前にはそれを全部直すらしく、

そうするとつまり、納車時点ですでに板金塗装歴有りになってしまうわけでありまして、

もうそれならいっそ塗らないで日本に持ってきてから好きなように塗ったらいいじゃん!

という感じがしないでもないわけであります。

最近はどうだかしりませんが、昔のフェラーリだとオリジナル塗装がイマイチなので、

日本に輸入してから一回全部剥がして塗りなおす、というオーナーさんもいらっしゃったみたいですね。

 

こちらは代車用のプントエヴォです。

代車だし、足車だし、適当でいいよーと1日で磨きとコーティングを仕上げました。

しかし、樹脂部分が黒くなると見違えますね。

 

ボンネットも、これだけきれいになれば御の字でしょう。

このように、なんでもかんでも徹底的にピッカピカに磨き上げるわけではなく、

ご要望に応じて仕上がり、予算を調整可能ですのでお気軽にご相談ください。

 

ちなみにわたくし店長は、ほどほどのクオリティで、

その代わり80点以上は常にキープしておきたいタイプです。

そのためには日々の洗車がかかせません。

やはり、どれだけ磨き上げたとしても、日々ほったらかしでは何の意味もありませんからね。

 

はい、その他作業風景。

ホイールはこうやってブラシを使って内側まで洗っていきます。

こういう5本スポークは洗いやすくていいですね。

 

ちょっと前のベンツのここ、汚れがたまりますよね。

こういうところもちょこまかと綺麗にしていくと見栄えがします。

ちなみにこれ、エアコンの外気導入口なのです。

だからウォッシャー液を噴射するとウォッシャー液のにおいが車内に充満します。

そのためか、ベンツの純正ウォッシャーっていい香りがついてるんですよね。

 

こういう、ボディパネルが回り込んでいる部分は、見えないところも綺麗にします。

 

はい、ピカピカになりました。

逆に、エンジンルームを洗うというのは、当店的にはあまり、というか全くお勧めしておりません。

とにかく電装部品だらけですからね、極力濡らしたりスチームを当てたりというのは避けるべきだと思います。

常日頃濡れタオルで拭いておけば、愛情は十分に伝わると思います。

 

それでは、また。