月記
遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
今年こそは、今年こそは日記を頻繁に更新したい!
まずはこちら、BMWの2シリーズカブリオレ。
以前も申し上げましたが、基本的には1シリーズの幌とほぼ同じです。
が、細かい部分がちょこちょこ違うんですよね。
こういうところのケーブルの取り回しがちがったり・・・
このあたりもだいぶ違いますね。
というわけでそのままポン付けとはいかないので、
多少加工したり、部品を移植したり増設したり、といった作業が必要になります。
ちなみにこちらのオーナーさん、まだ新車で買ってから1年少々ですが、
どうしても純正では選べなかったブルーの幌に交換したい!ということで、
今回ほぼ新品同様状態からの幌交換となりました。
外した古い幌(古くないけど)はオーナーさんのご厚意により譲っていただきましたので、
もし1シリーズのガラス剥がれでお悩みの方がいらっしゃいましたら、格安にて提供させていただきます。
色はブラックシルバー、いわゆるアンソラジットというやつです。
我こそは!という方はお気軽にご相談ください。
こちらはBMW・Z3。
幌交換とボディ磨き・コーティングを同時にご依頼いただきました。
こちらの車両、正直塗装の劣化がかなり進んでおりまして、
場所によっては色褪せてピンク色、はたまたオレンジ色になっていたり、
写真のようなクリア浮き、クリア剥がれがかなり多く散見されたのですが、
磨いて艶が復活したことによって、遠目にはかなり印象が良くなりました。
そのうち全塗装するかもしれないけど、
全塗装は費用も掛かるし、とりあえず磨いたらどれくらい綺麗になるのか試してみたい!
そんな方はお気軽にご相談ください。
意外ときれいになって、ああ!当面はこれでいいじゃん!と思えるかもしれません。
こちらのNAロードスターも幌交換と磨きを同時に行いました。
ボディ塗装はVRリミテッドAではなく、S30型フェアレディZのマルーン色(ソリッド)に全塗装してあります。
幌はボルドーではなく、もう少し暗い、なんだったっけ・・・ダークレッドだったか。
担当のY君曰く、こちらの塗装は塗膜がひじょーーーーーに柔らかく、
磨くのが過去最高レベルで大変だったそうです。
どのくらい柔らかいかっていうと、指で触れただけで容易に傷がつくレベルです。
そのためウールバフではバフ自体で傷がついてしまうそうで、
より研磨力の弱いスポンジバフを軽く押し当てて、ゆーっくりゆっくり磨いたとのこと。
塗装のブリスターや気泡、割れなどがところどころ発生しておりましたが、
とりあえずなんとか見れるところまで仕上がりました。
この状態から硬度の高いガラスコートを施すことで、
従来よりも洗車キズなどに対する耐久性が増すことが期待できます。
こういうところも、簡単に外せる部品は外して洗浄します。
経年車だと爪折れの心配もありますので、あくまで安全に外せる範囲で。。。
サイドマーカーは比較的安全に取り外せる模様。
というわけで通常の倍くらい手間がかかりましたがなんとか仕上がりました!
担当Y君曰く、全塗装するときは仕上げにクリアを吹いてもらうことをお勧めします!とのこと。
それも欧州車で使うような、硬ーく硬化する塗料がいいそうです。
ただし、新車の塗装は高温で焼付を行っておりますので、
板金塗装の場合はなかなかそこまでの再現は難しいかとおもいます。
そして毎度おなじみ、ホイール洗浄。
ホイールは毎回このように期待を上回る綺麗さに仕上がります。
オーナーさんも喜んでおられました。
BBSのメッシュって、めちゃくちゃ手入れ大変ですしね。
こちらも幌交換と磨き作業。
さらにオプションのガラス磨きとヘッドライト磨きもご依頼いただきました。
明るい色なので元々傷は目立ちにくいのですが、それでもこういうところが綺麗になるとだいぶ印象がよくなります。
鍵穴まわりも汚れがたまりやすいポイントです。
こちらは磨き前のヘッドライト。
磨き後。
残念ながら素材自体の劣化や内側の曇りもあり、完璧にクリア!とはいきませんでしたが、
かなり印象はよくなったのではないかと思います。
これはフロントフェンダーショルダー部の色褪せ。
磨いたらきれいになるかなーと思いましたが、
クリア層のさらに下で劣化が発生している模様で、
残念ながらこのクスミを消すことは出来ませんでした。
フェンダーのショルダー部って、どうしても劣化が早いんですよね。
面が水平に近く日差しの影響が大きいのと、
あとは塗装後の塗料が下のほうに流れてしまうためか、
塗膜が薄い傾向にあるような気がします。
こちらはNCロードスター。
水垢が非常に頑固に固着している状態でして、
とりあえず簡単に半分だけ磨いてみた状態です。
洗車した直後でこれですからね、
いかに水垢が美観に影響を及ぼすか、よくお分かりいただけるかと思います。
このように、磨き前と後では一目瞭然ですね。
こちらはST202C型のセリカ。
セリカ3世代連続幌交換の最後の仕事でしたが、ひじょーに大変でした。
一発で決まるときもあるんですけどねぇ。
今回は全く決まらず、付けたり外したり。
この4つ目のセリカ、WRCのイメージもあって当時憧れましたねぇ。
カストロールカラーのセリカがかっこいいんですよ。
最近のWRCカーは軒並みハッチバックになりましたけど、
やはりこういうクーペとか、普通っぽいセダンがかっ飛ばすほうがなんとなくカッコいいような気がいたします。
まぁただの懐古主義でしょうけども。
こちらはR57型のMINI。
なんか電動開閉が動かないなーと思ったら。。。
このトランクカバーのサイドにあるアームがスイッチを押している状態じゃないと幌が動かないのですが、
こちらの車両ではこのアーム部分が脱落してしまっておりました。
MINIの場合、ここのスイッチが押されていることと、トンランクフードが閉まっていること、
その二つがクリアされていないと幌が動作しません。
あれ?動かないぞ?というときはこのあたりをチェックしてみてください。
こちらは以前交換させていただいたニュービートル。
ガラス周りの視界がやけに良好。
それもそのはず、ガラスがなーい!
後ろに荷物があるのを忘れたまま開閉してしまい、パーン!と一発、粉々に割れてしまったそうです。
強化ガラスですからね、限界を超えるとガラス全体が砕け散ります。
オーナーさん、グリーンがとても気に入っていたので、同じ色で幌交換。
手動だったら障害物があればすぐ気づきますが、
電動幌は油圧パワーで無理やり開けてしまうのでどうしてもこういうトラブルが発生しがちですね。
過去にも何台か同様の事例がありました。
皆さんもどうぞお気を付けくださいませ。
それでは、また。