おフランス

 車はやはりかっこいいのが好きです!

NAロードスターがカッコイイかどうかはさておき、

今現在見た目で一番好きなのは初代ジャガー・XK8。


デビュー時に衝撃を受け、いつかは欲しかった一台。

値段も手ごろになってきましたし、今なら買える・・・。

一応4シーターだし、子供くらいなら乗れるんじゃない?

と思って試乗してみたのですが・・・

子供でも拷問レベルの極狭空間。

前席を適切な位置まで下げると、

リアのフットスペースは全く残りません。

ロードスター2台+XK8ではさすがに無理です。


で、次に好きなのがプジョー・406クーペ(前期顔)


ピニンファリーナによるデザインでとてもカッコイイです。

サメみたいなフロントマスクがたまりません。

ちょっとマツダ・ランティスにも似てますね。

テールはわりと普通っぽいですが、

リアウィンドウ周りのデザインはフェラーリっぽくていいです。

スタイリッシュなのにリアシートが大人でも普通に乗れる広さで、

しかもトランクもかなり広いときたもんです。

私のベクトルで測るとこれは完全なるファミリーカー!!

(ちなみにミニバンとかは輸送車)


で、色々調べてみると、並行輸入物で極少数5MT仕様がある様子。

でもほとんど市場には出回っていない。

それならば、方法はともかく本国フランスから輸入すれば良かろう、

と思ってフランスの中古車サイトを見てみると・・・

ありますあります、100台以上の406クーペ。

しかもディーゼルとか、2.2L仕様とか、

日本には無い仕様が盛りだくさんでワクワクです。

さらにほとんどがマニュアル車というMT天国状態。

フランスでは老いも若きもMTでぶん回すのでしょうか。


で、よくよく見てみると、走行距離がなんだかすごいです。

10万km超えは当たり前、26万7千km(!)なんてのも売ってます。

にもかかわらず日本と比べて全然安くない・・・(目論見はずれる)

日本では10万キロ超えたら、

「あぁ~もうダメだ~買い替えなきゃ」

みたいなよくわからん俗説のようななものがあり、

比較的新しい車でも10万キロオーバーだと投げ売りされますが、

フランス(というより日本以外全部)では、まだまだ現役バリバリのようです。

壊れたら直せばいい、という文化ですからね。

そりゃそうです、壊れたら直せばいいんです。

メーカーも「壊れたら直してね」というスタンスですから、

日本人が買うとどうしても「なんじゃこりゃ」となりますが、

本国でこんなにたくさんのプジョーが元気よく走っているのを知って、

だいぶ勇気がわいてきました。

 

あとは正直な整備工場が見つかれば完璧。

「いやぁフランス車は部品高いからさぁ」なんて言ってるのはウソか努力不足。

幌もそうですけど、本場ではとても安いのです。