★店長日記★

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こんにちは。

今日はボクスター(986型)の幌交換をしました。

 

暗くなる前に撮影撮影。

幌は最高級生地GermanA5のボルドーです。

 

白い取っ手のついた謎のレバー。

なんぞこれ?

故障時の緊急開閉レバー?

まぁ普通に動いてるし気にしなくていいか。

このときはそんな程度にしか考えていませんでした。

 

だいたい仕上がってまいりました。

暗くなる前に終わりそうです!

と思いつつ開閉テストしていたら・・・・・・・

 

バコンッ!!!!

 

なんじゃなんじゃ??

スイッチを押してみるも、モーター音がするばかりでちっとも幌が動きません。

どうしたもんかと幌を手で動かしてみるとぐらんぐらんで簡単に手で動かせます。

やばい・・・・油圧が抜けてしまったか!?(ボクスターは油圧ではない)

正直かなり焦りました。

夜お客さん取りにくるのにどうするんだー!?

ってか修理費はいくらかかるんだ・・・

 

絶望しつつネットで調べてみると、どうも初期型ボクスターではよくある症状の模様。

前出の白いレバー、実は外れたリンクバーでした。

普通、このような強大な力がかかる部分のボールジョイントは金属製で頑丈に出来ている場合が多く、

このようなプラスチック製というのはあまり一般的ではない、というか初めて見ました。

プラスチック製なので磨耗や経年劣化で抜けてしまうようです。

ボールジョイントがプラ製なわけないし・・・・という思い込みも見逃してしまった要因の一つ。。

 

リンクは左右両方にあるので片側だけでとりあえずなんとか動いていたようです。

が、今回新品幌の負荷もあってか左側もついに外れてバコン!!!

全く動かなくなりましたとさ。

ちなみに左側のリンクはなぜか赤色となっておりました。

左右で間違えないように色分けしているなんて感心感心。

って、その前にもう少し頑丈に作ってください。

 

リンクはBピラー裏のここに嵌ります。

幸いまだゆるゆるにはなっていなかったので、左右ともパコンとしっかり嵌りました。

いよいよ緩くなってきたら部品交換が必要かもしれません。

人間と一緒で一度脱臼すると癖になりますので。

 

 

というわけで、結局完成時は暗くなってしまいましたが、一件落着。

焦りましたが、また一つ勉強になりました。

これだから電動幌は恐ろしい・・・・

 

 

それと数日前にももう一台施工しましたのでそちらもご紹介。

こちらはStayfast HOTRODのロゴレッドという色。

相当派手かと思ったのですが、付けてみるとそんなでもなく一安心。

真っ赤というよりは、ちょっと朱色がかった感じの赤です。

 

こちらは以前に一度幌交換か修理をしているらしく、一部の部品に破損がありました。

これはBピラー部についているプラスチック部品。

私が持っているのが車体右側のパーツなのですが、

左側は下のほうが折れて丸々なくなってしまっておりました。

前述のリンクと違って動力に関わるパーツではないのでとりあえず動きや見た目には問題ないようですが、

出来れば交換したほうがいいかもしれませんね。

 

以上、ボクスター2台のご紹介でした。

それでは、また。

こんにちは、段々寒くなってまいりましたね。

 

本日の日記はこちら。

ジャッキアップして、タイヤまで外して何をしているのか。

車両整備?

いえ、幌屋ですので幌交換をしております。

 

原因はこやつ。

4点式ロールバーです。

 

こやつの足元がちょうどリアタイヤハウスの上部に固定してあるのですが、

上からボルトを突っ込み、下からナットで止めてあるだけのため、

いくら上からボルトを回したところで下のナットは共回りするばかり。

ですので下からスパナを突っ込んでナットを押さえつつ、

上からボルトを回さないといけないのです。(あるいはその逆)

 

ちなみに、この後ろ足が付いている部分の鉄板、ベッコベコです。

前足もフロアパネルにくっついています。

構造体じゃなくて、ただのパネル部分にくっついているので、

横転して強い力がかかったら思いっきりベコっと沈み込むと思います。

 

一応店長、建築士で構造計算もしますので、ある程度の力の伝わり方は理解しております。

このロールバーは建築で言うと、下に梁がない床の上に柱を乗っけてるようなもんです。

色々都合があるのだとは思いますけれども、

もうちょっと後ろ足を伸ばしてリアサスのアッパーまで持ってくるとだいぶ良くなると思います。

幌は開かなくなりそうですが。

こちらのロールバーはガラス幌でもちゃんと開きました。

 

で、とりあえず幌が張り終わった段階でパチリ。

このあと内装とロールバーを戻して完成です。

仕上がり時はやっぱり暗くなってしまったので撮れませんでした。

 

 

さて、ここでS2000前期のオーナーさんに耳寄りな情報をお伝えしたいと思います。

幌のサイド部分はトンネル状になっておりまして、

ここにサイドテンションケーブルを通す必要があります。

でも数十センチの長さがあるので、通すのがとっても大変!

 

そこで店長はこのような長い棒を突っ込んで、ケーブルをグイグイと押し込んでいきます。

でもこんな棒、どこで売ってるかなぁ?

そもそもこれのためにわざわざ買うのももったいないし。

そんなあなたに朗報です。

 

ここ取り出したりまするは外した古い幌。

ひっくり返してリアスクリーンの内側を見てみると・・・・

 

スクリーン上部にあやしい膨らみ。

えいや!っとカッターを入れると・・・

 

出てきました!棒です!

 

リアスクリーンの下も・・・・

 

出てきました!棒(細)です!

 

というわけで2本の棒を収穫。

この棒、繊維強化プラスチックっぽい物体で出来ておりまして、とっても丈夫。

幌取り付け以外にも、チャンバラ、つっかえ棒など色々な用途にお使いいただけると思います。

それに男の子なら、細長い棒を手に入れただけでワクワクするはず。

そう、棒一本あればいつだって勇者になれたのです。

 

ところで左下に見える店長が履いている履物、そう、便所サンダルです。

なんだコイツ、こんなので作業してやる気あんのか?と思った方、ちょっと待ってください。

なぜサンダル履きで作業しているかというと、

幌交換の場合、車両の外と中を何度も何度も行ったり来たりするので、

脱ぎやすく、履きやすいこと、それが非常に重要なのです。

 

それにしてもなぜ便所サンダル?他にもっとマシなのあるでしょ?と思った方、ちょっと待ってください。

BMW・Z3やアルファスパイダーなどステープルを大量に使っている幌の交換を行う場合、

外したステープルが床一面に散らばりまくります。

これがまたマキビシのようないい感じの立体感をともなって捻じれておりまして、

結構な確率で靴の裏に突き刺さるのです。

ここでク■ックスのようなヤワなサンダルを履いておりますと、

余裕で靴底を貫通して足の裏まで到達してしまいます。

その点便所サンダルは比較的硬質なゴムで出来ておりますので、

ステープルの残骸ごときに屈することはありません。

 

というわけで、脱ぎやすく、履きやすく、そして下からの耐貫通性に優れた履きもの、

それが便所サンダルというわけなのです。

便所の臭気と湿気に晒され、時には水を掛けられ、

不特定多数の人たちに踏まれ鍛え上げられてきた耐久性。

そして昔から変わらないその野暮ったいフォルム、色。

 

すいません、実際そんなに対して思い入れはないのですが、

言い訳として書いてみました。

かみさんが近所のスーパーで買ってきたんですよ、便所サンダル。

こんばんは。

今回はS2000の作業内容をご紹介。

 

オーナーさんの希望により、ウェザーストリップ一式とベルトランモールを交換いたしました。

基本的に部品は当方では手配いたしませんので、お客様のほうで手配・持ち込んでいただきます。

追記

当方でも純正部品手配できるようになりました。

 

ベルトランモールは車内に入らなかったので幌後部に固定。

ちょうどマフラーのようで季節感溢れるコーディネート。

ちなみに、オープン状態で助手席に載せてきた方もいらっしゃった気がします。

屋根さえあければオープンカーの積載力は無限大です。

 

ベルトランモールは幌を外さないと交換できない構造になっているので、

交換を検討されている方は是非幌交換時にご依頼ください。

 

ベルトランモールを外すとこんな感じ。

泥が入り込んでいます。

 

拭いてみても・・・・取りきれない。

水垢となって固まってしまっています。

 

ですのでコンパウンドで磨いてしっかり除去します。

ちゃんときれいにしないとせっかく部品を新品交換してもパッとしません。

追加工賃はそれなりに頂きますが、ここまでちゃんとやりますのでご安心ください。

 

Bピラー下のウェザーストリップも外すとこんな状態。

 

こちらも磨いてきれいにします。

ちなみにここは元々塗装が適当なので、この程度が限界。

塗膜も薄く、素地が見えている部分もあります。

ウェザーストリップで隠れるわずかな範囲だけ適当に塗装するなんて、

逆に器用な真似をするなぁという印象です。

塗装ロボットが塗っているのだと思いますが、塗装範囲・塗装量をかなり細かく設定できるのでしょうね。

 

白のボディと新品ウェザーストリップのコントラストは強烈。

 

純正ドライバーホルダー。

 

 

助手席側には+用と-用、それぞれ1個ずつ完備。

現場サイドの意見を取り入れたと思われる実に気の利いた設計。

 

で、今回はTwillfastRPCのボルドーをつけたのですが、日没により写真は撮れませんでした。

残念。

 

ちなみにTwillfastRPC生地はアコースティックトッピングなどと申しまして、

外部からの騒音を2dBも軽減してくれるという機能を持ち合わせております。

 

何と比較して-2dBなのか?

そもそも2dBってどのくらいなのか?

 

「いやぁ、なんたって2dBですからねぇ」

「なかなかのもんですよ」

などと適当に説明していた店長。

私もよく分からない、お客さんもよく分からない。

まぁとりあえず軽減しれくれるらしいしイイじゃない、と適当にはぐらかしておりましたが、

このたびこの謎の2dBについに科学のメスが入るときがやってまいりました。

 

今回のオーナーさん、実は音響のスペシャリスト。

なんと専用の音源と測定マイクを用いて、事前に純正幌の遮音性能を測定していたのです。

 

というわけで、あとは今回張り替えたTwillfastRPCの遮音性能を測定すれば、

両者の違いが科学的な考察に基づいたデータとなって、ついに白日の下に晒される訳であります。

 

さぁ、結果はどうなのか。

アコースティックトッピングの名に恥じない素晴らしい効果を発揮したのか、

それとも消費者センターのお世話になるような、いかがわしい結果となったのか。

 

結果が出たらオーナーさんが知らせてくれるそうですので、楽しみに待ちたいと思います。

皆様もどうぞお楽しみに。

 

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

こんばんは。

今回はZ33のご紹介。

あえて「黒」シリーズです。

 

はい、というわけで、今回はオレンジの車体に黒の幌。

Z33の場合、オレンジは私が知る限りどうも2色あるようでして、

こちらのオレンジはより原色な感じの「プレミアムパッショネイトオレンジ」となります。

パッションな感じだなぁと思っていたら、やはり名前もパッショネイトでございました。

 

黒いホイールと黒い幌、そしてパッション!

非常によく似合っております。

レザーシートの色もちょうどいい感じですね。

 

同じ黒でも劣化してグレーっぽくなってしまった純正ビニルとは渋みが違います。

こういった西日の強い状況だと黒さがより際立ちますね。

 

立体的なカーブを描くリア周りの陰影がカッコイイ。

ここをシワなく上手く張るのが結構難しいです。

何十台と手がけてきた経験により、ちょこちょこと修正しながら張っております。

まぁ修正といっても縫い直したりとかはありませんので、

初めての方でも技術と工夫次第できちんと張れると思います。

一応、説明書にもコツを記載しておりますので、こだわる方は試してみてください。

 

 

給油口のロゴはオーナーさんが自分でデザインしたそうです。

たしかエクセルで作ったとか?

なにげに万能なエクセル。

無限の可能性が広がります。

 

お帰りです。

どうもありがとうございました。

今回のオーナーさん、

以前交換させていただいたS2000のオーナーさんと幼馴染だそうです。

いいなぁ、幼馴染。

私はずっと地元から離れているので、「コイツ、オレの幼馴染」と言える人がいません。

まぁ元々積極的にコミュニケーションを図るタイプではないので、近くにいたとしても怪しいところですが・・・・

 

ちなみに最近、私が赤や黄色、オレンジには黒の幌!とやたら喧伝しているものですから、

「黒じゃなくてアレなんですけど・・・」と遠慮気味にご依頼くださる方がたまにいらっしゃいます。

あくまで私の好みで勝手に言っているだけですので、全然気にしないで下さい。

幌選びは自由です!

こんにちは。

今回はお客様にお送りいただいたお写真をご紹介したいと思います。

 

まずはこちら。

あふれ出る疾走感!

 

 

そう、サーキットでの撮影です。カッコイイ!

写真自体もすごい!

走る車は撮ったことがありませんが、流し撮りするんですよね。

走る車を追いかけながら撮るので、車は止まって見え、逆に背景が流れる→カッコイイ!

 

ブリックの幌もカッコイイ!

オシャレ仕様でサーキットを走るというのがまたいいですね。

ちなみにこちらはオーナーさんがDIYで交換されました。

たいへんよくできていますね。

 

フルフェイスヘルメットをかぶっているとどうしても頭が大きく見えるので、

余計ロードスターのコンパクトさが際立って見えます。

ちょっとポケバイっぽい感じ。

 

ちなみに私の場合座高が高いので、ヘルメットをかぶったら幌にモロにぶつかりそうです。

忘れもしない、中学生の時の身体測定。

測定結果に応じてコンピュータ診断された結果表が渡されるのです。

身長・・・やや高い

体重・・・やや軽い

肥満度・・・普通

みたいな感じで。

 

で、身長と座高から勝手に人の足の長さを算定しくさりおって、

足の長さ・・・やや短い

という失礼極まりない診断を下されました。

 

やや短いのが分かったところでどうしろというのか?

きっとシステム開発者の「こんなんやってみた」的なお遊びなのでしょうが、

多くの思春期真っ只中中学生を傷つけまくったこと、深く反省していただきたく思います。

男なんかまだいいですけど、女子にはかなりグサっとくると思われ。

 

ちなみに、現在は「意味がない」とのことで座高は測定しない方向で話が進んでいるそうです。

そうですね、意味ないですね。

元々は、「座高が高い」→「胴が長い」→「内臓がよく発達した健康体」という解釈で始まったのだそうです。

「頭がでかい」→「頭がいい」みたいな、極めて短絡的な発想。

 

 

さて、続いてはこちら。

ワンピースのダークルビーです。

 

 

こちらもオーナーさんご自身で張られました。

 ロールバー(ファッションバー?)が付いていますが、干渉も特にないようです。

 

 

 

サイドもちゃんと真っ直ぐキレイに張れていますね。

作業も特に支障なく進んだとのことで、とても喜んでいただけました。

どうもありがとうございました。

 

それでは、また。

こんにちは。

今回はBMW・Z3のご紹介です。

完成写真の紹介ばかりでは芸がないので作業中の状況も含めて詳細に・・・

 

 

こちらは古いスクリーン。

オーナーさんが手縫いで補修しております。

外周全部となるとかなりの作業量であったと推測されます。

Z3の純正幌の場合、一応交換用リアスクリーンが用意されているのですが、

新車から数年程度ならばともかく、

10年以上経過していると幌そのものが収縮してしまうためサイズが全く合わず、

幌全体での張替えが必要となってきます。

 

 

こちらはリア周り。

ユーノスロードスターなんかと同じようにボルトで止まっているので外します。

 

 

Z3でも後期の場合、幌の下にレインレールが追加されております。

前期のレインレール無しはどう考えても無謀な構造でしたので、

メーカーもそのあたりを認識していて対策を施したことが伺えます。

 

端部はBピラーの後ろあたりでドレンに接続され、排水される仕組みとなっています。

これがあればリア周りの防水施工が適当でも雨漏りの心配はありませんね!

といっても、適当に処理するわけにはいかないので、きちんと対処いたします。

 

 

こちらはリアの分離作業。

ブチルゴムでガッチガチに固まっておりますので、

ヘラ状のものをボディと幌の隙間に突っ込んでブチルを断ち切っていきます。

幸い、そんなにネバネバしたブチルではありませんので、

一度切断してしまえば再びくっつくことはありません。

 

 

はい、取ったど。

ボディよりもフレームのほうが大きいので、取り出すのが少々大変です。

 

フレームはアルミ製でエッジが鋭くなっていますので、ボディを傷つけないようしっかり養生します。

 

 

フレームが外れたボディ側。

ブチルが大量に残っています。

これを残したまま新しい幌を付けると隙間だらけになってしまうので、しっかり除去します。

 

 

はい、取れました。

少し残って見えるのはテープの糊あとですので、防水性には影響しません。

実用上意義のないことで時間を浪費してもしょうがないので、この程度はご愛嬌。

 

 

ブチルは始末が悪く嫌いなので、いつものエプトシーラーで防水していきます。

3cmの幅広な防水帯を形成しますので、ブチルよりも信頼性は高いと思います。

ブチルだと「線」での防水なので少々怪しいところがあります。

施工後は雨漏りチェック。

これだけやっても漏れる場合、このもう一層後ろにある防水層が怪しいです。

まぁ、説明しだすとキリがないのでここでは割愛します。

とにかく、Z3のリア周りは少々理解に苦しむ妙な納まりになっています。

 

 

今回はオーナーさんの要望により、幌以外の部品も色々交換しました。

部品はオーナーさんの持込です。

 

サイドのベルトもゴムが伸びきっていたので交換しました。

純正部品でしたが、元のものより微妙に短く苦労しました。

あんまり引っ張ると千切れそうだし・・・・

落ち着いてきたら、また再調整したい感じです。

 

左Bピラー後ろにあるダンパーも交換しました。

開ける時はバタンと一気に開かないように下支えし、

閉めるときは少ない力で閉められるようアシストしてくれます。

ボールジョイントでポコンとはまっているだけなので交換は簡単です。

ただし、下側を外すには内装を少しばらす必要があります。

 

 

新旧ダンパー比較。

左はガスが完全に抜けて、短くなってしまっています。

一方新品のほうは手で押してみてもちっとも縮まないくらい強力です。

 

こちらはリアスクリーン上部にくる横骨です。

外したリベットの頭が内部に残りますので、端部に穴を開けて全て除去します。

ちなみに穴は元々開いているのですが、リベットを取り出すには少々小さいのでドリルで拡大しています。

削ったところは金属がむき出しになるので、タッチアップペイントで補修しています。

隠れてしまうので全く見えませんけど。

骨組内に残ったリベットは異音の原因となりますので、

当店では可能な限り取り出すよう努力しております。(どうにも出せない車種もあります)

 

 

作業中はスクリーンに傷がつかないよう厳重に保護します。

戦時中の窓ガラスみたい。

 

リアまわりはステープル(ホッチキスみたいなの)で止まっています。

Z3は受け側のプラに厚みがあるので、10mm足のステープルでしっかり止めます。

マスタングとかだと受け材が2~3mm程度しかなく、しかもすぐ割れる・・・

もう接着剤でくっつけたほうがいいです。

 

はい、というわけで出来上がり。

ちょうどZ4も入庫していたので新旧そろい踏み。

 

こちらの車両、10万キロ超えではありましたが非常ーにきれいな個体でした。

一番傷の目立ちやすい黒のボディにもかかわらずピッカピカ。

シートなんかも張替えかと思ったくらい。

よく言っていますが、こういうのがあるから中古車って全然わかりませんよね。

幌交換一つとってもしっかり部品交換してあるし。

 

それでは、また。

ちょっと連続しますが、気の向いているうちに更新更新。。。

今回はS2000のご紹介。

 

大体のカラーをほぼ紹介しつくしてしまった感がありましたが、

ここに来て大型新人?今までなかった新しいボディカラーが登場しましたのでご紹介。

こちらです。

天気が悪いので余計わかりにくいですが、少しグレーがかったようた紫、

その名も「プレミアムサンセットモーブパール」です。

青みが強い紫だとバーガンディの幌とのコントラストが少し強すぎてしまう感じがあるのですが、

彩度の低いこのボディカラーはバーガンディとの相性が抜群!

 

う~ん、これは実にいい組み合わせです。

カッコいいとかシックな感じは今までに色々ありましたが、

「お洒落感」は今まででナンバーワンかもしれません。

オーナーさんも大変喜んでくださいました。

 

ところで、当店ではS2000の幌を交換する場合、下の写真のように内装を全て外しております。

このほうが広々して作業しやすいですし、そもそも本来はここまで内装を外さないと幌は外せません。

ですが、アメリカ人にとっては相当面倒だった模様で、

とある幌メーカーが公式情報として思わず笑ってしまうようなすごい方法を紹介していました。

それがこちら。

 

 

 

長いし見るの面倒、という方のためにキャプチャ画像で解説させていただきますと。。。

しょっぱなからハサミで幌を切断し始めるおじさん。笑

この時点でもう個人的はうわぁって感じなのですが、

よく考えたら再利用しないのであればこの方が合理的かもしれません。

 

ほら、いちいち狭い車内に潜り込まなくても外から簡単に作業できます。

なるほど、私も次回からこうしようかな。

何を今まで狭い車内で律儀にゴソゴソしていたのだろう。

まさに目がテン、目からウロコです。

アメちゃんとは思想の根底にあるものが違うのだなと実感させられました。

でも、どこも切断せずに最後、一気にガバっと外れるのがまた快感なんですよね。

自然薯を一度も折らずに掘れた時のような(掘ったことないけど)、

サンマの小骨をチマチマと取り除き、綺麗になった身を一気にガブっと食す時のような。

 

追記:一つお伝えしておきたいのは、初めて作業する方にとって、

幌を外すという作業は取り付け作業の予行練習でもあるのです。

どうせ捨てるんだから・・・とあっちこっちぶった切って取り外してしまうと、

新しい幌を付ける際「あれ、こんなとこ手が入らん!」とか

「あ、こっち先に付けたら駄目じゃん!」となるわけです。

ですので、慣れている人はともかく、

そうでない人はきちんと手順を踏んで取り外すことをお勧めいたします。

 

 

で、リアのボードを外し、あとは矢印の部品(リヤトレイサイドガーニッシュ)

だけ外せば幌を留めているナットにアクセスできるのですが、

この部品、あらゆる内装部品の重なりの一番下位の部分にありまして、

最初の写真にありましたとおりロールバーも含め片っ端から部品を外さないと外すことができません。

 

 

ところがおじさん、サイドガーニッシュを両手でガシッと掴んだかと思うと・・・・

 

バキッッッッッ!!!!

 

っておい!笑

あまりの衝撃に思わずウォォォッ!と声が出てしまいました。

 

 

で、無理やりへし折ったあとの後始末。

折れた残骸をペンチでむしり取り・・・・

 

 

さらに丁寧に?カッターで仕上げをし・・・・

っていうかなんでしょう、この攻撃的なカッター。

 

 

ほら、車両に戻せばもうわからない♪

って、こんなのでいいと本気で思っているのだろうか。笑

 

まぁDIYで自己責任でやっていただく分には一つのやり方として、こんなのでもいいかもしれませんね。

この方法であれば、私も作業時間を1時間は短縮できると思います。

実は私もこの部分、どうにか他を外さずに作業できないかと色々検討したことがあるのですが、

ここまで極端じゃないにしてもどこかしら切ったりしないとどうにも上手くいきません。

なにかいい方法があるのかもしれませんが、手段を考えている時間が無駄ですし、

そもそも全部外してすっきりさせてしまったほうが格段に作業しやすくなります。

 

というわけで、当店は内装を全部外して作業しますので少々時間がかかります。

預かり時間が少し長くなってしまいご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただければと思います。

こんにちは。

最近すっかり日が短くなりまして、

特に日帰り交換の場合作業が終わる頃には暗くなってしまい、

完成写真が取りにくい時期になってきてしまいました。

 

といわけで、日が暮れる前に撮れたこちら。

アウディA4カブリオレです。

A4カブリオレは非常に合理的な作りになっておりますので、作業も日帰りで無理なく対応可能です。

ですので外車系の中では比較的工賃控えめな車種となっております。

 

幌はもともと付いていたものと同じTwillfastIIのブルー。

ガラスが剥がれても、生地が痛んでもいない、色も純正そのまんま。

そう、幌張替え動機ヒエラルキーにおいて最上位に位置する「傷む前交換」です。

まぁ確かにA4の場合いずれガラスが剥がれることはほぼ確定なわけですが、

それにしてもなんというリッチな思想。

これははじめてのケースです。

しかも外した幌、まだ使えるのでいりますか?と聞いたら「いらない」と。。。

 

そんなわけでこちらのオーナーさんはA4カブリオレを非常に愛しておられまして、

私がいつも日記でこの車種を賞賛しているのを見て依頼してくださったそうです。

どうもありがとうございます。

今日も私はA4カブリオレLOVEでございます。

 

というわけで毎日A4カブリオレの中古を物色中。

朝晩2回、goo-net、カーセンサー、ヤフオクを欠かさずチェック。

市場に出回っているA4カブはほぼ把握しているつもりです。

 

第一希望は赤のボディに黒内装・タンレザーシートの車両ですが、

そもそもその組み合わせがあるのかどうかも定かではありません。

ただ、A4カブは新車販売時にボディカラーと内装カラーが自由に選べたらしいので、

もしかしたらその組み合わせもあるのかもしれません。

 

第二希望は紺のボディに黒内装・タンレザーシートの仕様。

こちらは現状既に販売しているところもありますので、

そのうち見に行ってみたいと思っております。

幌屋なので幌はどんな状態でもOK。

むしろガラス脱落で安く買えたらラッキーです。

紺ボディだったら恐らくブリックかホットチョコの幌に張りかえるつもりです。

 

全国のA4オーナーの皆さん!

直接買い取りも大歓迎ですので、手放す予定がございましたらお気軽にご相談ください。

間違いなく大事に乗らせていただきます。

(本気です)

 

さて、ある日謎の手紙が届きました。

差出人は・・・・

なかなかの達筆です。

名古屋のZ33オーナー?

名古屋といえばYさん?

でも既にZ33は手放されたはず・・・・

 

なんだろうと中を見ると手紙と写真が入っておりました。

とても気に入ったので、わざわざ送ってくださったとのことです。

どうもありがとうございます!

 

というわけで車両はこちら。

懐かしい、フィルムな感じの色遣い。

赤いボディにバーガンディの幌です。

 

業者さん経由で注文をいただいたのでいまだにどこのどなたかわからないのですが、

気に入っていただけたようで光栄です^^

もしかして、名前を明かせないくらい有名な方だったりして?

とにもかくにも掲載が遅くなりまして申し訳ありませんでした。

 

それでは、また。

今日は事業ゴミの収集に来てもらいました。

 

うちは幌屋なので・・・・

外した古い幌が大量にあります。

何十個あるでしょうか。

当店では交換させていただいた幌は専門の業者さんにお願いして適正に処理して貰っています。

当たり前のことですが、外した幌どうしてるのかなー?と気になる方もいらっしゃるみたいなので、

一応ご報告させていただきました。

ついでに・・・・もちろん税金もバッチリ払っておりますよ。

当店の見た目はただの住宅ですが、潜りの怪しい業者じゃないのでご安心ください。笑

 

 

それと、全然関係ないですが携帯の会社を換えました。

ずーっとド○モを使っていたのですが、最近のえげつない商法にいい加減うんざりしまして。

ちょっと高いけど、品質と信頼のド○モだから、と自分に言い聞かせしばらく使っていたのですが・・・

大して通話しない、通信もほとんどしない私みたいなのは格好の栄養分。

吸い取られた栄養は他社iPh○neの買取だのなんだのに消えていきます。

 

というわけで、大手3社のバカ商法の蚊帳の外であるMVNO(仮想移動体通信事業者)に乗り換えました。

 

写真のSIMカードがついていたプレートを見るとわかりますが、回線は完全にドコモのものです。

ドコモの回線が使えて、お値段はドコモの1/3程度。

電話も普通に出来るし、番号もそのまま、データ通信も3GB/月までは速度規制なし。

非公式に1日あたりの通信量制限はあるようですが、動画をたくさん見ない限り全く問題ありません。

端末はLTE対応のSIMフリー機であればだいたい使えるので、

香港仕様のSONY Xperiaを調達してきました。

 

唯一の欠点は、ドコモメールのアドレスが使えなくなるくらい。

とはいっても、元々アホな迷惑メールフィルタのせいで大して使い物になりませんので、

こっちから願い下げです。

 

こんなの知ってるよという方も多いでしょうが、知らずに無駄金を払っている方は是非ご検討ください。

思った以上に、何の問題もありません。

 

 

それと、前回日記で勝手に盛り上がっていたフェラーリさまの件、

早速中古車屋さんに見に行ったりしましたが、結論から言うともう冷めました。笑

やっぱり真のお金持ちが余裕で乗ってこその車ですね。

それこそ、ぶつけて廃車にしても全然気にならないくらいの。

そうなると、結局ふさわしいユーザーはアラブの王様みたいな人たちに限られてきます。

彼ら、おもちゃみたいに楽しそうに乗ってますものね。

飽きたらポ~イみたいなノリだし。

 

というわけで私がそんなノリで乗れる車は、やはりロードスター辺りがふさわしい!

とりあえず、NAを維持しつつND発売までお金を貯めたいと思います。

 

今日、欧州マツダより排気量について発表がありましたが、1.5Lになるそうですね。

アクセラなんかに搭載されている「SKYACTIV-G 1.5」のパワーアップバージョンで、

130~145psくらいになるのかなぁ。

自然給気で150ps以上搾り出そうとするとどうしてもピーキーになりそうなので、

個人的にはピークパワーよりも低回転トルクを増やしていってほしいところです。

 

それでは、また。

幌屋をはじめて5年、ついにやって参りました。

 

あの、高貴なお方が!

 

はい、というわけでフェラーリさま初来店。

 

今まで話がなかったわけではないのですが、

当店で扱っているE-Z ON社では360スパイダーの幌を扱っていなかったのでお断りしておりました。

 

今回はオーナーさんのほうですでに幌を入手されておりまして、取り付けだけやってくれないかと。

基本的にはお持込はお断りさせていただいているのですが、

相応の工賃をいただくという条件でお受けさせていただきました。

 

ちなみに写真は既に仕上がった状態。

結果から申し上げますと、多少の問題はあったものの、無事に取り付けできました。

幌さえ自前で安く調達できれば、工賃ももっと抑えられるのですが・・・

いい仕事をしている仕入先を探したいと思います。

 

こちらは作業中。

巾が広すぎてガレージでは狭いので外で作業しています。

養生も念入りに。

普段は主に毛布とドアエッジガードで養生をしておりますが、

今回はロードスター等の数倍の工賃をいただいております故、

また万が一何かあった場合店長の首が軽く吹っ飛びます故、

養生の厳重さが違いますこと何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げますです。

 

格納スペースが狭いこともあって、かなりアクロバティックなたたみ方をされます。

考えた人はすごいですね、よくもまぁこんな複雑な動きを考えるものです。

しかも、それを全て油圧で制御しています。

普通、メイン動力が油圧ベースでも、細かいところは電気モーターを使ったりもするのですが、

360の場合は確認した限りでは全ての部分が油圧制御でした。

 

利点としては、各部にモーターを設置する必要がなく、

油圧ホースとスリムなシリンダーだけあれば動かせるので、

非常に省スペースに仕上げることが可能となります。

フェラーリの場合特にデザインと軽量性が重要となりますので、

このような方式を選択したのだろうと思います。

 

こんなものを開発したのはどこのどなた?

色々探りますが、開発メーカーの名称などはどこにも書いてありません。

 

 が、幌の先端部分を見ると・・・・

 ここの部分の納まり、ポルシェ996/997と全く同じです。

ウェザーストリップの形状、取り付け方もほぼ一緒。

というわけで、ポルシェと同じメーカーの開発であることは察しがつきます。

ただし、ポルシェ自体もどこに開発を委託しているのかよくわからない・・・・

まぁポルシェはフォルクスワーゲンと関係が深いですし、

実績からいってもやはりカルマンあたりかもしれません。

 

ところで、上の写真は古い幌ですが、強く引っ張られたのか、かなりずれてしまっております。

張替え前の幌が妙にダブダブしていたのはこれのせいかもしれません。

 

剥がすと接着剤だらけ。

こちらの幌は以前に一度交換をしており、全体的に少々雑な部分が見られました。

ネジも欠品が多く、ネジ穴が舐めていたり・・・

ちなみに、日本ではありません。

海外だとやはりこんなもんなのかな?

ポルシェと同じ納まりであるのならば、本来ここは両面テープで止まっているはず・・・・

 

と思い見てみると、

やはり両面テープの残骸が残っておりました。

実用上支障のなくなる範囲まで接着剤を除去し、オリジナル通り両面テープで施工しておきました。

両面テープでもしっかり付きますし、見た目も次回の作業性もはるかに優れています。

 

一方リアのとんがり部分は・・・・・

ぎゃあ、錆だらけ!!

ではなくこちらも古い接着剤。

フレーム自体は恐らくマグネシウム合金製なので、こんなふうには錆びません。

こちらは頑固すぎて除去のしようがなく、また、結局再度接着剤で貼り付ける部分でもあるので、

除去は必要最小限のレベルにとどめました。

どうせ隠れてしまいますので問題はありません。

 

江戸っ子は見えないところにこだわるんでぃ、こんちくしょーめ、というお方は、

さらに工賃を上乗せしていただければちまちまと剥離させていただくことも可能です。

まぁ、出来ればお断りしたいですが。

 

こちらはフロント~サイドのウェザーストリップ。

なぜかぼろぼろで中の金属も露出してしまっており、役目を果たしておりません。

オーナーさんには早急な交換をお勧めいたしました。

フェラーリだと、こんな部品でも10万とかしそうで恐ろしい。いや、もっとかな。

追記:なんと18万円だそうです。国産車のちょうど10倍くらいと考えておけば心構えはバッチリ?

 

幌を分解していくと、かなりの数のリベットが骨組内に残ります。

そのままだと中で転がってカラカラうるさいので全て除去します。

たっぷり大量に獲れました。

 

こちらは骨組をつないでいるベルトですが、リベットが打ってあった穴が今にも引きちぎれそう。

 

というわけで、幌生地で当て布をして補強しておきました。

ガッツリ貼っておいたのでたぶん当分大丈夫。

 

今回の車両の一番の問題点はこれ。

幌格納部のリッド先端にあるピンなのですが、これの角度が悪かったもので・・・・・

リッドが閉まるとき、本来行くべき位置を外れ下にもぐりこんでしまい、

結果リッドが正しく閉まらず、あっちもこっちも幌骨組に接触しまくり、

リッド周辺が傷だらけとなってしまっておりました。

 

今回、我ながらナイスなことにこの部分の角度が左右で違っていることに気づき、

必殺手曲げ加工で角度を調整させていただいた結果・・・・

ちゃんと正規の位置に一発で納まるようになりました。

何回かテストを繰り返して確認しましたが、接触は解消された模様。

 

浮き気味だったリッドもきちんとツライチで閉まるようになりました。

 

というわけでいくつかの困難を乗り越え無事交換完了。

 

作業後、洗車をしていて気づいたのですが、

360のスタイリングは前に行くほど低くなる、いわゆるクサビ形の前傾姿勢。

エンジンフード周りも、前に行くほど下がっています。

で、下がったその先には幌が。

水は当然低いほうに流れるので、幌リアスクリーンの下のほうに水たまりが出来ます。

普通のクルマならどう考えてもまずいので排水どうしようか?と考えるところですが、

そこはさすが天下のフェラーリ様、何の対策も一切なく、ただ単純に水たまりが出来ます。

カッコいいは正義、かっこよければそんなことはどうでもいいのです!きっと。

 

また、2~3分アイドリングしたあと洗車をしたのですが、

エンジンフード横のメッシュ部分から少しでも水が入ると、

ブッシュアアアァァァーー!!と梨の妖精も真っ青の派手な音とともに盛大に蒸気が湧き上がります。

どうもエキマニカバーか何かに直接水が垂れているみたいです。

えっ?なにこれ?こんなのいいの?壊れない??と心配になりましたが、

オーナーさんは雨の日も走るといっていましたし、まぁきっと大丈夫なのでしょう。

 

なんというか、雨水に対する配慮とかがほとんどないのですね。

そんなもん、雨の日乗るなや、ガレージしまっとけ、的な感じなのか、

そもそも細けぇこたぁどうでもいいんだよ的な感じなのか。

とにかく、非常にさっぱりした、男らしいクルマでありました、フェラーリさまは。

私にとってはそんなバカっぽさ加減が非常に魅力的に映りましたが皆様はいかがでしょう?

 

なにより、自宅にフェラーリが置いてあるという事実の圧倒的高揚感。

最近、少々物足りないと感じていた得体の知れぬモヤモヤの原因はこれだったのか!!

やばいです、やっぱりフェラーリはすごいです。

王者の風格。

圧倒的存在感。

そしてバカっぽさ。

 

もし清水草一氏と出会ったら、その日のうちに言いくるめられて買ってしまいそうです。

スーパーロングフル暴利ローンで。

 

しかし、無理して買ったその先には、新しい何かが見えてきそうな気がする。

クルマ好き道の真理がそこに!?

 

例えばです、生涯賃金が2億円だったとしましょう。

そのうちの1000万くらい、中古フェラーリにつぎ込んでもいいのではないでしょうか?

というか、さらに前向きに考えれば、もうちょっとがんばって2億を2億1,000万にすればいいのです。

たかだか人生全体で5%アップですよ。

消費税ちょっと上がったくらいの?感覚で憧れのフェラーリがあなたのものに!

というかほっといたらそのうち誰だって死ぬのです。

どうせ死ぬならば色々やっといたほうがいい。

うちのじぃちゃんバカだからフェラーリ乗ってたんだよ、と後世まで語り継がれたい。

いよいよやばいとなったら売ればいいのです。

きっと半値の500万くらいにはなるでしょう。

 

というわけで、NDロードスターはどこへやら、

なぜか数段飛びでフェラーリに気が行ってしまった店長。

果たして家庭は、お財布は、将来は大丈夫なのか。

 

To be continued

こんにちは。

前から書きたいと思っていたのですが、

すごく大好きな工具があるので皆様にご紹介。

 

まずは基本中の基本、ドライバー。

ホームセンターで見かけたことがある人も多いでしょう。

ベッセルのNo.220F フリーターン ボールグリップドライバーです。

 

何がいいって、とにかく使いやすいのです!

ボール部分の径が大きく、包み込むように握れるので力が入りやすい。

押し回しがしやすいのでネジもナメにくい。

フリーターンを持って細い部分を回せば早回しも可能。

狭い部分でも使いやすいスリム&ロングなシャフト部分。

派手なカラーリングでよく目立つ。(結構重要)

そして何より安い。(数百円)

 

巷にはブランド品のような高級ドライバーが数多く出回っておりますが、

どう考えてもこちらのほうが圧倒的に使いやすいです。

数分の一の値段なのに。

しかも、安いから壊れたらまた買えばいいや、と思いきや全然壊れない。

非常にしっかりとした造りになっております。

頭でっかちな形状も、重心が手元に来るので取り回しが非常にいいです。

「ちゃんと自分で使ってみて開発した」感があふれ出ております。

結構多いのですよ、「あなたこれ自分で使ったことあるの?」と聞きたくなるようなダメ製品。

 

というわけで使ったことがないという方、安いので舐めていたという方、ぜひ使ってみてください。

機械・電気・木工、あらゆる分野において大活躍間違いなしの一品です。

 

 

続いてはあまり一般的ではありませんが幌交換ではよく使うこちら。

クリップリムーバーです。

こちらはエーモン工業のNo.1423。

エーモン工業はオートバックスなどに行くと主に電装関係の部品などでよく見かけるメーカーで、

あまり工具のイメージはない方が多いかもしれません。

恐らく電装関係→インパネ周り→内装はずし→クリップリムーバーが必要だ

的な流れで出来た製品なのではないでしょうか。

必要に迫られて生まれたであろう製品なので、非常に細部まで煮詰められた設計になっています。

まず首先の角度が絶妙。

スッと目的の場所に入り込み、最小限の動きで、最大限の力を発揮します。

また先端はかなり薄いのに非常に丈夫です。

本来の用途から外れた「こじ開ける」という動作も難なくこなします。

どんな無茶な使い方をしても、今まで一度も曲がったことはありません。

 

グリップは一見ツルテカで滑りやすそうに見えますが、

これまた形状が絶妙で使いやすい。

しかも断面が三角形になっているので回転方向にもグリップを発揮しやすく、

「ひねる」という動作もやりやすいです。

挿して、こじって、捻って、持ち上げて。

大体のものはこれ一本あれば外せる気がします。

 

ただ、一つ欠点は目立たないこと。

あれ?どこ行ったっけ?ということが多々あります。

赤いビニルテープでも張っておいたほうがいいかもしれませんね。

 

 

はい、というわけで、工具にはブランドなんて一切無用。

道具なんですから使いやすくてナンボです。

みなさんもぜひ実際に手にとって、お気に入りの工具を見つけてみてください。

 

それでは、また。

こんにちは。

今回は赤い車両特集(というほどでもない)です。

ワインレッドならばともかく、赤いボディはなかなか幌の色選びが難しいのです。

 

せっかく選べるのだから出来れば違う色に・・・と考えてしまうのが人情ですが、

決して無理に変える必要はありませんよ。

無難に、というか一番カッコいいのはやはり黒かもしれません。

 

こちらは比較的珍しいアウディA4の赤です。

元々の幌は黒で、交換後の幌も黒です。

 

うん、やはりとてもカッコいい。

あえて変えない勇気。

 

ちなみに、A4用幌のガラス周りはステッチも枠もなくなり、純正と同じ見た目になりました。

見た目は同じでも純正と違ってガラス脱落の心配はほぼありませんので、

かなりいいとこ取りな仕様になっております。

 

 

続いてこちらは赤のZ33。

最初バーガンディを検討されていたのですが、

赤×赤よりは少し色を変えたほうがいいだろうということで、ダークブラウンにしました。

 

スポーティでありながらシックな感じに仕上がりましたね。

 

はい、というわけで特集と言っておきながらたったの2台ですが、

つまるところ、赤いボディに無難に似合う幌は極めて少ない、というのが結論です。

 

もちろん、最終的にはオーナーさんの好みですのでどのような色でもOKですが、

私がさせていただくアドバイスは「純正でも設定がありそうな配色」をモットーとしておりますので、

上記2台のような無難なカラーをご紹介させていただきました。

 

それでは、また。

こんにちは。

今回はアルファロメオ・GTVスパイダーのご紹介。

今まで何台か施工していたのですが、写真を撮れたのは今回が初めて。

なぜ今まで撮れなかったかというと、いつも作業完了が夜だったからです。

今回は数日間お預かりして作業させていただいたので、

余裕を持ってじっくり作業することが出来ました。

 

というわけで仕上がりはこちら。

他の何にも似ていない、超独特なデザイン。

いいとか悪いとかいう次元を超越した、アルファだからこそ許される芸当。

例えばマツダが「はい、新しいオープンカーですよー」と突然出しても罵られまくること必至。

とうとう頭がおかしくなったか、と。

過去数十年にわたって斬新なデザインを前面に押し出してきたアルファの伝統があってこそ、

「はは、相変わらずだねぇ」と受け入れて貰えるのだと思います。

 

ヘッドライトこそ丸目ですが、その他は超直線基調。

幌もやけに角ばったシルエットになっている念の入りよう。

デザインはピニンファリーナなのですが、ややザガートっぽい雰囲気も感じられます。

 

ちなみにこの幌、現代の幌としては少々張りにくい部類です。

デザインを優先しすぎたのでしょうか?

ドイツ車系の超きっちりした幌と違って、やや手作り感を感じる設計です。

ただ、リアスクリーンの交換は比較的簡単なのでその点は評価できます。

 

それほど大きくないボディにV6の3.2Lですからトルクフルでとても走りやすいです。

鼻先が重いかな?と思いましたが、

車の入れ替えで家の周りを走ったかぎりでは思ったより軽快でした。

 

こちらは外した古い幌。

ステープル打ちまくりです。

こんなに打たなくても・・・笑

幌の固定にステープルを使うのはアメリカ系の幌に多いです。

幌システム開発はアメリカなのかな。

 

こちらはウェザーストリップ。

MADE IN CANADAです。

ロードスターの純正リップスポイラーもなぜかカナダ製なんですよね。

カナダに有力な樹脂パーツメーカーがあるのでしょうか?

 

 

さて、話は変わって、先日ついに届きました。

 

"マツダ ロードスター THANKS DAY in JAPAN"の招待状。

NDロードスター発表会となるイベントです。

めちゃくちゃ分厚い封筒に入っており、マツダの気合の入れようが伺えます。

しかもこのまま届いたわけではなく、ざわざわ別の厚紙封筒に入って宅急便で届きました。

 

3人分で申し込んだので3通入り。

ロードスターで行きたかったのですが3人は乗れないので別の車で行く予定。

これも分厚い上等な紙で出来ています。

 

中身。

この紙そのものが招待状となっており、裏にはシリアルナンバーが振ってあります。

「転売・譲渡は禁止」と注記もあります。

せっかくマツダが無料で招待してくれたのですから転売なんて下衆な真似はやめましょう。

 

開催日までいよいよ1ヶ月を切りました。

とても待ち遠しいです。

 

それでは、、また。

こんにちは。

連続しますが再びNCロードスターです。

新しい車種ですと色々と発見があるのもので・・・

 

ボディは私が最近好きなイエロー。

こういう濃いイエローいいですねぇ。

大好きです。

 

黄色にはやはり黒幌がかっこいいです。

周りからは「どうせ換えるなら・・・」と色々言われたそうですが、時には王道を突き進む勇気も必要です。

まぁ私の場合は幌屋なので、あえて換えた感丸出しな色にするかもしれませんが。

飽きたらいつでも換えられるのも幌屋の特権。

でも自分の車って全然やる気しないんですよね。

雨漏りしてても面倒なので放置。

 

生地はTwillfastIIなのでやや光沢があります。

同じ黒でもビニルとは全然違ってかっこいいです。

 

で、こちらが交換前の幌。

2009年式と比較的新しいので全体的に綺麗ですが、サイドの部分が破れてしまっておりました。

 

なぜここが破れるかと言うと・・・・

畳むときにかなり無理やり引っ張られるからです。

 

引っ張っている犯人はこのストラップ。

なぜ引っ張るかと言うと、畳んだとき幌の耳がボディ内に納まるようにするためです。

要は美観のため。

実用的にはなくても全く問題ありません。

そんな理由のためにまだまだ使える幌が駄目になってしまうなんて・・・・

破れていたら美観もへったくれもありません。

というわけで、まだ破れていないという幸運な皆様、こんなストラップさっさとちょん切ってしまいましょう。

 

ちなみにNBロードスターやMR-Sも同様の機能を有するストラップが付いています。

当方で取り付けた場合、NBとMR-Sはこのストラップは付けていません。

NCの場合はそこまで無理な引張りではないので、クロス生地の場合は一応付けています。

クロスですと折り曲げにはだいぶ強いですので。

 

で、過去2度ほどお伝えしたレインレールの排水口。

ぎゃあ!

なにやら泥がたっぷりと詰まっております。

第一関門のメッシュ部分をほぼ埋め尽くし、その下のスポンジフィルターも泥でぐちゃぐちゃです。

 

スポンジを外しました。

田んぼにでも埋もれてた感じ。

 

一通り掃除して水を流してみると・・・

流れない!

水が溜まってしまっているのがわかりますでしょうか?

針金でホジホジして詰まりを解消します。

 

で、洗ったスポンジを戻してメンテナンス完了。

スポンジはあんまり綺麗になっていませんが、泥は取れています。

 

というわけで、NCロードスターの排水口は私が確認した限りでは2度ほど進化しておりまして、

・何もなし

・メッシュ追加

・メッシュ+スポンジ追加

と色々な詰まり防止策が施されています。

 

が、今回の車両をみて分かったとおり、何をしても結局詰まってしまうようです。

もう小手先の対策はやめて、排水パイプを詰まりようがないくらい太くするとか、

簡単にメンテナンス出来るようハッチを付けるとかしないと駄目なのではないでしょうか。

2009年式のかなり綺麗な車両でもこんな調子ですので。

まぁちょっと土ぼこりの多いところではあるみたいですが。

 

というわけで、ちょっとホコリ多いかも?と気になっている皆さん、

漏れているような気配がないか注意深くチェックしてみてください。

構造的にここが溢れるとカーペットのほうへ流れていくはずです。

 

こんにちは。

気が向いているうちに更新ラッシュ。

  

さて、今回はまたNCロードスターです。

登場から年数が経って、最近は作業依頼もだいぶ増えてきました。

 

いままでビニル幌からの交換ばかりでしたが、今回はクロス生地からの交換です。

車両は初期型のVS、タン(ブリック)のクロス幌。

というわけで、交換理由はNCオーナーの間では有名なこちら。

シミです。

濡れているかのように見える黒いところが全てシミ。

初めて実車を見ましたが思っていた以上にひどいですね。

 

ここも。

 

ここも。

 

ここが一番ひどい。

ここまでくるともうシミというレベルをはるかに超えております。

 

シミが出ている裏には当て布が貼ってあるのですが、

その貼り付けに使っている接着剤の溶剤のせいで経年によりシミがでてしまうのだそうです。

Stayfast生地はアクリル繊維/ラバー/コットンの三層構造ですから、

裏側のコットン層からラバー層を突き抜けてアクリル層まで達するなんてよっぽどですね。

たぶん、絶対剥がれないように!と強力な接着剤を使って、それが裏目に出てしまったのでしょう。

 

ちなみに、シミ以外にはたいした損傷もなく、なかなかいい状態でした。

やはりクロスのほうが長持ちするのかな?

単に開けていなかっただけかもしれませんが。

 

唯一認められた傷?は幌後部継ぎ目のわずかな磨耗だけ。

ブリックの場合、黒い経糸(たていと)と茶色い緯糸(よこいと)により構成されているので、

茶色い横糸が磨耗すると、下にある黒い経糸が露出して黒っぽく見えます。

 

で、交換完了。

純正と同じStayfastのブリックで張り替えました。

屋内と屋外なので単純には比較できませんが、やはり新品は色が鮮やかです。

交換前はだいぶ彩度が低下してしまっていた感じでしたので。

 

やはりグリーンのボディにはブリックが一番!

 

NCの幌は綺麗に張りやすいし、構造も合理的なので個人的に好きな一台です。

好きな車両だと作業前のモチベーションも上がりやすいです。

 

やはり丁寧な仕事をするにはやる気が大事。

疲れていてはいけないし、時間に追われていてもいけない。

暑くても寒くてもダメ、気が散る要素もNG。

というわけで、いつもエアコンを付けたガレージ内でお気に入りの音楽やラジオを聴きながら作業しています。

「暑くても気合で!」というのは好きではありません。

作業環境が悪いと本来発揮出来るであろう力を確実に削がれてしまうと思います。

 

そういう観点で今一番気になっているのはガレージが狭いこと。

ドアをフルオープンしても横を余裕を持って通れるくらいの広さが欲しいのですが・・・・

狭いと、「あっち側に移動するのが面倒」というマイナスの心理が働いてしまいます。

結果無理な体勢になったりしてミスにつながる可能性が出てくる。

今後の課題です。

 

それでは、また。

こんにちは。

今回はS2000のご紹介です。

テーマは大人のS2000。

 

まずはこちら。

ボディカラーはミッドナイトパール。

青紫のような感じ?

幌はTwillfastIIのブラウンで裏地はベージュです。

 

 

この角度で見ると結構青っぽく見えますね。

スポーティ過ぎない大人のチョイスでかっこいいです。

 

続いてこちら。

ボディはほとんど真っ黒に見えますが、

ディープバーガンディという色でして、赤紫のような感じの色になっております。

しかし幌はバーガンディではなくダークルビーです。

落ち着いたボディカラーなので、幌も暗めなダークルビーがよく似合っていると思います。

 

夕暮れ時だったせいもあって、ほぼ真っ黒。

 

と思っていたら、オーナーさんがわざわざ色が分かりやすい写真を送ってくださいました。

 

 

こんな感じの色です。

ダークルビーと同系列の色であることが分かると思います。

 

 ブラウンっぽくも見えますね。

 

ガンメタのホイールで足元も引き締まってかっこいいです。

 

S2000は標準でType-Rと言われるほどスポーティな性格の割には、

実は結構お洒落系の色も多いのですね。

やはり新車価格ですとかなりの金額になる車両ですから、

リッチな大人の男性にも似合うボディカラーを設定していたのかもしれません。

 

私はというと、次は黄色がいなぁなどと考えています。

もちろん自分に似合うとは思っていませんが・・・

どうせなら目立ったほうがいいかなと。

 

それでは、また。

こんにちは。

今回はロードスター特集です。

 

まずはこちら。

NAロードスターの最終限定車、SRリミテッドにエバーグリーンの幌です。

オーナーさん、緑がお好きだそうで、車内にも緑グッズがたくさんありました。

 

緑LOVEならば同じSRリミテッドのスパークルグリーンメタリックならばパーフェクトグリーンですが、

白のボディとの組み合わせも緑が引き立っていいですね。

とても気に入っていただけたのでよかったです。

 

続きましてNCロードスター。

ちょっと分かりにくいですが、幌はTwillfastRPCのホットチョコレートです。

 

純正のタン(ブリック)よりも少し落ち着いた色で、高級感もあり大変よろしいかと思います。

 

ちなみに以前、NCのレインレール排水口は厳重だ、という話をしましたが・・・

どうも厳重になったのは途中のモデルからのようで、

こちらの車両はゴミ詰まり防止機構のないシンプルな排水口でした。

ということは、マツダも途中でまずいと思って改良したと言うことですね。

対策前の車両の皆さん、排水口の詰まりに気をつけましょう。

幌とベルトラインモールの間に葉っぱなどが落ちると中に入って詰まりの原因となりますので、

特に落葉の季節などはこまめに葉っぱを取り除くようにしましょう。

 

参考までに対策後の排水口はこちら。

最近はNCの幌交換依頼がかなり増えてきたので、車両の知識も段々蓄積されてきました。

やはりノウハウは何よりも大事ですので、色々探求していきたいと思います。

 

 

さて、私事ですが、マイNAロードスターも製造から18年が経過し、

あっちもこっちもだいぶくたびれてまいりました。

特に最近はオルタネータとACコンプレッサがダブルで調子が悪い様子で、

両方換えるとなるとかなりの出費となってしまいます。

クラッチ板もぼちぼち寿命だろうし、ラジエーターももうじき死ぬだろうし・・・・

どうしようかなぁ・・・・・・と考え中。

 

特定の条件下で見ると、今でもまだまだ綺麗に見えるときもあります。

こういう一瞬の輝きを見てしまうとなかなか手放せない。

 

子供らも大好き。

大人になったらロードスターに乗るそうです。

娘はピンクにしたいとか・・・・

 

と、色々考えていたところ、まだまだ先だと思っていたND型が9月4日に発表との情報を入手!

しかも発表会場は舞浜ということですぐ近く!(全国的に見れば)

というわけで、受付開始の7月4日の12:00ちょうどにウェブ上から申し込みをしました。

数分後に見てみるともう受付終了となっていたので、かなり競争率は激しかったようです。

平日朝っぱらの開催、しかも1200名の定員なので結構余裕かなと思ったのですが、

そこはさすがロードスター、熱心なファンを千人ちょっと集めるくらいは朝飯前だった模様。

 

ちなみに参加申し込みフォームの最後には、

「一言メッセージ(800字以内)」みたいなトラップが仕掛けてありまして、

多くの方はここで必要以上に時間を浪費してしまい、予約し損ねてしまったようです。

待ちに待ったNDロードスター、マツダからメッセージを求められたら断るわけにはいきません。

しかも800字以内と言われたら一言二言じゃなんだか申し訳ない。

そんな律儀かつ熱心なファンを無情にも振るい落とす、なかなかえげつないトラップです。

私はというと「待ってました!」と一言だけ書いて無事予約ゲット。

真心こもったメッセージじゃなくても予約が通るようで安心しました。

ちょっと迷ったんですけども。

 

さて、というわけでNDはどうなのか・・・

全く琴線に触れなければ今後も気兼ねなくNAに乗り続けることが出来ます。

やっぱり初代は偉大だぞ、と。

これはこれで、私にとっては好都合。

 

ただ、腰が抜けるほど超魅力的だったらどうしよう。

「お母さん(妻)、車買ってあげようか?」などと称して妻名義で無理やりゲットするのか。

しかし子供3人抱えて、新車のオープン2シーターなんぞ買っている場合ではありません。

 

 

いずれにしても、NC発表以来9年ぶりの一大イベント。

今から実に楽しみであります。

行ってきたらまた報告いたします。

こんにちは。

今回はMR-Sのご紹介。

白のボディに黒の幌と、ごく普通の組み合わせではあるのですが、

とにかくボディがぴっかぴかで印象深かったので掲載させていただきました。

美しい輝きが画像からは伝わらないのが残念ですが、とにかく新車のような、いや、それ以上の輝き。

使っているワックスはマンハッタンゴールドだそうです。

ボディがピッカピカならば、あとは幌さえ換えれば新車同様。

オーナーさんも大変喜んでくださいました。

 

幌もとても綺麗に張れました。

ちなみにオーナーさん、幌はあまり開けないそうです。

開けなければ幌もほとんど痛みませんので、長い間美しい幌を楽しめると思います。

 

夕日を浴びて・・・・

ボディの輝きが少しは感じられるでしょうか。

 

ちなみに、こんな綺麗な車両ですが、左の排水口が完全に詰まって水たまりになっていました。

いくらボディを磨いてもココだけは磨けませんから仕方がないところですね。

網を外して、細い棒を突っ込んで詰まりを解消します。

上手くいくとゴボゴボっと一気に開通し、下からヘドロがたくさん出てきます。

 

でも、一切排水されないほど完璧に詰まっていたのに、何故か車内には漏れた形跡なし。

はて、どういうことか?と思い色々観察してみると・・・・

なんと、メインの排水口の上のほうに、もう一つ予備の排水口がありました。

今まで数十台のMR-Sを見てきましたが、全然気付きませんでした。

ご丁寧に排水パイプも別系統となっている念の入れよう。

これのおかげで室内に浸水せずに済んでいたわけですね。

 

しかし、ここも詰まると今度はさすがに車内に浸水します。

流入先はリア収納ボックスの裏側。

そこにあるのはECUとトランスミッションコントローラ(シーケンシャル仕様車)。

車の頭脳ともいえる大切な部品がなぜこんな危ういところに??

もうちょっとどうにかならなかったのかなぁという印象です。

 

以前一度トランスミッションコントローラが完全に水没しているのを見たことがあります。

ちゃっぷんちゃっぷん池が出来上がっておりまして、文字通り完全に水没。

しかも錆だらけ。

にもかかわらず、とりあえずちゃんと動いておりました。

(さすがにたまにギア抜けがあったそうですが)

コネクタ周りを見ると、接点の隙間を樹脂で完全に埋めてあり、内部には浸水しない構造になっておりました。

ちゃんと水没も考慮して設計されているんですねぇ。

 

で、長くなりますが、オーナーさんからいただいたお土産。

その大きさとどこかで見たようなボトル形状から「え?ブレーキフルード?」と思ったのですが、

モンスターエナジーの本国仕様・ビックボトルバージョンでございました。

さすがアメちゃん、栄養ドリンクもバカでかい。

一度では飲みきれないので、数回に分けて飲みました。

 

ちなみに本国仕様は見てのとおりタウリンを配合しております。

これが結構疲れに効くのですよ。

私が疲れたときに愛飲している栄養ドリンクもタウリン3000mg配合。

ここぞというときにかなり無理が効きます。

多用しすぎると後で反動がどっと来ますが・・・・

 

日本仕様の場合、薬事法だかなんだかの関係でこのタウリンが入っていません。

タウリンが入っていると医薬品扱いになってしまうのだそうです。

というわけで、日本仕様はタウリンをアルギニンに置き換えて販売しております。

 

それにしてもこんなものをいったいどうやって日本国内で・・・?

それとなく軍部の存在を匂わすオーナー氏。

果たして何者なのか。

こんにちは。

Z33ロードスターの最大の弱点ともいえるリアのモーター。

今回の車両は幌張替え時よりかなり動きが怪しい感じだったのですが、

ついに完全に動かなくなってしまったとのことなので駆動部ASSYを交換いたしました。

 

リアのこの部分に入っています。

写真は既に取り外した状態です。

 

上が元々付いていたほうで下が新品。

写真では分かりにくいですが、古いほうは金属部が金色で、新しいほうは銀色です。

型番も少し違うので途中で改良されたのかもしれません。

ちなみに金額は4万いくらか。

モーターが駄目なだけなんですが、ASSYでしか部品が出ませんので非常に割高です。

 

交換完了。

無事元気に動くようになりました。

なお、寿命間近になるとモーターがチリチリ言うようになります。

電流がリークしているような感じ?

 

古いモーターを分解してみると・・・・

カーボンだかなんだか知りませんが、黒い粉が大量に付着しています。

 

ブラシからの電流を受ける整流子にも黒い粉がびっしり。

整流子同士の隙間が完全に埋まってしまっております。

これが原因でショートしてしまい上手く動かないのでしょうか?

逆に言えば、クリーニングしたら元に戻るのか。

モーターは専門外なのでよく分かりません。

誰か詳しい人がいたら教えてください。

 

それでは、また。

 

こんにちは。

今回はS2000のご紹介。

黒のボディにブリックの幌です。

スポーティ過ぎない絶妙なバランスでとても似合っていると思います。

オーナーさんも大変気に入ってくださいました。

 

ロードスターとS2000ではお尻の厚みが全然違います。

S2000のトランクは深さ方向が結構ゆったりしているのですが、

ロードスターのトランクはペッタンコで箱物はほとんど入りません。

 

ブリックはレンガのことです。

というわけで、レンガとよく合います。

このアングルで見ると、S2000のフロントサスはストロークする余地がほとんど無いことがわかります。

さすが硬派な車ですね。

 

ちなみにオーナーさんは元プロレーサー。

色々お話を聞けて楽しかったです。

きっとS2000の性能をフルに活かした走りが出来るのでしょうね。

わたしも一度はサーキットに行ってみたいものですが、なかなか時間が・・・

あとやっぱりお金もかかります。

ブレーキパッドも1日で使い切ってしまうとか。

どれだけハードな走りをするんでしょう。

 

それでは、また。