★店長日記★

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ご無沙汰しております。

今回は非常にぶっ飛んだ1台をご紹介。

 

なんだあれは!

 

実物大チョロQ?

 

山盛りオーバーフェンダー!

 

バットモービルご来店

全幅は驚きの2.2メートル。

 

よく見るとホイールと同じデザインのステアリングホイール。

 

逆ヒンジドア!

ぱっと見乗りやすそうかと思いきや、超乗りにくい&降りれない。笑

建て付けは意外なほどしっかりしています。

これだけいじっているのに細部に手作り感がないのがすごいところ。

 

というわけで、ほとんどの人はなんだか分からないと思いますが、

フェアレディZ (Z33)をベースにしたワンオフのカスタムカーです。

ちなみにヘッドライトとボンネットはポルシェ・パナメーラ。

 

リアタイヤは驚きの405/25R24(だったかな・・)

あまりの大口径っぷりに、自転車か!と突っ込みたくなります。

もはやタイヤというかホイールにゴムバンドが巻きついている感じ。

 

テールライトはポルシェ・911(991型)より流用。

ちゃんとライトのデザインに合ったボディ造形になっているのがすごいです。

少し前まではリヤもパナメーラ風のデザインになっていたそうですが、

躊躇なくそれを廃し次のステップへ進む度胸はさすが。

 

オーナーさん曰く、かかった費用は「ポルシェが新車で買えるほど」だそう。

自分でデザインを考案して持ち込むらしいですよ。

それをCADで図面にしたり、3Dスキャナで実車計測してでどうとかこうとか・・・

もっと手作り感漂う作業なのかと思いましたが、かなりハイテク化が進んでいるのですね。

 

 

欲しい車が無いなら自分で作る!

自分の求めるものをひたすらに追求し続ける姿勢はまさにカーマニアの鑑。

私も一応「人と同じは嫌」ということでマイナーな車ばかり選んでおりますが、

なんだかもうどうでもよくなってくるほどのぶっ飛び具合。

 

ちなみにここまで改造しても幌はノーマルですので難なく交換完了。

生地はStayfastのバーガンディです。

 

それでは、また。

ご無沙汰しております。

梅雨が明けて夏本番となりましたが、今のところ千葉は比較的過ごしやすい気候が続いております。

ただ、あまり涼しいと米が不作になってしまうのでやや心配ですね。

そんな我が実家は米農家。

 

 

さて、今回はNBロードスターのご紹介です。

まずは交換前。

純正の黒ビニル幌です。

これはこれでまぁ悪くないですね。

ちなみに今回はお客さんがDIYにて作業を行いました。

 

で、交換後。

ダークルビーの幌です。

ガラスの下のほうが少々シワになるとのご相談をいただきまして・・・・

 

内部の写真を拝見したところ、セットプレートのナットがもう少し締められそうです。

ここの力加減はなかなか難しく、締め足りないと雨漏りやシワが発生しますし、

締めすぎると止水用のエプトシーラーが完全につぶれて止水力が低下してしまいます。

 

 

で、増し締めを行ったところ、

無事解決。

ワンピースらしいきれいなカーブを描くようになりました。

 

 

 

土手と田んぼの緑が美しい光景は我が故郷とよく似ております。

ただし私の実家は関東平野なので全く山が無く、どこまで行ってもひたすら田んぼです。

山が見えるこちらのほうが風情があっていいですね。

 

前から。

ホイールは某有名ショップさんプロデュースのエンケイRPF1・14インチでしょうか。

いいですね、私もこれをブロンズに塗装して履かせたいです。

さてさて、こちらのボンネットを開けてみると・・・・

 

 

ロマン輝くエンジンルーム。

なんと全部手磨きだそうです。

ヘッドカバーはまだしも、インマニなんて元々かなり荒い仕上げだったはず・・・

あれを手でここまで磨き上げるとはまさに車好きの鑑!

私も見習いたいものですがどうも地道な作業は苦手でして、

洗剤でもなんでもサッとひと拭き簡単キレイみたいなのが大好きです。

まぁ皆様ご存知のとおり、そういった謳い文句の製品は大抵期待を裏切るものですが...。

 

ところで簡単キレイといえばケンタッキーでもらえるオシボリ。

あれが結構すごいのです。

チキンを食べてベッタベタになった手でも、

あのオシボリでひと拭きすると何事も無かったかのように指先がサラッサラになってしまいます。

いったい何が入っているのでしょう、アルコールだけではあそこまでいかないはず。

きっとみんなに気軽にチキンを食べてもらえるよう特別に開発したのでしょう。

何故かたまに食べたくなるなるケンタッキー。

でもちょっと高い気が・・・

系列のピザハットも高い。

もう少し値下げしてくれたらいいのになぁと思います。

こんにちは。

今回は初のメルセデス・ベンツとなる、R107型 500SLのご紹介です。

R107ってどれだっけ?という人が多いと思いますが、こちらでございます。

どうでしょう、とてもかっこよく決まっております。

これの次のモデル、R129からは一気に四角くなり近代的なデザインになっておりますが、

こちらのモデルはまだ古き良き時代のメルセデスの面影を残しておりまして、

クラシカルな雰囲気と機械的な信頼性のバランスがちょうどいいモデルだと思います。

 

ちなみに一見すると純正っぽく見えますが、ホワイトリボンタイヤやスポイラー等、

細かい部分にモディファイが加えられ、よりクラシックな雰囲気に仕上がっております。

このあたりはオーナーさんのセンスが光っておりますね。

オーナーさんはファッションセンスもバッチリで、

人によっては嫌味に取られかねないメルセデスのオープンを非常に品よく乗りこなしておられました。

私もこのような車が似合う人間になりたいものですが、まだまだ熟成が足りません。

目指せナイスミドル。

 

リヤは3分割窓になっております。

見た目は1つ窓のほうがすっきりしておりますが、

こちらの場合斜め後ろの視認性が非常に高く、とても乗りやすそうでした。

安全性を重視するメルセデスらしいデザインですね。

最新のモデルでは、ヘッドライトの点灯忘れを防ぐためOFFスイッチが無かったりします。

ユーザーにとって危険性のある選択肢を最初から与えないという姿勢は素晴らしいですね。

 

 

なお、今回初めてこの時期のメルセデスに触れましたが、

細部の作りこみ、部品のクオリティがとにかく高いことにびっくりしました。

まさに「Das Beste oder nichts(最善か、無か)」のスローガンを地で行っている感じです。

幌の骨組み一つとっても錆びが殆どありません。

なぜなら最初から錆びにくい材料をチョイスしているから。

メッキパーツのクオリティも異常に高く、剥がれや浮きが全く見当たりません。

 

最近のモデルでは例えSクラスであっても機械的な作りこみに感心することはあまりありませんが、

今回のお車を見て、これがメルセデスかぁ~と妙に納得してしまいました。

オールドメルセデスの魅力に目覚めてしまいそうです。

いやいや、非常にいいものを見させていただきました。

オーナーさん、今後ともよろしくお願いいたします。

こんにちは。

手のほうはだいぶ良くなってきまして、無理の無い範囲で作業を再開しております。

それにしても骨折してからまだ2週間弱。

完全骨折だったのに、結構早くくっつくものなのですね。

三十年来の牛乳好きがここに来て真価を発揮しているのか?

もう添え木なしでもぶっつけたりしない限りは問題ありません。

調子に乗っていると痛い目に遭いそうですが・・・

 

さて、今回ご紹介するのは骨折前の作業案件です。

もう2度とやりたくない!と思っていた車両の2台目。

そう、ポルシェ968です。

だいぶ慣れてきましたよ。

が、やはりかなり手間がかかるので次からはちょっと工賃を値上げするつもりです。

精神的にS2000とかの3倍くらい大変な感じ。

 

この赤っぽいオレンジは珍しいですね。(968自体も珍しいですが)

とてもお洒落ないい色です。

でも人によっては少し違う印象を受けるみたい。

赤系は特に個人差が出やすいようですね。

自分の見ている世界が正しいとは限りません。

私の場合でも、右目と左目で若干色味が違って見えます。

 

このリヤクウォーターの立体的カーブ、毎回うっとりします。

この複雑なカーブをシワなく仕上げるにはどうするか?

正解は、とにかく思いっきり引っ張って張る。

ただそれだけですが、「これ、絶対無理でしょ!」ってくらい引っ張らないとならないので非常に大変です。

 

ちなみにこちらのオーナーさんはこの幌を閉めた時のスタイルを大変気に入っているそうで、

基本的に開けずに走ることが多いのだそうです。

ですので、今回ノーマルの黒からブラウンに変更したことでよりお洒落に仕上がり、

思い通りの車に一歩近づいたとのことでした。

やはり閉めても美しいことがソフトトップ車の特徴ですからね。

オーナーさんのようなこだわりも十分理解できます。

 

ここを見ている方はみなさんソフトトップ車乗りでしょうから言ってしまいますが・・・・

やはりメタルトップ車は中途半端であまりかっこよくありません。

クーペのような美しいルーフラインを描くでもなく、

ソフトトップのような上品で軽やかな雰囲気を醸し出すでもなく。

・・・とか言っておきながら、

ある日突然メタルトップ車を買ったりするかもしれませんので、その際は何卒ご容赦ください。

日々心は揺れ動きます。

こんにちは。

前回書きました骨折の件ですが、

・左手小指 基節骨 完全骨折

・左手薬指 末節骨 圧迫骨折 および爪の剥がれ

ということでして、思いがけず薬指も骨折しておりました。

爪が剥がれてしまうのも精神的に痛いですね・・・見た目もあれだし、何かと不便そうです。

まぁ、作業自体はなんとか出来そうなので、だましだましやっていきたいと思います。

もともと遅いペースがさらに遅くなりますが、何卒ご容赦くださいませ。

 

ちなみに手術は回避しました。

小指の場合多少曲がっていても影響が無いのと、

手術すると指へのダメージが大きく、手術前後ほとんど何も出来なくなってしまうためです。

最初は骨折による精神的ダメージも結構大きかったのですが、

ちょっと慣れてくると折れた指を色々調整できることに楽しみ(?)を見出し、

自分なりに色々角度をいじって、まっすぐになるよう調整しています。

職人魂じゃないですけど、アルミ製添え木の角度を細かく調整しまして、

かなりいい感じに固定出来たのではないかと思います。

勝手にいじったので先生に怒られそうですが。

 

ちなみにキーボードは残った指でだいぶ器用に打てるようになりました。

ただ、固定された小指が関係ないキーを押してしまうので、、

小指があたる部分のキーを外してしまいました。

どうせほとんど使わないキーですし。

それにしてもキーが汚いです。掃除をせねば。

 

次回からは幌ネタに戻る予定です。

それでは、また。

たまには家族サービスを・・・

ということで、福島県某所へ遊びに行ってきました。

 

道中、妙なカラーリングの車を発見。

 

上に何やら載ってます。

あれはもしや!?

 

そう、プライバシーなどなんのその、

法律は後からついてくる、といわんばかりの時代の寵児、

googleストリートビューカーでした。

 

うちの前も通っているようですが、実車を見たのはこれが初めて。

それにしてもスバル・XVとはまた渋いチョイスです。

訂正:普通のインプレッサでした。

この後姿は個人的にもなかなか好みです。

ちょっと先代BMW・3シリーズに似ている気もしますが。

 

何はともあれ、希少なものが見れてラッキー!

その後の予定も滞りなく進み、子供たちも大満足、さて帰ろうかというその瞬間・・・

 

雨で濡れたタイルで滑ってコケました。

子供を抱っこしたまま。

 

しかしそこはやはり親の本能なのか、わが子はパーフェクトに防衛成功。

傷一つないどころか、人が豪快にコケてるのに寝たまま起きやしない。

うむ、我ながら素晴らしい危機管理能力と思いつつも鈍く痛む左手を見ると・・・

 

なんか小指曲がってますがな。

 

でも不思議とそんなに痛くありません。

きっと骨折していればもっと痛いはず。

そもそも小指の骨みたいにちっこいのなんて、折れるくらいなら先に脱臼するだろう。

うん、そうだ、脱臼したに違いない。

と自分に言い聞かせ、福島から千葉まで曲がった指でロングドライブ敢行。

ほんのり痛いせいで眠気も吹き飛び、千葉まで無事到着。

のんきに自宅でご飯を食べてから曲がったのを治してもらいに夜間救急外来に行くと・・・・

 

完全骨折

 

パーフェクトです、左手小指、先から数えて3番めの骨が完全に断裂していました。

それまでたいして痛くなかったのですが、

「はい、真っ直ぐにもどすよー、痛いからねー」と先生がゴキッとやった瞬間、

あまりの激痛に思わず笑い転げました。

極度に痛いとなぜか笑ってしまうのです。

それからずっと痛い。ドクターめ。笑

 

仮固定。

明日もう一回いってきますが、たぶん手術が必要らしいです。

 

まぁ利き手が無事だったのが不幸中の幸いです。

何より子供も無事でしたし。

骨折してなかったら眠くて帰りに事故って死んでたかも知れません。

 

というように、人生に関してはポジティブなので怪我自体あんまり気にしてないのですが、

幌の取り付けどうしよう。。。

右手と左手3本指で果たして出来るのか?

 

皆様、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんが、

医師の診断を待って報告させていただきますので、申し訳ありませんが少々お待ちください。

それと長々と日記を書いておいてこんなこと言うのも何ですが、

片手が使えないので文字入力に非常に時間がかかります。

いつも遅れがちなメール返信がさらに遅れるかもしれませんが何卒ご容赦ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

こんにちは。

ここ最近千葉ではだいぶ過ごしやすい気候が続いております。

時期に梅雨がやって参りますので、今のうちにオープンカーを満喫しておきたいですね。

 

さて、今回は同系色でまとめたS2000を2台御紹介。

 

まずはこちら。

お客さまのほうで取付を行いました。

赤のS2000にバーガンディの幌です。

赤と黒だけでまとめてあるので派手めな色ながらもまとまりがあっていいですね。

 

後ろ姿は大型のリアウィングのせいもあって"レッドデビル"といった感じです。

 

憎き黄砂・・・・・

たった一日でこんな感じだそうです。

ただ、ボディと比べると幌のほうは全然目立ちませんね。

ボディだとどうしても水玉が出来てしまうので、乾くとご覧の有様です。

最近は黄砂もだいぶ落ち着いてきて一安心。

 

さて、次の1台は、

シルバーのボディにTwillfastRPCのバサルトグレーです。

 

生地サンプルで見るとかなり濃いグレーに見えるのですが、

実際車体につけてみるとシルバーよりちょっと濃いくらいな感じです。

これが「面積効果」です。

面積が広いほどより明るく、より鮮やかに見えます。

この現象を極力緩和するため大きめの生地サンプルを用意しておりますが、

それでもやはり付けてみるとだいぶイメージが変わります。

皆様、色選びの際はぜひ「面積効果」を念頭においてお選びください。

 

都会的(?)な感じに仕上がりました。

S2000のメカニカルなイメージによく合っているのではないかと思います。

さて、ここ最近は当店に入庫するS2000も10万キロを超える車体がだいぶ増えてきました。

ですが、しっかりメンテナンスしてある固体は10万キロを超えてもまだまだ元気ですね。

今までS2000だけで何十台も交換しておりますので、

移動のためちょっと転がすと「あ、しっかり調整してあるな」とか

「ちょっとバランス悪いな」とかなんとなくわかるようになりました。

 

また、年式的に幌のほうも1回くらいスクリーンを替えている場合が多いのですが、

たいてい、どこかしらビスが無くなっていたり、クリップの場所が違っていたりします。

「店長め、間違えたな」と思われたくないので、

間違っているものは正しい位置に戻し、足りないビスは別のもので代用しておきます。

 

それでも部品が足りない場合はオーナーさんに最初から無かった旨を伝えますが、

数年後事情を知らない誰かの手に渡って、

「あ、この幌交換したやつ腕が悪いな」と勘違いされるのではないかと密かに心配しております。

 

「部品をなくしたのは私じゃないですよ by店長」

としたためた書簡を内装の中に仕込んでおこうかと考えている今日この頃です。

こんにちは。

ここのところ非常に忙しくしておりまして日記用の写真がたくさん貯まっております。

わざわざお写真を送っていただいた皆様、なかなかご紹介できずに申し訳ありません。

随時掲載していきますのでどうか気長にお待ちください。

 

 

さて、というわけで今回はちょっと珍しいケースのご紹介。

 

幌自体はブルーの車体にダークブルーの幌と、よくある組み合わせなのですが・・・

 

ガーン!

ガラスがロールバーにつっかえて幌が開きません。

 

そんな時は・・・

 

まずリアガラスのジッパーを開けまして・・・・

 

なんとビックリ、ガラスを外側に出してしまいます。

 

で、ガラスを出した状態で幌を畳むと、

おお!ちゃんと畳めました。

 

 

しかも、なんちゃってエアロボード状態。

これは予想外の展開、まさかの第三形態です。

 

でもこのままだとガラスが風で倒れそうなので・・・

 

前方向へ寝かせておきます。

ちょっと珍妙な感じもしますが、ちょっと走ってみた限りでは特に問題はありませんでした。

 

それにしても今回テストという名目のもと久しぶりにロードスターに乗りましたが、やはり非常に楽しい!

思わずにやけてしまう楽しさは他の車ではそうそう味わえません。

特に1.8Lだと低回転トルクもしっかりあって非常に乗りやすいです。

3速1500回転からでもちゃんと加速していきますよ。

高回転までキンキンに回せる車もいいのですが、

私はロードスター独特の緩さ加減が性格に合っていて大変気に入っています。

 

というわけで「やはりロードスターに乗りたい!」と思いロードスター復活貯金を始めました。

壊さないと開かない貯金箱は決意の証。(お菓子の箱ですが)

心を鬼にして、財布の中身を次々と投入していきます。

左の黒いほうを復活させます。

白いのは保管用。

半年以内にはどうにかしたいと考えておりますので、

ロードスター仲間のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

 

なお、話は戻りまして今回のケースはたまたま開けることが出来ましたが、

物によってはどうにもならないケースもあるかもしれませんので、

ロールバーが付いている方は必ず事前にお知らせくださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。

今回ご紹介するのはNAロードスター最後の限定車、SRリミテッドです。

SRの意味はSayonaRaリミテッドであるとも言われる、少々哀愁漂うモデルです。

 

ちなみにSRリミテッドには2色のボディカラーが用意されていました。

限定車以外でも元々設定のあったシャストホワイトと、

このモデル専用のカラーであるスパークルグリーンメタリックです。

(ただし、ランティス等には同じ色の設定がありました。)

 

今回ご紹介するのは後者のスパークルグリーンメタリックです。

若干青みがかったような絶妙な緑色に合わせて、Stayfastのエバーグリーンをチョイスしました。

 

どうでしょう?

色の濃さこそ違いますが、色味的にはほぼ完璧にマッチしていると言えるでしょう。

 

過去最高レベルのベストマッチですねとお伝えしたところ、オーナーさんも大変喜んでいました。

お世辞抜きでそう思います。

幌以外がシンプルなコーディネートなので、それも良かったですね。

 

ちなみにグリーン系はそれほど需要がないのにもかかわらず、

微妙に色合いの異なる数種類の生地が用意されています。

今回オーナーさんはたまたまお近くでしたので、直接ご来店の上サンプル帳にて確認していただきました。

この微妙な緑色は写真ではなかなかお伝えすることが出来ません。

サンプル帳の本領発揮といったところでしょう。

 

というわけで、サンプル帳はとても役に立っております。

貸し出し用は5部しかないので度々品切れとなってはおりますが、

コーディネートにこだわりのある方はぜひご検討くださいませ。

幌とは関係ないのですが・・・

最近、Googleマップのストリートビューで色々な街を探索しています。

学生時代を過ごした街を見てみたり、

いつか行った思い出の場所へ記憶を頼りに行ってみたり。

 

で、アメリカの街を探索していると・・・

(行ったことはありませんが)

道路になんか垂れてます。

 

綺麗なオフィス街でも・・・

お構いなしに垂れてます。

 

信号の手前なんかですと、

もう惨憺たる有様。

 

原因はだいたい察しがつくかと思いますが、この写真を見れば犯人はほぼ確定できます。

前向き駐車が基本のアメリカ人。

ちょうどエンジンが来る位置が例外なく真っ黒。

そう、エンジンオイルが漏れているのです。

 

日本なんかだと、地面に垂れるほど漏れていたら大騒ぎです。

目を皿のようにして漏れている箇所を特定し、

必要があればエンジンをバラしてまでシールを交換し漏れを止めようとします。

そしてもしその対策に多額の費用がかかることが判明した場合、

多くの人は「あぁ、この車はもうダメだ」と買い換えてしまいます。

 

ところがアメリカ人の場合は、

「オイルが漏れたならば足せばいいじゃない」

という至極単純かつ合理的な思考に基づき行動しているようで、

漏れた結果道路がどうなるかはあまり眼中にありません。

彼らは1台の車で20万キロや30万キロ余裕で走りますので、

オイル漏れ程度でいちいち修理していたらやってられないのでしょう。

日本のように厳格な車検制度がないというのも影響しているかもしれませんね。

 

日本人とアメリカ人、どちらが正しいと言うことはできませんが、

国によってずいぶんと違うものだと実感した次第です。

 

今回はポルシェ911(996型)のご紹介です。

当店ではこれで確か6台目の施工だったと思います。

よくご依頼いただくので「996カブリオレって沢山売れたんだな」と思っていたのですが、

オーナーさんが言うには、実はそんなに多く日本に入っているわけではないそうです。

もともと数が少ないため幌交換の情報も少なく、

ネットで検索しても当店を含め数店舗しか引っ掛かりません。

そのため「996の幌交換が出来るお店」として広く認知いただいているようです。

大変光栄なお話です。

 

そんな中での今回の車両、いつもとはちょっと違うご依頼です。

オーナーさんが既に幌をご自身でばらしておりまして、

取り付けのみお願いします、ということで入庫いたしました。

 

というわけで・・・・

ネジ類も最初から外した状態です。

996には多数のネジ類が使われておりまして、それぞれ長さや径、ピッチが微妙に異なります。

経験豊富な当店ですが、さすがにどのネジがどこに付くか完全には記憶しておりません。

ですので形状ごとに分類し、個数やピッチを元にどこのものだったか割り出していきます。

 

悩むこと小一時間・・・・・

全て分類完了しました。

その結果、いくつか欠品していることが判明。

手持ちの似たようなネジで対応することとします。

ちなみに自分で外すときは、同じグループのネジを一箇所だけ車両側に戻しておくようにします。

そうすれは取り付け時にはそれを元に同じネジを探せばいいだけですので、

確実に元の位置に戻すことが出来ます。

 

幌の左右をつなぐスプリングも欠品していたので別の部品で対応。

本来はもっと長いものが1本付いているのですが、市販でそのような特殊なものはありません。

ですので、今回はホームセンターで見つけた少し短めのものを2本つないで代用しました。

張力もちょうど同じような感じで、機能的に全く問題なく仕上がりました。

 

それとスプリングを覆うカバーも欠品していたので幌生地で製作。

 

純正状態と比べて遜色ない状態に仕上がりました。

このあたりは元の構造を知っている人間でないと対処のしようがありません。

たぶん日本中で私を含め数人しか出来ないだろうと自負しております。

 

996のリアスクリーンはプラスチック製ですぐ傷がつくので、しっかり養生してから作業します。

あと、無理をするとモーターの焼き付きが起きるらしいので要注意。

もし作業中に壊れたら・・・寿命で壊れたにしてもどうしたって私が疑われてしまうので恐ろしいです。

ちなみに今回は私が作業する前に壊れたそうで、修理費が二十数万かかったそうです。

 

で、完成。

緑の中をなんちゃら、真っ赤なポルシェです。

NHK紅白歌合戦では商業的な固有名詞はNGとのことで「真っ赤なクルマ」と歌ったとか。

う~ん。

 

ホイールも黒、幌も黒。

いい感じにまとまっております。

 

テールランプも黒っぽい社外品に交換してあります。

先日の黒いロードスターでもそうですが、色数を少なくすると非常にすっきりまとまりますね。

 

ちなみに、現在7台目が入庫中。

ぼちぼち996交換実績日本一になれそうな気がしますので頑張ります。

自分で言うのも何ですが、やはりノウハウは大事です。

 

それでは、長くなりましたが、また。

こんにちは。

今回は珍しいS2000のご紹介です。

 

S2000といえば走行性能優先の硬派なスポーツカー。

ラグジュアリーとかゴージャスとか、そういったものとは対極の位置にあります。

しかし、ロードスターのVスペシャルやMR-SのVエディションのように、

クラシック&ラグジュアリー感のある車両を求める客層が一定数いるのも無視できない事実です。

 

というわけで、新型車効果がひと段落した2002年、

そういった客層に向けて登場したのが今回ご紹介する特別仕様車、

その名もS2000 GIOIRE(ジオーレ)でございます。

詳しくはホンダのウェブサイトへ

 

じゃん。

純正はノーマルの黒い幌でしたが、内装色に合わせてブリックの幌をチョイスしました。

※内装が最大の見せ場なのですが、お客さんの車なので中までは撮っていません。

どんな内装かはぜひ調べてみてください。

 

どうでしょう?

スパルタンなデザインのS2000もコーディネート次第ではこんなに色気が出てきます。

 

古典的な雰囲気でありながら走りは一級品というギャップがいいですね。

 

オーナーさんはとても礼儀正しい好青年。

私はお引渡しに立ち会うことが出来なかったのですが、

大いに喜んで帰られたとのことで、私としても大満足の一台でした。

 

それでは、また。

 

<追記>

 

オーナーさんが素晴らしい写真を撮って送ってくださいましたので紹介させていただきます。

 

店長の面目丸つぶれの素晴らしい写真!

ドアの内張りにご注目ください。

キルティング加工されたレザーを張った非常に豪華なつくりになっております。

 

ここはいったいどこなのでしょか?

わざわざ欧州で撮影してきたかのような素晴らしい背景。

レンズのボケ味も大変いい感じです。

 

そして、

満開の桜の下でのナイトショット。

お引渡しの翌日、こんなに色々撮って送ってきてくださいました。

ノリノリで写真撮影に臨むオーナーさんを想像すると非常に微笑ましく思います^^

わざわざありがとうございました。

 

以上、S2000 ジオーレのご紹介でした。

今回は季節感あふれる写真を紹介させていただきます。

DIYにて取り付けされてたお客様が店長日記用にと送ってくださいました。

 

一面の菜の花畑での一枚です。

チョイ悪そうなロードスターと、やさしい黄色のコントラストが絶妙です。

ちなみに幌はバーガンディです。

バーガンディはダークルビーよりも派手目の色ですが、意外と嫌味にならないいい色ですよ。

 

全体が黒と赤のみのシンプルな構成なのがいいですね。

非常にまとまりがあってよろしいかと思います。

 

アップで。

とても綺麗に張れていますね。

ワンピースは上手く張れたときのピッシリ感がたまりません。

赤いシートとのマッチングもばっちりです。

 

ところで菜の花畑ってよく見ますけど、「菜の花」をわざわざ育てているんでしょうか?

それとも何らかの菜の花系作物を育てた名残ですかね。

ちなみにわが故郷埼玉県某町も菜の花の咲き乱れる土手で有名です。

ドラマの撮影なんかにも使われております。

 

 

ついでにもう一つ、ロードスターのご紹介。

こんなのもありますよという一例。

 

大変珍しい、恐らく世界で一台の組み合わせ、水色のボディにグリーンの幌です。

明るいうちに作業が終わらなかったので作業場内での撮影です。

 

こちらもピシッと張れております。

もうちょっとアップで見てみると・・・・

 

ステッチをボディにあわせて青に変更してあります。

こちらのオーナさんはお洒落なおじ様といった感じのお方。

服をコーディネートするように、幌のチョイスもファッション感覚で。

皆様も型にとらわれないお好きな色をチョイスしてみてはいかがでしょうか?

そのほうが日記のネタにもなります。笑

 

それでは、また。

前回ボクスターの施工実績がないと書きましたが、幌単体で販売したことはあります。

それを読んでくださったのか、それともただの偶然なのか、

ちょうど取り付けが終わったとのことで、お客さんが写真を送ってくれました。

 

996とよく似たヘッドライト。

実はコストダウンを図るため同じ形のものを採用しています。

そういえば後期型ランボルギーニ・ディアブロのヘッドライトはZ32の物を流用していました。

前期オーナーが私的に改造しているのを見た関係者が「お、いいじゃん」と認め正式採用になったそうです。

確かに、Z32はヘッドライトを含め非常にいいデザインだと思います。

 

幌の色はTwillfastRPCのボルドーです。

リアスクリーンは純正だとプラスチック製ですが、今回はガラスタイプのものに変更しています。

視界は少々狭くなりますが、透明度と扱いやすさは圧倒的にガラスが有利ですね。

 

ところで、ボクスターは前にも後ろにもトランク(?)が付いています。

じゃあエンジンはいずこへ?

正解は幌格納部の下に納まっています。

同じ後方エンジンでもボクスターは911と違ってミッドシップになるわけですね。

スポーツカーとしては理想的な形態ですが、整備はちょっと大変かも?

 

ちなみに今回はオーナーさん自ら交換したそうですが、非常にキレイに張れています!

 

 

拡大してみてもシワ一つ見当たりません。

まるで下地に鉄板でも入っているかのような平滑っぷり。

お客さん自信も「バッチリだと自負している」とのことでした。

これだけキレイに出来れば、そう思って当然ですね。

 

一通り張り終えて初めて幌を閉じてみるときの緊張感。

全てのシワがピンと伸びて美しく仕上がったときの喜び。

 

思わずうっとりと眺めてしまうこと間違い無しです。

ただ、誰でもこのようにパーフェクトに張れるとは限りませんので、

DIYでされる方はある程度のシワは許容する寛大な心を持って臨んでください。

 

以上、ボクスターの御紹介でした。

どうもこんにちは。

また今年も花粉の季節がやってまいりました。

なんでも昨年の5倍の飛散量ということで、

花粉症暦十余年のベテランである私としましてもかなりきついところです。

例年はバッチリ効いていた飲み薬も今年はほとんど効果がなく、

点眼・点鼻薬とのトリプルコンボで薬漬けの毎日です。

 

さて、幌の話ですが、前回御紹介したポルシェ968が仕上がりましたので御紹介いたします。

ポルシェ・968?どんなだっけ?という人も多いかもしれません。

 

正解はこちらです。

このリアエンド、見覚えのある方も多いのではないでしょうか?

伝統的にリアエンジンを搭載し、少々クセのある挙動が特徴でもあった911シリーズに対し、

やっぱり前後重量配分は大事だね、ということで(?)始まった一連のポルシェFRシリーズの最終型、

それがこの968となります。(パナメーラは除く)

 

やっとこさ仕上げましたが、なんとまぁ手間のかかること...。

正直、もう2度とやりたくないレベルです。笑

しかし、既に次のオーダーも入っていますので頑張ってまいりましょう。

コツもだいたいわかりましたし。

リアクォーターの立体的なカーブがいい感じです。

Bピラー後ろはペロっとかぶせてネジ止めしてあるだけなので、どうしてもちょっとシワが入りますね。

 

スッキリとしたサイドビュー。

重心が後ろ寄りでやや丸っこい911系と比べると、一般的なスポーツカーらしいデザインになっています。

ちなみに幌はTwillfastRPCのボルドーです。

夕陽が当たっているので赤みが強く見えますが、実際はもう少し落ち着いた色です。

 

さて、ここでついでにポルシェもう一台。

こちらはポルシェ911(996型)です。

前にもほぼ同じ見た目の車両がありましたね。

写真の使い回しではありません。

 

996はもうこれで5台目くらいでしょうか。

手間はかかりますが、すっかりお手の物です。

症状を言ってもらえれば、どこが悪いか大体わかるレベルになってきました。

ちなみに台数的にはエントリーモデルであるボクスターのほうが圧倒的に多いはずなのですが、

何故か今のところ全く交換依頼がありません。

やはり実績がさらなる実績を呼ぶといったところでしょうか。

ボクスターも同じタイプの幌なので、すんなり交換できるのではないかと思います。

 

というわけで、ここのところ輸入車の依頼が非常に多く、

比較的簡単な国産車と比べるとどうしても時間がかかっております。

お待ちいただいている皆様には御迷惑をお掛けいたしますが、

もう少々お待ちいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

私は工具が好きなのでよくホームセンターに物色しに行きます。

自分の目的に合致する工具を発見した時の喜びは何物にも代え難いです。

 

あんなに苦労していた作業が、工具一つでこんなにも簡単に!!

というわけで、普段便利に使っている道具を紹介したいと思います。

 

まずはこちら。

クランプです。

洗濯ばさみをでっかく&強力にしたような感じです。

 

何に使っているのかというと・・・

幌の接着部を押さえるのに使います。

 

接着の基本は、

①接着面をしっかり脱脂する。

②両面に接着剤を塗る。

③べたつかない程度まで乾かしてから貼り合わせる。

④接着するまでしっかり押さえる。

となっております。

 

中でも④の工程は非常に重要で、張り合わせたあといかに強く押さえるかで接着強度が全然違ってきます。

ここでしっかり押さえておくと後で剥がそうと思っても剥がれないくらい強力に接着しますので、

確実な施工を求める方はぜひ使ってみてください。

 

さて、同じ押さえる系でもう一つよく使うのがこちら。

どこにでも売っている文房具のクリップです。

 

こちらは幌の先端部に使用します。

クランプほどの強度はありませんが、つまみ部分を折りたたむとほぼフラットになりますので、

このままの状態で幌を閉めることが可能です。

とりあえず仮止めしておいて張り具合の調整をする時にとても便利です。

こちらは100円ショップで簡単に手に入りますのでDIYの方にもお勧めです。

もちろん、使い終わった後は文房具として使えますのでまさに一石二鳥。

 

ちなみに上記の車両は先日少しお話したポルシェ968です。

やや古いタイプの幌なので、前も後ろも、横も前後の継ぎ目も、全て接着剤でくっついています。

こういった作業は非常に手間がかかり面倒ではありますが、

もし少しでも手間を省こうとすると、直、クオリティに影響を及ぼしてしまいます。

というわけで、できる限りじっくり丁寧に作業するよう心がけておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

こんにちは。

当店では様々なカラーの生地を揃えておりますので皆様色選びには大変悩まれるわけですが、

あえて無難な「黒」を選ぶことが最良の選択肢の一つになることも多々あります。

今回のようなオレンジのボディの車体もそれが当てはまる一台です。

 

というわけでまずはこちら。

ご覧の通り、鮮やかなオレンジとマットな黒の質感が大変よくマッチしております。

が、しかし、せっかくオーダーするのに純正と同じ黒ではあまりオリジナリティが感じられない・・・

とお考えの方には、こちらがお勧め。

 

ステッチをボディカラーにあわせてオレンジにしてみました。

遠目に見るとよくわからないのですが、近づいてみると「おっ」と気付くさり気ない演出。

 

ちなみに、S2000の場合、「デッキシーム」と呼ばれるサイドの継ぎ目にはステッチが見えてきません。

(※内側には縫い目があるのですが、表には見えません。)

ですので、ステッチ変更をした場合でも比較的あっさりした感じに仕上がります。

S2000はスポーティな印象なので、あまりポップになり過ぎずちょうどいいかもしれません。

 

さて、ここでもう一台御紹介。

オレンジのZ33です。

ホイールにもオレンジ(ブロンズ?)のアクセントが入っていたりして、

かなりきっちりコーディネートされた一台ですね。

 

縫い目を近くで見ると・・・

Z33の場合デッキシームにも縫い目が見えてきております。

ですのでS2000と比較すると、よりポップな印象に仕上がります。

Z33はラグジュアリーカー的な面が強いので、このほうがいいかもしれません。

 

リアウィンドー周りにもステッチが入ります。

純正の太いゴム枠と比べると、スッキリ且つお洒落でとてもよろしいのではないかと思います。

なお、Z33の場合張った直後は写真左の部分にややシワが入りますのが、

放っておけばそのうち伸びてきますので御安心ください。

ちなみにこちらのお客様、なんだかんだでお話を頂いてから半年近くもお待たせしてしまいました。

それにも関わらず大変紳士的な対応をしていただき本当に感謝しております。

お土産の栄養ドリンクをチビリチビリと頂きながら作業を頑張ります!

 

というわけで今回はオレンジボディ+黒幌+オレンジステッチという、

同じコンセプトの車輌を2台紹介してみました。

 

ところで、What's Newにも記載したのですが、

ここのところの円安傾向と原材料費高騰により幌の仕入れ値が大幅に上昇しておりまして、

残念ながら当店といたしましても値上げを検討せざるを得ない状況となってきております。

具体的には、95円/ドルを超えたあたりを目安に10%程度の値上げを検討しております。

今後長期にわたりサポートを継続させていただくためにも健全な経営状況は不可欠と考えておりますので、

何卒御理解御協力のほどよろしくお願いいたします。

 

なお、サイトに価格を記載していない車種の場合は、

元々為替レートに応じてその都度見積もりを行っておりますので、

ある時点でドカンと急激に値上げをするようなことはありません。

慌てず急がず為替の動向を予想しながらゆっくりとご検討いただければと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

大空けんけん

店長 高橋

皆様御無沙汰しております。

久々の店長日記復活です。

日記を更新しないとアクセス数もさぞ落ちるかと思いきや・・・・全然変わりませんでした。笑

いるのかいらないのか、改めてその真価が問われる店長日記。

めげずに更新していきたいと思います。

 

さて、日記を更新していない間にずいぶんとネタも貯まっているのですが、

今回は本日引渡しのZ3を先に御紹介いたします。

台数がそれなりに多く、幌の張り替え要望もたくさんありそうな感じがするZ3ですが、

当店では実はまだ2台目の作業となります。

とはいえこの後さらに2台予約が入っておりますので、これから増えてくるかもしれません。

実績が無いところには頼みにくいですもんね。

 

Z3のイメージカラー?とも言える水色のボディに、TwillfastRPCのブルーを組み合わせました。

ちなみに後ろにいるのは日本では比較的珍しいポルシェ968カブリオレです。

お客様の連絡先がわからなくなってしまいしばらくサイト上で呼びかけておりましたが、

ついに連絡が取れましたのでめでたく作業開始です。

お待たせしてしまい申し訳ありません。

 

Z3の幌はサイド周辺の調整がしやすく、比較的綺麗に張りやすい車種となっております。

(もちろん、綺麗に張りにくくても綺麗に張りますが)

ただ、リア周りが全部ブチルゴムで防水してありまして、除去がとにかく大変。

綺麗に除去しないと新しいブチルを張ったときに隙間が出来てしまいますので手は抜けません。

スクレーバーと指先でチマチマとこそげ取っていきます。

 

横から。

エラっぽいのが特徴的ですね。

 

おっと、自転車のおじさん。

うちの前の道はロードバイクに乗った人達がよく通ります。

どこへ行くのでしょう。

 

リアのスクリーンはまだ馴染んでいないので少々ふにゃふにゃです。

でもすぐに伸びてきますので御安心ください。

スクリーンはREGALITEという素材で出来ているのですが、これがなかなか優秀。

思いっきり鋭角に折り曲げても、ふにゃ~っといつの間にか元に戻ってしまいます。

暖簾に腕押し、REGALITEに水平チョップ。

 

 

それと、新しいアイテムの御紹介。

NBロードスター用のサイドテンションケーブルです。

先っぽの長いバネがNB用の証しです。

今まではNA用しかなかったのですが、このたび待望の商品化を果たしました。

 

先端側は鉄板のプレスでガッチリ固定してあります。

 

バネです。

特殊な形状なので特注品でしょう。

 

パッケージは毎回変わりますが今回はこんな感じ。

ジップロックに入ってくるときもあります。

アメリカ人はジップロックとダクトテープが大好き。

 

ちなみにこのM&Tマニュファクチャリングという会社は、

廃番になってしまって手に入らないような部品を作成して販売している会社です。

アメリカはこういう社外品が充実していていいですね。

怪しい製品も多々ありますが・・・・無いよりは遥かにマシです。

あ、こちらのケーブルはちゃんとしてますので大丈夫ですよ。

 

年末年始は多忙と体調不良が重なりなかなか思うように作業が出来ませんでした。

お待たせしている皆様には大変申し訳ありませんが、

順次対応させていただいておりますので今しばらくお待ちください。

何卒よろしくお願いいたします。

 こんにちは。

VRリミテッド コンビネーションA、5台目施工しました。

これで5/700台となりました。

この調子でどんどん増やしてまいりましょう。


今回の車輌もかなり状態のいい一台でした。

ほぼフルノーマルなのも、純正好きの私としては好印象です。

幌はダークルビーをチョイスしました。


う~ん、上品でいい感じですね。


VRリミテッドはその上品な見た目もあってか、結構女性のオーナーさんが多いのも特徴です。

今回の車輌も女性オーナーさん。

幌をよく見ると・・・・


ステッチが白(オイスター)に変更してあります。

とてもお洒落でチャーミング(?)な感じに仕上がりました。

こういう気の利いたカラーチョイスは女性ならではですね。

周りの反対を押し切って白に変更したとのことですが、私は大正解だと思います。



ロードスターの幌は縫い目の見える部分が多いのでステッチ変更の効果も大きいです。

しかしステッチ変更の差額は+10,000円。

この金額をどう捉えるかはお客さん次第。

縫い糸を変えるだけでなんでそんなにかかるのさ?と思うかもしれませんが、

縫い目が非常に目立つため、ちょっとでも曲がったらその時点でアウト。

1度縫った部分は穴が開いてしまうためやり直しは効きません。


ですから、手間がかかるというよりは、

「やりたくないので極力頼まないで下さい」

というけん制の意味も込めてこの値段になっているようです。

前は+2,000円でよかったんですけどね。

当店が何個か連続して縫い目変更で発注をしたところ、

余程懲りたらしく値上がりしてしまいました。汗



ちなみにお別れが決定したプジョー406クーペ、

一時は廃車も考えたのですが、それではあまりにも気の毒すぎる・・・・

ということで某オークションに出品したところ思いのほか健闘。

多少ボロですが整備だけはバッチリやってますので、その辺りを評価していただいたようで光栄です。

まぁ、あんまり高くなっても逆に申し訳ないのですが。

とにかく、次のオーナーさんの元でも大事にして貰えればなと思います。

このプジョーくんの遺志(死んでませんが)を受け継ぐため、

次の車輌では希望ナンバーで同じ番号をチョイスしておきました。


ちなみに出品用に用意した画像を参考までに。

http://www.auto-tops.com/page/19

メッキパーツなど一切使わず、全体の造形美だけで勝負するのがピニンファリーナ。

振り返るたび惚れぼれする素晴らしいデザインでした。

まぁ、角度によってはちょっとぽっちゃりして見えるのですが・・・。

4人乗りの実用的クーペですので、多少の粗は御愛嬌。


プジョーくん、思い出をありがとう。

ネタがたまっているので巻いていきましょう。

さて、今回は非常に珍しい1台、知る人ぞ知るマツダスピードCスペックの御紹介です。

 

外装はほとんどそのままだったBスペックに比べ、

外装までごっそり変更したのがこのマツダスピードCスペックです。

ドア以外全て変更されており、全長・全幅ともかなり広がり3ナンバーとなっております。

私も今回始めて実車を拝見しました。


道行く人も「なんだあれは?」という感じで見ていきます。

余程の車好きでもほとんど知っている人はいないでしょう。


リアもかなりワイドになっております。

ちなみに、写真では暗くて分かりませんが、

テールライトはランティス(5ドア)用のものを上下逆さまにして付けています。

まさに逆転の発想?

ただ、逆さにして雨仕舞いが少々悪いのか、内部が結露しておりました。


真横から見るととても長~いです。

幌はTwillfastRPCのボルドー、ワンピースタイプです。


ところでこちらの車輌、移動のため少し運転させていただいたところ、

低回転から非常に強力なトルクが出ており、とっても乗りやすい!

いやぁ~、さすがマツダスピードさん、街乗りでも乗りやすいとはさすがやでと思っていたら、

エンジンはオリジナルではなく、オーナーさんの好みにチューンしてあるのだそうです。


オリジナルのCスペックエンジンはやはりトルクスカスカで非常に乗りにくかったそうで、

オーナーさんはかなりの金額をかけて街乗りでも楽しめるようにチューンし直しました。

乗ってみれば分かりますが、なんとまぁバランスのいいこと。

下から上までしっかりパワーが出ていて、変に気難しいところもなく、

カーボン製だというクラッチも軽いタッチで違和感なく繋がります。


ただピークパワーを求めるだけなら誰にでも(?)チューンできますが、

今回の車輌のようにバランス重視で仕上げるのはとてもセンスがいると思います。

わたしも同じショップさんに依頼したいなぁと思い、一応ショップ名を聞いておきました。

が・・・

オーナーさん曰く「200万くらいあればいい感じになるんじゃないですか~?」とのことで、

当面は、というか永久に手が出そうにありません。笑

というわけで私は純正の乗り味を重視する方向で行きたいと思います。


それでは、また。