968その2
こんにちは。
手のほうはだいぶ良くなってきまして、無理の無い範囲で作業を再開しております。
それにしても骨折してからまだ2週間弱。
完全骨折だったのに、結構早くくっつくものなのですね。
三十年来の牛乳好きがここに来て真価を発揮しているのか?
もう添え木なしでもぶっつけたりしない限りは問題ありません。
調子に乗っていると痛い目に遭いそうですが・・・
さて、今回ご紹介するのは骨折前の作業案件です。
もう2度とやりたくない!と思っていた車両の2台目。
そう、ポルシェ968です。
だいぶ慣れてきましたよ。
が、やはりかなり手間がかかるので次からはちょっと工賃を値上げするつもりです。
精神的にS2000とかの3倍くらい大変な感じ。
この赤っぽいオレンジは珍しいですね。(968自体も珍しいですが)
とてもお洒落ないい色です。
でも人によっては少し違う印象を受けるみたい。
赤系は特に個人差が出やすいようですね。
自分の見ている世界が正しいとは限りません。
私の場合でも、右目と左目で若干色味が違って見えます。
このリヤクウォーターの立体的カーブ、毎回うっとりします。
この複雑なカーブをシワなく仕上げるにはどうするか?
正解は、とにかく思いっきり引っ張って張る。
ただそれだけですが、「これ、絶対無理でしょ!」ってくらい引っ張らないとならないので非常に大変です。
ちなみにこちらのオーナーさんはこの幌を閉めた時のスタイルを大変気に入っているそうで、
基本的に開けずに走ることが多いのだそうです。
ですので、今回ノーマルの黒からブラウンに変更したことでよりお洒落に仕上がり、
思い通りの車に一歩近づいたとのことでした。
やはり閉めても美しいことがソフトトップ車の特徴ですからね。
オーナーさんのようなこだわりも十分理解できます。
ここを見ている方はみなさんソフトトップ車乗りでしょうから言ってしまいますが・・・・
やはりメタルトップ車は中途半端であまりかっこよくありません。
クーペのような美しいルーフラインを描くでもなく、
ソフトトップのような上品で軽やかな雰囲気を醸し出すでもなく。
・・・とか言っておきながら、
ある日突然メタルトップ車を買ったりするかもしれませんので、その際は何卒ご容赦ください。
日々心は揺れ動きます。