初メルセデスデス

こんにちは。

今回は初のメルセデス・ベンツとなる、R107型 500SLのご紹介です。

R107ってどれだっけ?という人が多いと思いますが、こちらでございます。

どうでしょう、とてもかっこよく決まっております。

これの次のモデル、R129からは一気に四角くなり近代的なデザインになっておりますが、

こちらのモデルはまだ古き良き時代のメルセデスの面影を残しておりまして、

クラシカルな雰囲気と機械的な信頼性のバランスがちょうどいいモデルだと思います。

 

ちなみに一見すると純正っぽく見えますが、ホワイトリボンタイヤやスポイラー等、

細かい部分にモディファイが加えられ、よりクラシックな雰囲気に仕上がっております。

このあたりはオーナーさんのセンスが光っておりますね。

オーナーさんはファッションセンスもバッチリで、

人によっては嫌味に取られかねないメルセデスのオープンを非常に品よく乗りこなしておられました。

私もこのような車が似合う人間になりたいものですが、まだまだ熟成が足りません。

目指せナイスミドル。

 

リヤは3分割窓になっております。

見た目は1つ窓のほうがすっきりしておりますが、

こちらの場合斜め後ろの視認性が非常に高く、とても乗りやすそうでした。

安全性を重視するメルセデスらしいデザインですね。

最新のモデルでは、ヘッドライトの点灯忘れを防ぐためOFFスイッチが無かったりします。

ユーザーにとって危険性のある選択肢を最初から与えないという姿勢は素晴らしいですね。

 

 

なお、今回初めてこの時期のメルセデスに触れましたが、

細部の作りこみ、部品のクオリティがとにかく高いことにびっくりしました。

まさに「Das Beste oder nichts(最善か、無か)」のスローガンを地で行っている感じです。

幌の骨組み一つとっても錆びが殆どありません。

なぜなら最初から錆びにくい材料をチョイスしているから。

メッキパーツのクオリティも異常に高く、剥がれや浮きが全く見当たりません。

 

最近のモデルでは例えSクラスであっても機械的な作りこみに感心することはあまりありませんが、

今回のお車を見て、これがメルセデスかぁ~と妙に納得してしまいました。

オールドメルセデスの魅力に目覚めてしまいそうです。

いやいや、非常にいいものを見させていただきました。

オーナーさん、今後ともよろしくお願いいたします。