落とし物

こんばんは。

今回はBMWのご紹介です。

 

まずはZ3。

 

赤のボディにブラウンの幌を組み合わせました。

どうでしょう?黒もかっこいいですが、ブラウンもなかなか良く似合っていると思います。

 

リアスクリーンは薄いスモークのタイプを選択しました。

ぱっと見だとほとんど分からない程度のスモークなので、下品にならずちょうどいいと思います。

 

 

ちなみにZ3の場合、ボディを傷つけやすい作業を伴うので養生を念入りにするのですが・・・・

 

オゥノォォォォォ!!

作業後養生フィルムを剥がしたところ、劣化したクリアが一緒に剥離してしまいました。

何のための養生だか、非常にブルーです。。

オーナーさんは、元々劣化していたので仕方ないですね、ということで納得して下さいましたが、

そうはいってもやはり気になってしまうところではあります。

事前に打ち合わせの上「劣化してるから貼らないで作業しましょう」となったとしても、

じゃあそれで作業中傷ついたらどうするの?って感じですし、非常に難しい問題です。

赤は特に弱いですからねぇ・・・気をつけたいと思います。

皆様も、塗幕の劣化が気になっている場合は事前にご相談ください。

やはりお互い納得の上で作業させていただくのがベストですので。

 

 

さて、お次もBMW。

こちらは大変珍しいE36カブリオレのM3。

エンブレムチューンではなく本物ですよ。

M Powerとカブリオレという非常に贅沢な組み合わせですね。

 

 

見よ、このシンプルながら色気のあるエンジン。

最近のは何でもかんでもカバーカバーカバーで色気も何もあったもんじゃありません。

洗練された美しい配管の取り回し、これこそが機能美ってもんです。

 

でも・・・・私、直列エンジンのシリンダーブロックを片側に寝かすのがどうしても気になります。

S2000のF20CやGT-RのRB26DETTなど、

高性能エンジンでも普通に寝かせているので全く悪影響はないのでしょうが、

やはりせっかくの直列エンジンですからトヨタのJZ系などのように、

車体のど真ん中にスパーッとシリンダーを並べて欲しいと思ってしまいます。

 

 

 

話がそれましたが、こちらは幌の張替えではなく、上手く開閉できないので見てくれないか、というご相談。

小一時間ほどあっちこち見回して、原因が分かったのでそのままお預かりし、ちゃちゃっと補修。

 

まずは伸びきってしまったゴムバンドの交換。

幌を外さない状態で作業したのであまり細かい仕事は出来ません。

今回は「いかに簡単お手軽に、元の機能を回復させるか」がコンセプトなので、見た目は二の次。

リベットと、食品の袋をとじるクリップを使ってちゃちゃっと補修。

どうせ隠れてしまいますので全く問題はありません。

もちろん、機能はバッチリ回復し、開閉もスムーズにいくようになりました。

 

ご予算次第では、幌を全部外してバンドを丸ごと新品交換、

ということも出来なくはありませんが、そうなると工賃含めて数万円コース。

何万円もかけてバンドを交換するだけなんてお客さんもアンハッピー。

何時間もかけてわざわざ幌を外し、新品に張り替えるでもなくまた戻すだなんて私もアンハッピー。

 

今回の方法では、大幅に安く機能を回復できてお客さんもハッピー。

適当な補修で喜んで貰えて私もハッピー。笑

 

こちらも必殺適当補修。

幌格納部リッドのロック爪を引っ張るアウターワイヤー端部が折れて外れていたので、

ケーブルタイでちゃちゃっと補修。

これがどうしてなかなか、強く引っ張ってもびくともしないほどしっかり固定出来ました。

なんだ、こんなんでいいんだ、と自分でもびっくり。

え?こんなので直っちゃうの?とお客さんもびっくり。

もちろん機能もバッチリ回復。

ディーラーさん見積もりの20分の1の費用で対処できました。

 

というわけで、なんでも金をかけて新品に交換すればいいってもんじゃありません。

ディーラーさんと同じ金額を取ってこんなことしてたらとんでもない悪徳業者ですが、

お互い納得の上であれば、こういう融通の効いた作業もいかがでしょうか?というお話しでした。

 

 

さて、去る5月1日の出来事。

ガレージの片づけをしていると、何やら外からミャーと猫の声がしたような。

駐車場の塀の下から声がするので見てみると・・・・

 

なんと、思いがけず猫を拾ってしまいました。

これがまた超小さい手乗りサイズ(従来比)。

通常の生まれたての子猫は100g前後が標準ですが、この子は約半分の58gしかありません。

獣医さんもびっくりのミニマムサイズ。

恐らく母猫が諦めて育児放棄した個体で、世話をしても育たないでしょう・・・・とのことでしたが、

そのままほっとくのもかわいそうなのでとりあえず出来る範囲で世話をしてみることに。

 

まずはなにより保温が大事、ということでダンボールに小動物用ヒーターを設置し、快適空間を構築。

恒温動物である哺乳類は、外部から熱を供給してもらえればその分エネルギーを温存出来る、はず。

 

燃料のミルクは2時間に1回というハイペース。

ネットで評判の良かった最高級粉ミルク、人間用よりはるかに高い。。。

一回でも忘れるとたぶん死にます、と獣医さんに言われた以上欠かすわけにもいかず、

夜も夫婦交代でミルクを与え続けます。

その甲斐あってか、拾ったときに58gだった体重は三日目にして67gまで上昇。

これはもしかしたらいけるかな?とほのかな期待を持ちつつ、

今日も眠い目をこすりながら授乳授乳・・・・・

 

ちなみに我が家は、私と嫁さん、長男がアレルギーなので猫は飼えません。

きちんと育ったら引き取り手を探したいと思いますので、

興味のある方がいらっしゃいましたらぜひお声掛けください。

 

それでは、また。