黒猫

こんばんは。

A4カブリオレネタは、ただいま車検に出しておりますので一休み。

まぁ、別に聞きたくも無いと思いますけども。

 

 

というわけで、今回はジャガーXK8のヘッドライナー(天井内張り)交換を御紹介。

 

う~ん、やっぱり相変わらずかっこいいです。

だいぶクラシックな印象(元々ですが)になってきた初代XKですが、

こちらは現行型XKの19インチホイールを履かせており、

かなり今風なスタイリングに仕上がっております。

やはり同じXK同士、世代は違えどなかなか似合いますね。

が、しかし、残念ながらそのままポン付けは出来ませんのでご注意ください。

特注の極厚PCDチェンジャーをかませてあるそうです。

 

ニュービートルと並ぶと・・・

ワイド&ローのXKに対し、ずんぐりむっくりのニュービートル。

方向性は全く違えど、どちらも強烈な個性があっていいですね。

 

ちなみに、XKのヘッドライトは何年経ってもちっとも黄ばみや曇りが発生しません。

なぜならガラス製だから。

いつまでも透き通ってキラキラしていて、素敵です。

ただ、やはりガラス特有の丸っこさというか、エッジの曖昧さはありますね。

XKのグラマラスなデザインには大変合っていると思いますが、

最近の鋭い形状のヘッドライトを実現するには、やはりポリカーボネートしかないのでしょうね。

コストや重量の兼ね合いもあるでしょうし。

 

で、内張り完成。

XKのヘッドライナーはメインの天井部分とリアガラス周りの2パートに分かれています。

こちらはオーナーさんが個人輸入した社外品のヘッドライナーでして、

天井部分はなかなか精度が高かったのですが、

リアガラスの切り抜き部分のマーキングがずれていまして、調整が大変でした。

 

交換動機はヘッドライナー生地の劣化・汚れです。

XKのヘッドライナーは裏地にウレタンフォームの裏打ちがしてありまして、

それが経年劣化で加水分解しベトベトになってしまいます。

しかもそのベトベト、茶色い汚い色をしておりまして、

それが粉になって落ちてきたり、生地の表面に浮き出てきたりするからタチが悪い。

カステラの下に敷いてある紙にくっついた茶色いのを想像してみてください。

まさにあれです。

あちらは美味しいですが、こちらは美味しくない。

ただひたすら厄介な存在です。

 

こちらは幌先端部のハンドル部分。

本来は穴をぐるっと囲うようにモールが付いているのですが、

経年劣化で大きく変形してしまい、きちんと付いていないケースがほとんど。

こちらの車両も例に漏れず、変形して脱落したのか最初から付いていませんでした。

こちらのヘッドライナーは最初からそれを見越した作りになっておりまして、

穴の周囲が綺麗にかがってあり、モールがなくてもそれなりに見栄えがするようになっております。

うむ、なかなか気の利いたメーカーの製品のようです。

 

明日はNCロードスターの幌交換なのですが、

オーナーさんの持ち込みにより、初めてマツダ純正の取付を行います。

きっととても精度がいいんだろうな。

今から楽しみです。

 

それでは、また。