ごぶさターン
どうも、ご無沙汰しております。
今月は、
神はどうしてこんなにも私に試練をお与えになるのか!!
というくらいあっちもこっちもトラブル続きですっかり気分が滅入っていたのですが、
終わってみれば(終わってないけど)あんなに落ち込んでいたのが嘘のよう、もうすっかり元気です。
ずいぶんと打たれ強くなったものです。
そもそもトラブルの原因なんて、だいたい自分にありますからね。
改めるべきところは改め、今後に生かして歩んで参りたいと思います。
それと、気分が滅入っているときって、
ちょうどいい具合に神様みたいな人があらわれて、
ちゃんとフォローしてくれるんですよ。
なんと有難いことか。
何かの因果があるとしか思えない。
歳と共に偶然とは思えない出来事を色々経験し、段々と信心深くなって参ります。
たぶんもう何年かしたらお店に神棚が付くかもしれませんよ。
さて、仕事のほうはというと、おかげさまで大変忙しくさせて頂いております。
毎日毎日幌交換、汗もたくさんかいて、なかなか健康的です。
というわけで、ネタになりそうなところを片っ端から紹介させていただきたいと思います。
まずこちらはZ33ロードスター。
幌はStayfastのブラウンです。
事前にオーナーさんより、幌の蓋が最後まで閉まらない、と聞いておりまして、
あ~!そんなの簡単っすよ!ゴムバンド伸びてるだけですから!と軽く返事をしたものの・・・
違うのです、いつもと原因が違う。
うわ、困ったなぁ、今日中に仕上げないといけないのに・・・・・・と思い色々調べたところ、
原因がみつかりました。
ここです、蓋にあるこのバーが車体側のロック金具に嵌まるのですが・・・
ここですね。
ここのゴムカバーの滑りが悪く、引っかかってしまっておりました。
というわけでシリコンスプレーをシューッとして解決。
また一つ賢くなりました。
こちらはとあるNBロードスターのレインレール。
NB後期なので改良済みのレインレールが付いているはずなのですが、
バラしてみると何故か初期型の古いタイプの物が付いていて、
ご覧のようにすっかり割れてしまっておりました。
そのためこのように雨漏りもバッチリ発生しておりました。
どうも、幌とレインレールを丸ごとNB初期の中古品に載せ替えていたようですね。
年数が経ってくるとこういうハイブリッドな状態の車両が増えてきまして、
車体番号からの事前予測が難しくなってまいりますね。
当店ではレインレールはいつでも在庫を置いておりますので、臨機応変に対応可能です。
あとよくあるのがこれ。
パワーウィンドウの上死点が上がり過ぎてしまっている症状。
このガラス下部にあるストッパーで上死点を決めているのですが、
窓を閉めるたびにここがガコンと当たって衝撃を受けるので、段々ずれてきてしまうのです。
というわけで、ネジを緩めて再調整。
最大限下げてここまでですね。
前側のゴム部分と同じくらいの高さになっているのがだいたい正常な位置です。
なんで上がっているといけないかというと、
幌を張り替えた時には、縮んだ純正幌よりもかなり横方向のかぶりが大きくなってくるので、
ガラスが上がった状態だとドア開閉時に幌と干渉してしまうのです。
こちらは調整後ですので、ギリギリなんとか干渉を防げている状態です。
内張りを外すのが少々面倒ですが、調整自体は簡単ですので、気になる人は調整してみましょう。
こちらはNCロードスターのサイドケーブル。
右が正常、左が開閉時に引っかかって曲がってしまった状態です。
ずいぶんと派手に曲がっておりますね。
これは以前紹介させていただいた別の車両。
同じ症状なので見てくれないか、とのことで修正をご依頼いただきました。
で、万力やらペンチやらハンマーやらを駆使してトンテンカンと修正。
まぁ、だいたい左右対称になったでしょうか。
うん、いい感じでしょう。
そんなに大掛かりな作業ではないのですが、このケーブルを外すのに結構手間がかかります。
もちろんこの後は、無事ちゃんと開閉できるようになりました。
ちなみにこちらのケーブル、社外品幌への張り替えの場合は再利用いたしますので修正が必須です。
純正幌の場合は新しい幌にケーブルが組み込まれているのですけどね。
こちらはNCロードスターの張り替え。
いつもと何が違うかというと、今回はビニル生地での張り替えなのです。
たまたまメーカーが間違って送ってきてしまいまして、
アメリカに返送するのも送料がかかるので引き取ってくれないか、
とのことで特別価格で譲っていただきました。
というわけで、あと2個ありますので、安く済ませたい方はご相談ください。
工賃込98,800円にて交換させていただきます。
ビニル生地の表面の模様って、よく見るとほら、同じ模様の繰り返しなのです。
元の型があって、それを並べて模様を作っているのがよくわかりますね。
こっちはNBロードスター。
黒いホイール、最近結構好きです。
流行りもあるのでしょうか、NDなんて元から黒ですもんね。
こちらの車両の話しのネタは何かというと、、、
排水口にプラスチックのカバーが付いているのです。
しかもどう見ても純正クオリティーのシロモノ。
後で誰かが付けたようなパチモンとは明らかに異なるクオリティ。
NBロードスターは今まで100台を軽く超える台数を見てきておりますが、こんなのは初めて見ました。
ペロンとめくるとその下にはいつもの排水口が隠れています。
う~ん、なんなんでしょうこれは、ゴミ除け?
NCもそうなんですけど、年式によって排水口のパターンが色々細かく進化しているんですよね。
もしかしたら、NBのごくごく最終に近い型だけこの蓋が追加された、とかあるのかもしれません。
次にお目にかかれるのはいつの日か。
こちらはMR-Sですが、なんかちょっと違う、というか結構違う。
前後フェンダーがものすごく拡幅されているのです。
まるでGTマシンのようなこちらは、その名もモノクラフト・GT300。
その名の通り、GTマシンをイメージして制作されたモデルなのです。
当時オートバックスが企画販売していただけあって、デザインも品質も非常にクオリティが高いですね。
幌はTwillfastRCPのブラック。
Stayfastよりも厚みがあるので、骨組の凸凹も浮き出にくく、高級感が増します。
さぁ、どうでもいい小ネタばかり、どんどんいきましょう。
こちらはS2000の純正シート。
ヘッドレストの向こうから何やら二つ目が覗いております。
ピクサーのアニメでこんなロボットいたような。
何だろうなと思ったら、純正のスピーカーが内蔵されておりました。
こちらも初めて見ました。
色々なオプションがあったのですねぇ。
次はもはや車ネタですらない、豆乳麦芽コーヒー!
これ、とっても美味しいのですよ、カロリー高めなのがちょいと気になりますが。
で、飲み終わった後これをたたむと・・・
たたんでくれてありがとう(はぁと)
とメッセージが現れるという。
実に遊びごころのあるデザインなのであります。
こういうクスっとくるの好きです。
で、また車に戻ってこちらはR107型の450SLです。
黄土色?のボディにブルーの幌がよく似合っております。
いつもと違うメーカーの幌を取り付けしたのですが、なかなかいい感じでしたね。
同じ幌メーカー製でも車種によってそれぞれフィッティングの良し悪しがありますので、
車種ごとにより良いメーカー製のものを採用して参りたいと思います。
最後はこちら、アウディA4カブリオレ。
もう生地が廃盤になったはずのホットチョコレートに張り替え。
そう!ってこともないのですが、当店のA4に付いていた幌です。
模様替えで1年使っただけで張り替えてしまったので、中古ですがまだまだ奇麗な状態です。
A4の幌は非常に設計がよく、何度も何度も開閉を繰り返しても、
きちんと動作している限りはほとんど幌が傷まないのですよ。
実によく考えられた幌です。
カルマン社バンザイ!ガラスは落ちるけど・・・
はい、それではまた、ごきげんよう。