磨きは細部だ

どうもこんにちは。

本日は磨き仕事の細部をご紹介。

 

神は細部に宿ると申しまして、

やはり細かい部分の仕上げにこそ仕事の神髄はあるわけであります。

 

まだサーブが日本で正規販売されていたころ、

「サーブは、細部だ」という広告を打っておりまして、

まぁかつてサーブに乗っていた身から言わせていただくと、

サーブが細部までよくできていたとは思いませんが、

ともかく細部の仕上げは大事なわけであります。

 

はい、というわけで、磨き仕事の細部をご紹介。

というか、全体写真は撮り忘れたため細部の写真しかありません。

車両は987ボクスターです。

まずエンブレム。

ここはどうしても汚れが堆積しやすく、

普通にザっと洗車しても落ちないのでどんどん頑固に固着してしまうんですよね。

 

はい、業務用の洗剤と刷毛を使って、細かいところまでバッチリ洗浄します。

ガソリンスタンドレベルだとまずここまではやってくれません。

私もかつてスタンドに出してガッカリしたことがあります。

綺麗にします!って言ったのに・・・

まぁよく考えたらたった一日でここまで洗ってる暇などないのです。

 

洗浄前。

 

洗浄後。

車全体でいえばわずかな範囲ですが、全く印象が変わります。

 

はい、続いてドア内。

江戸っ子は裏地に拘ると申しますが、

やはりドアを開けた時ちらっと見える部分が汚いと、

素敵な車も台無し、ってこともないですが、まぁ綺麗に越したことはありません。

 

はい、バッチリピカピカ。

高級車だとドアが2重パッキンになっていたりしますので、

一回綺麗にしておくとその後は意外と汚れませんよ。

 

ここはトランクヒンジ。

水が流れる経路はどうしても汚れが溜まりがちですね。

 

洗浄後。

どうせまたすぐ汚れてしまう部分ではありますが、

まぁとにかくプロとしてここが汚いままお渡しするわけにはいかないのです。

 

いちいち誰も見ていませんが、こういうところも汚れがたくさん。

 

スッキリ自己満足!

 

ここは給油のたびに結構気になるポイントですね。

 

はいスッキリ。

あまりに汚れているとタオルで拭く気にもなりませんが、

一度綺麗にしておくとボディを拭いたついでに拭いてもいいかな?という雰囲気が醸し出されます。

 

はい、これはサイドの飛び石ガード。

前輪が跳ね上げた飛び石による傷、汚れをガードするために貼ってありまして、

つまり美観を保つためのパーツでもあるわけですけれども、

そのパーツ自体が汚い!という本末転倒な状態になっているわけであります。

 

はい、ちょっと黄ばんでおりますがだいぶスッキリ綺麗になりました。

ボディと一緒にコーティングをしておきましので、

今後はいくらか汚れにくくなるのではないでしょうか。

 

こういう樹脂部分も汚れが目立ちますね。

素材そのものの劣化と、水垢の付着が気になります。

 

はい、バッチリ。

黒が締まると全体がパリっとします。

少ない面積ですが重要なポイントです。

 

はい、続いてこちらはZ33のヘッドライト。

そこまでひどい状態ではないものの、全体にクスミ・黄ばみが発生しております。

 

ヘッドライトがこうだと、洗車してもイマイチスッキリしませんね。

 

磨き完了!

 

素材自体の劣化、内部の汚れまでは落とせませんが、

キラッキラした雰囲気が蘇りました!

 

こちらは左側の磨く前。

なぜか右よりだいぶ劣化が少なかったですね。

結構普段置いている駐車場の向きなどによって、左右で差が出てくることがあります。

明らかに全く違っている場合は、事故で交換していると考えるべきでしょう。

 

はい、最初からきれいでも、磨けばさらにきれいになりますよ。

新品に買い替えると結構な金額ですので、オーナーさんにも満足していただけました。

 

昔のシールドビームは電球と一体になったレンズごと交換でしたので、

電球が切れるたび新品になりますし、そもそも素材がガラスなので劣化自体ほぼ皆無でしたが、

今の車は劣化しやすい樹脂カバーで覆われていて、

ヘッドライト自体も複雑化により恐ろしく高額化しておりますので、

しっかりメンテナンスして大切に使っていきたいものですね。

 

それでは、また。