コブツショー

どうもご無沙汰しております。

今年の梅雨はなんだかよく雨が降りますね。

降ったら降ったで鬱陶しいし、降らなきゃ降らないで色々困るし、

まぁ作業する身としては、カンカン照りで暑いよりはいいかなぁという感じです。

 

はい、というわけでまずこちらはS2000にダークブルーの幌。

ダークブルーはよく出るカラーなので、

度々ご紹介しているような気がしてここ最近あまり写真を撮っていなかったのですが、

改めてストックの写真を見てみると、

あれ、ほとんど撮ってないじゃん、ということでご紹介。

爽やかで目立ち過ぎずいい色ですよ。

 

一方こちらはボルドー。

こちらの色は大変目立ちやすく、

派手な行動をしているとことさら記憶に残りますので、

日ごろの行いには注意が必要です。

 

 

そうか・・・ボルドーはそんなに目立ってしまうのか・・・

どうにかして赤系で、もう少し目立たずにはいれないものか・・・。

そんなやや控えめなお客様にはこちら。

はい、こちら元ダークルビー、

現在名称が変わりましてダークチェリーでございます。

何年か前から生産中止で入手不可だったのですが、

なぜか少し前に復活しましたので、

S2000、Z33ロードスターについては在庫を置くようにいたしました。

ロードスター用もそのうち在庫を置くかもしれません。

 

どうでもいい話ですが、S2000の内装用ビスは、

ベッセルのPH2規格ドライバーとやたら相性が抜群でして、

ほら、頭でっかちのドライバーが横向きでまっすぐに静止してしまうほどガッチリかみ合うのです。

接触している面積なんてほんとにごくわずかですからね、

素晴らしい相性だと思いませんか?

 

こちらはアウディ・S5カブリオレのヘッドライナー。

ホットボンドみたいので接着してあるのですが、

接着面積が狭いこともあってか、経年で剥がれて垂れてきてしまうのです。

アウディ・VW系はホントに接着剤好きなんですよねぇ。

そして必ず経年であっちもこっちも剥がれます。

 

はい、というわけでこれを補修していきます。

ヘッドライナーを幌から取り外すのは恐ろしくめんどくさいですので、

取り外さずに出来る範囲でどうにかこうにか作業していきます。

色々考えた結果、生地にかなり厚みがあるので、

裏側からまつり縫いのような感じにして、表から見えないよう内部に糸を通していきます。

 

で、これをタイラップで骨組側にとめていきます。

 

はい、とりあえず垂れは解消されました。

もっと細かく縫って固定していけば、よりフラットに仕上がるのですが、

費用対効果もありますので、とりあえずこんな感じでご理解いただきました。

もちろん、10万円くらい頂ければ二日くらい付きっ切りでチマチマ作業させていただくことも可能です。

いや、10万円頂ければ一回全部外して、再接着したほうがよさそうですね。

 

こちらはランボルギーニ・ガヤルドスパイダー。

オイル漏れにより開閉不能となってしまったので原因追求中。

この車の場合、困ったことにエンジンフードも幌と同じ油圧系統で動いているため、

幌が開かなくなるとエンジンフードも一緒に不動になってしまいます。

一応緊急用の開閉方法はあるのですが、めんどくさいしとても重たいし・・・

 

というわけで、漏れの箇所を特定していきます。

どうもここのメインリフトシリンダーのあたりが怪しいですねぇ、

下のほうがオイリーに見えます。

 

ここで某松井棒的なものを作りまして、オイリーな部分をぬぐってみます。

 

ぬぐったペーパータオルを広げてみると、

はい、中まで染みこんでいますのでこれはオイルで間違いないですね。

 

ちなみに反対側はぬぐってもこんな感じです。

乾燥した土ぼこり的な汚れしか付きません。

 

というわけで、この漏れているシリンダーを交換しないといけないわけですが、

天下のランボルギーニ様、何を思ったのか、

幌動作用シリンダーは4本セット(しかもホース付)でしか部品が出ません。

あれですかね、どうせ一本漏れたら他もじきに漏れるから、

この機会に全部まとめて換えておけよ、という老婆心でしょうか。

 

が、しかし、皆様、この部品いくらすると思います?

小さいシリンダー4本と、どこにでもあるただのホースです。

とはいえランボルギーニ様だし、きっと高くて20万円くらい?

いえいえ、そんな値段ではランボルギーニの威容は保てません。

お値段なんと驚きの78万円!!!

ランボルギーニを維持するは、途方もない経済力が必要となるのです。

 

しかし、こんなものにそれだけのお金をかけるのは、あまり賢明な判断とは思えません。

交換したころで車は速くもカッコよくもなりません。

ただ元通り幌が動くようになるだけです。

安く済ませられるものならなるべく安く済ませるほうがいいに決まってますね。

(どうしよっかなーと悩んでいるわずかな時間で78万円稼げる人を除く)

というわけで、こちら、オーバーホールに出して修理してもらいます。

 

が、まだ出していないので、続きはまた今度。

オーバーホールしてくれるところがなかなかないのです。

 

 

こっちは日産・Be-1のキャンバストップ張替え。

フレームごと全部外さないと張り替え出来ないのですが、

これがブチルゴムでガッチガチにくっ付いているので大変大変。

すきまからヘラを突っ込んでブチルを断ち切っていきます。

が、ブチルは断ち切るそばからまたくっ付いてしまうので、

ヘラにシリコンオイルを塗布して、切断面にオイルを付着させ、

再びくっ付かないようにしながら作業します。

 

で、全周ぐるっと剥がして、なんとか外せました。

非常にめんどくさいブチルゴムではありますが、

その強力な粘着力のおかげでこの30年くらいほぼ漏水しなかったようで、

取り付け部には全く錆は見当たりませんでした。

ふむ、やはりブチルは信頼がおけますねぇ。

ホント大っ嫌いですけど。

 

あと最後、こちら。

古物商許可を取得いたしました!

はい、これで何が出来るようになるかと言いますと、

皆さんご存知、中古車の売買が可能となるのです。

 

ちなみに、古物商許可を取るには身辺調査みたいな書類をたくさん提出させられます。

つまり、これを取得できた私は、比較的まともな人間であるというお墨付きを得たわけです!

 

というわけで、皆様の愛車の買取も出来ます!

特に、幌が破れている!電動開閉が壊れて動かない!

そんな車両も自前で直せる当店なら、他社よりも高く買い取れる、はず。

とりあえず、他店での査定が満足できない、という方は是非一度ご相談ください。

ただし、フェラーリ買い取ってくれ、とか言われても原資がないので買い取れません!

ほどほどのやつでお願いします。

 

長くなりましたが今日はこのへんで。

それでは、また。