猫に乗る

前回お話したプジョー406クーペを見てきました。


ちょうど千葉に一台あったのです。しかも5速MTが。

実物はメチャクチャカッコよかったです。

なによりリアシートの広さにビックリ!

外から見たらクーペなのにどうして?ってくらい広いです。

ちょっと前にあったクーペっぽいセダン、

マリノやセレス、カリーナEDなんかより、よほど広い気がします。

そんでもってさらにトランクもやたらと奥行きがあります。


まぁ考えてみたら全長は4600mm以上あり、

ノーズもそんなに長くないので、

当然といえば当然なのですけども。

でもそのサイズとパッケージングを

間延びさせずにスタイリッシュに仕上げるあたり、

さすがピニンファリーナだなと思いました。


ちなみにこの車はピニンファリーナがデザインして、

ピニンファリーナの工場で生産している(た)らしいです。

建築の設計でもそうですが、

図面だけ描いて施工屋さんに丸投げすると、

たいてい勝手に変更されておかしなことになるのです。

施工屋さんが悪いとかじゃなくて、向こうは向こうの都合がありますからね。

設計屋の描く図面なんて、納まりはだいたいいい加減ですので。

「文句があるなら自分でやれぃ、馬鹿やろう!」なんてのはよくある話。

で、「わかりました、自分でやりますよ」っていうのがピニンファリーナ。


自分も本当はそういうスタンスでありたいです。

自分で考えて自分で作るというのは非常に効率がいいです。

あとは気心の知れた仲間が何人かいればそれで十分。

まぁ、たいていそう上手くはいかないんですが。

人生のうちで何回かでも上手くいけば御の字です。