★店長日記★

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こんばんは。

ここ最近幌以外の仕事もかなり忙しく、少々バタバタしております。

というわけで、いくつかまとめて御紹介。

 

 

こちらは赤のS2000にTwillfastRPCの黒。

ホイールまで黒くしたからには、もう黒しかないですね。

 

初期の車両の場合ストライカーの材質が柔らかく、今回もかなり磨り減っていたので交換しました。

もうちょっと片側に寄って磨り減っていれば左右入れ替えで当面凌げたのですが、

今回は中心付近も磨り減ってしまっているため、入れ替えても恐らくNGでしょう。

 

というわけで、磨り減りにくい材質で出来ているハードトップ用のストライカーに変更。

部品番号は86270-S2A-902です。

ハードトップ用ということになってはおりますが、ソフトトップでも全く問題なく使用可能です。

そうでないと、ハードトップを外すたび、

いちいちストライカーまで換えないといけなくなってしまいますので。

 

ストライカーは全部で3種類ありまして、

86270-S2A-013 ストライカーASSY ソフトトップ用(AP1-100・110)

86270-S2A-J01 ストライカーASSY ソフトトップ用(AP1-120~)

86270-SA-902 ストライカーASSY ハードトップ用(全年式適合)

というように、前期のソフトトップ用、後期のソフトトップ用、

そして今回付けた全年式適合のハードトップ用があります。

 

後期ソフトトップ用も固い材質に変更されているので使えそうなところではありますが、

後期用の場合、ロックハンドルのほうも型番が変更されておりまして、

もしかしたら前期ハンドルと後期ストライカーの組み合わせはNGかもしれない、

ということで、今回は全年式適合のハードトップ用をチョイスしました。

もしかしたら後期用でも大丈夫な気もしますが、一応念のため。

 

 

こちらは珍しいロータス・エラン(M100系)

幌はStayfastのバーガンディです。

正確に言うとこちらの車両、ロータスがエランの製造を終了した後、

生産設備一式を韓国・キア社が買い取って再生産したキア・ビガートになっております。

ビガートはほぼ完全に元のエランそのまんまですが、

エンジンはキアの自社製エンジンに変更され、

また、サスペンションは韓国の道路事情に合わせてロータスによって再チューニングされていたそうです。

 

ただしこちらの車両はエンジンをトヨタの3S系に乗せ換えてありますし、

サスペンションも全くの別物に変更されておりますので、

「エランの見た目をした国籍不明カー」になっているのであります。

もっとも、エランのオリジナルエンジンはいすゞ製、

ビガートのオリジナルエンジンはマツダ製をキアが改良したものということで、

元々かなりの混血児ではありました。

 

横から見ると、画像の縦横比間違ってるんじゃない?というくらい、全長が詰まっています。

ユーノス・ロードスターよりも167mm短く、59mm幅広で、5mm低い、ということで、

他にあまり類を見ない、非常に特徴的なスタイリングとなっております。

いかにもクルクルよく曲がりそうな感じ。

ちなみに、ミッドシップレイアウトを思わせる低い鼻先ですが、FFレイアウトです。

 

こちらはゴルフIVのカブリオ。

生地はTwillfastIIのライトオークです。

元は黒でしたが(でしたっけ?)、一気にイメチェンです。

 

ゴルフIVはなぜかびっくりするくらいサイドミラーが小さいです。

世界の実用自動車の代表格たるゴルフにしては、ちょっと意外な感じ。

なにか特別な事情があるのでしょうか。

 

こちらは初代BMW・MINIのコンバーチブル。

どうにもこうにもシワが入ってしまい綺麗に張れません。

メーカーに画像を送り確認したところ、おそらく製造ミスとのことで再交換させて頂くことに。

せっかくご依頼いただいたのにもかかわらず、ご迷惑おかけしてしまい申し訳ありません。

残念ながら100~200件に1件くらい、こういうどうにも調整出来ない製品が混じる場合があります。

きちんと張れるまで責任を持って対応させていただきますので、

どうか今しばらくお付き合いいただければと思います。

 

 

それでは、また。

こんばんは。

毎度おなじみ、MR-Sの排水口ネタです。

 

今回は詰まっているとかそういうレベルを超越して、畑か!と突っ込みたくなるような状態。

葉っぱや小枝などがたっぷりで、なかなか豊かな土壌のようにも見えます。

なぜゆえにこんなに見事に詰まったのか。

 

掃除してみると・・・

オートバックスのポイントーカードが出土。

なるほど、こんな板状のもので塞がれていたのでは、ひとたまりもありません。

印字された最終使用日が2001年でしたので、

そのころからひたすら排水口をガードし続けてきたのかもしれませんね。

 

で、カードと土を取り除き、無事流れるようになりました、が、

なぜかどこからともなく水が漏れてくる。

排水口をよくよく見てみると・・・

わかりますか?

排水口の縁に半周くらい亀裂が入っており、そこから水が漏れておりました。

しかも左右両方とも。

どうも劣化して縮んだ防水シートが排水口の縁を引っ張り上げ、

それで割れてしまったようです。

う~ん、MR-Sクン、相変わらず雨漏り原因の見本市状態。

あの手この手で漏らしてきます。

 

で、必殺バスコークで補修。

とりあえず直ったみたいですが、今後さらに亀裂が広がる可能性もありますので、

オーナーさんにはこまめにチェックしていただくようお伝えしました。

 

 

幌はTwillfastRPCのブラック。

普段はStayfastがほとんどですが、今回は受注生産で対応させていただきました。

ちなみにこちらの車両、VM180 TRDという限定車なんだそうです。

一見するとノーマルとさほど変わらない大人しめの外観となっていますが、

前後フェンダーからバンパーまで全てオリジナル仕様という、

非常に手の込んだ作りになっております。

ノーマルのままのドアとの段差を見ると、

フェンダーがかなり広げられていることがお分かりいただけるかと思います。

 

久しぶりの猫くん。

相変わらず飼い主募集中ですので、ぜひよろしくお願いいたします。

モコモコですよ。

 

A4カブリオレはドライブシャフトのジョイントがダメなので左右とも交換予定。

 

純正部品は目が飛び出るほど高いのでアメリカから社外品を取り寄せました。

よくまぁこんな値段でこんなもの作るなぁというくらい安かったです。

あんまり安いので、ただの鉄の棒が届くのじゃないかと心配したくらい。

 

まぁ、純正部品の価格は90%が在庫管理費だなんて聞きますので、

それを考えると社外品が異様に安いのも納得できます。

単純な部品代としては本来こんなものなのでしょう。

 

さぁ、この部品は当たりなのか、外れなのか。

週明けに修理に出したいと思います。

 

それでは、また。

こんにちは。

しばらく更新していない間に色々してたので一部を御紹介。

 

まずは三菱・エクリプス。

 

オーバール形状のリアウィンドウが特徴的。

リア周りの固定方法が他の車種とは少々異なるため最初は迷いましたが、

どうしてなかなか、シンプルで信頼性の高い構造となっております。

 

ナビはもちろん・・・

 

ECLIPSE!

 

 

 こちらはロードスターのVスペシャルにワンピースのブリック。

全塗装を終え、幌とゴム部品を片っ端から交換し、外装のリフレッシュ完了です。

オーナーさんはこちらの車両に新車からずっと乗っておられます。

最初、今年で25年目と聞いて「ほぅー」と思ったのですが、

「四半世紀です」と言われて「おぉぉーーーっ!」とびっくり。

モノは言い様、「世紀」が付いてくると俄然凄みが増してきます。

私も何かしら25年を達成したら使ってみたいと思います。

 

ゴム類は要所要所でNB用を織り交ぜて交換しました。

定番のフロントヘッダーウェザーストリップもその一つ。

ご覧のように、スカッフプレートにちょっとだけ届いておりませんが、

今回はオーナーさんと相談の上、機能性優先でNB用をチョイスいたしました。

 

こちらはボルボC70の幌交換。

リアの格納庫に、なにやら部品がたくさん落ちていました。

ちょっとなら動作に問題が無い限りは気にしませんが、あまりに多いのでさすがに気になる。

特に左側の大き目の二つはなにやら重要そうな雰囲気です。

 

折れてしまっているものはどうにもなりませんが、それ以外のものは極力元に戻したい、

ということで、元々着いていた場所を一生懸命探しますが、それらしき場所が全然見当たらない・・・

 

あっ!!

もしや!!!

 

こっちかっ!!!

ありました、同じのが。

 

右側だけ取れてしまっていたので元に戻します。

よし、これで気分的にいくらかスッキリしました。

完了写真は、残念ながら夜になってしまったので撮っていません。

 

こちらはBMW・Z3のリヤフレーム。

いつも苦戦するブチル地獄ですが、

純正のブチルだけであればこのようにヘラで比較的簡単に剥がすことが出来ます。

 

以上、いくつか小ネタを紹介させていただきました。

それでは、また。

こんにちは。

また懲りずにアウディネタです。

 

全体的にシンプルで端正なスタイルが魅力のA4カブリオレですが・・・

Aピラー周辺には、割とガッツリアルミのモールが使われているのです。

 

後ろもドドーンと大胆に。

 

が、しかし、

欧州車に広く使われるアルミモール全般の欠点として、

白っぽい腐食が全体に広がってしまい、非常にみすぼらしくなってしまうのです。

アウディはもちろん、メルセデス、BMW、フォルクスワーゲン、どれもみんなそうです。

しかも、これが金属研磨剤などでちょっと擦ったくらいではちっとも取れない。

 

で、どうしたもんかなぁ、なんとかならんかなぁと色々調べたのですが、

業者さんに頼むとどうやらメチャクチャ高いようだし(7~8万とか)、市販のケミカルも評価が今ひとつ。

そんな中で、きちんとした科学的考察に基づいて開発されているらしいケミカルを一つ発見。

早速問い合わせしてみると、当店のような小さなお店にわざわざ説明に来てくださるとのこと。

おお、これはありがたい、ということで、営業担当の方に来ていただき、

商品の説明と、実車でのデモンストレーションを行っていただきました。

 

というわけで、、まずはフロントガラス周りから。

しっかりマスキングをして、秘密のケミカルを使って磨いていきます。

すると・・・

 

おお!綺麗になった!

元からある傷などは消えませんが、腐食部分はほとんど気にならないレベルまで落とせました。

インターネットで色々調べたところ、

「磨いて磨いて磨きまくる」ことでアルミ自体を削ってツヤを出すという方法もあるようですが、

こちらのケミカルのスタンスはあくまでも

「磨きすぎないよう、慎重に」

「ちょっと試してだめならもう諦めて深追いしない」

という、個人的にはとても好印象な考え方。

 

なぜ磨きすぎてはいけないかというと、

このアルミモールの表面は腐食防止のためアルマイト処理が施されており、

この層を無理矢理な研磨で除去してしまうと、耐食性が著しく劣る「アルミ素地」が露出してしまい、

磨いた瞬間は輝いていても、その後の耐久性が非常に怪しくなってしまう、ということらしいのです。

 

また、見た目の質感も大きく変化してしまいます。

特にA4カブリオレに関して言えば、その端正で控えめなスタンスが魅力なのに、

一番目立つこのフロントガラス周りをメッキモールみたいにビッカビカに磨き上げてしまったら、

途端に下品な感じになってしまい、魅力が半減してしまいます。

 

 

そんな今回のケミカルの特性を確かめるのに一番適した箇所はこちら。

幌収納部のフタにあるアルミモール部分。

ここは普段半分は幌で隠れているので、その部分はほぼ腐食が発生していない状態です。

逆に露出している部分にはバッチリ腐食が。

ここを試しに磨いてもらいました。

 

マスキングをして、磨く・・・

 

おお、綺麗になりました。

まぁ綺麗になるのはフロントガラス部分でもう実証されていますので当たり前。

 

ここで注目していただきたいのは・・・

腐食している部分と腐食していない部分を同時に磨いたのですが、

変にピッカピカになってしまうというようなことがなく、

全体が「元々綺麗な部分」と同じような状態に戻った、ということ。

そう、オリジナル通りに戻ったのです。

これは私のような「純正派(社外品の幌屋のくせに)」の人間には、とても大切なことです。

 

今回はデモンストレーションなので一部だけ綺麗になった中途半端な状態で止まっておりますが、

早速製品を導入して、我が家の車両2台で色々実験してまいりたいと思います。

 

要領が分かってきたら幌交換ついでのオプションメニューに加えたいと考えておりますので、

ニュービートルやアウディ、BMWなど、欧州車のモール腐食でお困りの方はお気軽にご相談ください。

幌と同じく、他店よりもお安くご提供できると思います。

 

ちょっと商売臭くなりましたが、まぁ一応商売なので・・・

それでは、また。

こんばんは。

 

ここ最近動きのなかった店長のA4カブですが、

車検も無事完了し、そして何より幌が新品になりました。

 

さぁ、幌屋の店長、何色の幌をチョイスしたのか・・・

こちらです。

賛否両論はあるかと思いますが、TwillfastRPCのホットチョコレートです。

ブルーとブラウンはファッション業界的には悪くない組み合わせなのですが、車の場合どうなのか・・・・

こちらのボディカラー『カリビアンブルーパールエフェクト』の場合、

青が鮮やか過ぎるのでちょっとどうかなと思ったのですが、

まぁ、見慣れればそんなに悪くないかな、という感じ?

ということにしておいてください。

 

ほら、あなたも段々見慣れてきた、でしょう?

きませんか?

きてください。

一応、「内装のウッドと合わせた」という言い訳も用意しております。

 

なんとなく上から。

ほら、レンガの色と合っているでしょう?

移動したらどうするかって?

それは言わないで下さい。

 

ちなみに今回の幌交換、この車両では初、のつもりでいたのですが・・・・

2003年式の車両に、2008年8月18日製造のラベルが付いていました。

なんらかの理由で、一度張り替えているようです。

新車から5年でガラス脱落?ちょっと早い気がします。

いたずらで切られたりしたのかもしれませんね。

 

それにしても、布だから切る、という犯罪者の心理がよく分かりません。

そこに山があるから、的な感じか。

物取り目的ならまだしも(?)、イタズラで幌なんか切って何が楽しいのでしょう。

自分の手の届かないモノへの憧れからくる嫉妬心でしょうか...。

それなら大丈夫、安いオープンカー、たくさんありますよ。

さぁ、恥ずかしがらず、どうぞこちらの世界へ!

 

ちなみに、長らく「プントプント!!!」と言っていた子供たちですが、

最近はオープンカーの魅力に目覚めてきたようで、

長男などは寒空の下、信号待ちで勝手に開閉スイッチに手を伸ばすまでに洗脳されてまいりました。

それもそのはず、長男は0歳の頃よりロードスターに乗せて英才教育を施していたのです。

(このときはまだかなり小さいので、さすがにNA開けにとどめております)

当時のことは覚えていないと思いますが、

深層心理に刻み込まれた頭上に広がる青い空の記憶が「幌を開けよ」と訴えかけるのでしょう。

 

※ちなみにこの純正幌、

この少しあとに嫁さんがスクリーンのジッパーを開けないまま寒空の下オープンにしまして、

パキっと一発、あえなくご臨終となりました。

当時は絶望しましたが、今思えばそれが幌屋を始めるきっかけでした。

 

それにしても、子供は全く恥ずかしがらないからいいですね。

大人だって何の抵抗もなく当たり前のようにオープンに出来たらベストですが、

どうしても目立つので、余程の自信家でも無い限り、いくらかの気恥ずかしさが入り混じると思います。

(特に冬場の場合、羨望の眼差しなど皆無、あいつ頭おかしいんじゃないの?という視線がほとんどでしょう)

しかしオープンカーは恥ずかしがったら負け。

周りになんと思われようが「オープンカーに乗る素敵な自分」を演じなければなりません。

そこでお勧めなのがサングラス。

店長、オープンカーに乗って十数年、今更気付きました。

あれ、いいですね。

何より目線が読まれないのがいい。

感情を読まれたら負けなのです。(何が)

というわけで、ぜひ自分に合ったお気に入りのサングラスを一つ見つけて、

車内に一つ常備しておきましょう。

「オレ、似合わないんだよな・・・」っていう人でも、

色々試してみると意外と似合うのが一つや二つあるものです。

 

それでは、また。

こんばんは。

今回はBMW・Z3の御紹介。

 

こちらはリアシーリングフレーム周辺。

多数の水漏れ痕が見られます。

シーリング不良及びボルトの締め付け不足が原因の模様。

 

 

シーリングフレームを外すと・・・

うわあぁ・・・・史上最高レベルのブチル地獄。。

純正使用のブチルだけであれば粘度が低く、剥離も比較的容易なのですが、

こちらは後施工で追加したと思われるネバネバしたブチルも混ざっておりまして、

非常~にやっかいでございました。

 

溶剤スプレーをほぼ丸々1本使い、やっとこさ除去。

2~時間はかかった気がします。

こういう、コツもへったくれもない、ただひたすらこするみたいな作業は大嫌い。

でも中途半端に除去すると隙間の原因になりそうだし、

何より、綺麗にして写真に撮らないと日記のネタにならない!

というわけで、心を無にしてひたすら拭き拭きしております。

 

 

どや!きれいやろう?

 

で、ブチルはもう使わず、エプトシーラーに置き換え。

今流行りの、いわゆる「乾式工法」ってやつです。

ブチルみたいな塗りたくる系は「湿式」。

自動車でも建築でも、時代の最先端は「乾式」なのであります。

こうしておけば、次回の張替えや、再調整の依頼があった時、だいぶ楽に作業できます。

 

 

で、出来上がり。

オーナーさんは3年前から幌交換を検討しており、

数社比較した上で、当店にご依頼下さいました。

私が日記で色々あーでもないこーでもないと書いているのが決め手だったとか。

他のお店も色々工夫してやっていると思いますが、いちいち書かないですからね。

私のやり方が優れているとかいないとかそういうことではなく、

とりあえず、何かしら信念を持ってやっているということが伝わったのであれば本望です。

というわけで、これからもブチルと格闘してまいりたいと思います。

そして、これ見よがしに日記にアップ!

 

 

お次はNBロードスター。

ちょっと見にくいですが、ワンピースの黒です。

ま、それはさておき、前々からちょくちょくお問い合わせを頂くのが、

「ガラスは車検対応なのか?」という件。

 

・・・・どうなのでしょう?

 

とりあえず、今までダメだったというお話は1件も入っておりません。

一応、根拠はあります、以下のような感じ。

こちらはNA/NBロードスター用熱線付きガラスの刻印。

ご覧のとおり、米国および欧州での認証を取得した正式な自動車用ガラスとなっております。

が、しかし、日本のJISマークが入っていない!

が、が、しかし、JISマークが入っていないのは欧州車やアメ車の純正ガラスでも同様。

JISマークがなくても米国・欧州認証があれば普通に車検に通りますので、

こちらの幌も問題なく通るでしょう、というのが当店の公式見解です。

ただし、必ず通ることを保証するものではありませんのであしからず。

「日本車なのになにが欧州認証じゃぁー」とかいうひねくれた検査官もいるかもしれません。

 

それでは、また。

こんばんは。

今回は純正品持ち込みでNCロードスターの幌交換を行いました。

 

箱がでかすぎて車に入らないということで、事前に宅急便で送っていただきました。

当店の幌の箱よりも少しだけ大きい感じです。

たしかにこのままだとロードスターには積めませんが、

箱から出して畳めば助手席やトランクに積めると思います。

 

それともうひとつ、もっと大きな箱が送られてきたのですが・・・

でかい割りに超軽い。

中身なんにも入ってないんじゃないの?ってくらいに軽い。

 

開けてみると・・・

本当に空っぽ!!

美味しい空気をお届け?

 

と思わせておいて、

いました、ヤツが。

遠慮がちに隅っこにへばりついておりました。

というわけで、正体は純正レインレールでございました。

 

箱の大きさは形状的に仕方ないにしても、厚みが明らかに過剰。

ちなみにこれ、詰め替えたわけではなくオリジナルのままの箱です。

 

NB用の純正レインレールは無理矢理真っ直ぐ伸ばした状態で細長い箱に入って届きますが、

NCの場合は無理に伸ばさず、そのままの形状で梱包するようにしたようです。

うむ、部品に対する気遣いが伺えますな。

と思いきや、実は別の理由がありまして、NCのレインレールはNBのものと違い、

柔軟性が乏しい素材に変更されてしまっているのです。

 

NB純正は「一生使える!」と胸を張って言えるくらい丈夫な素材でしたが、

NC純正は何回か折り曲げるとヒビが入ってしまうような軟弱な素材に変更されてしまいました。

だいぶ軽くなっているので恐らく軽量化のためだと思われますが、素材的には明らかに劣化しております。

まぁグラム単位で軽量化を頑張っているようですから、仕方ないところではありますが・・・

幌屋的には、う~んって感じです。

 

 

それと接着剤による変色問題が起きていた部分。

こことか・・・

 

こことか・・・

 

こことか。

ここは全て裏側にもう一枚布が張ってあったのですが・・・

 

新品幌では、すっかり跡形もなく消え去っておりました。

 

ご覧のとおり、どこにもありません。

結局何のために張ったのかは分からずじまいですが(恐らくバタつき防止)、

このシミのせいで、マツダもずいぶん対応に苦慮したことでしょう。

 

 

それと、長年気になっていた部分、

ロードスターの幌は「東洋シート」で作っていると噂では聞いていたのですが、

このたび、初めて確固たる証拠を掴むことが出来ました。

リアの熱線コネクタカバーをめくると、

中に「TOYO SEAT」の文字の入ったラベルが張ってありました。

欧州車ではカルマン社やエドシャ社など、

製造メーカーのロゴが結構目立つところにあったりするのですが、

日本はやはりこういうところもちょっと控えめですね。

 

 

さて、ということで初めての純正幌交換、仕上がりはどうなのか?

きっと素晴らしいフィッティングでバッチリ決まってくれることでしょう!

あれ?めちゃくちゃシワが入っています。

調整の余地もほとんどなく、付くように付けていっただけなのですが・・・

 

というわけでヒートガンで伸ばして調整。

平面のものを立体物に張り付けていくわけですから、

やはり純正と言えども、多少の調整は必要になってくるようです。

ただ、社外品と比べると、初期の突っ張り具合がかなり弱いような印象です。

社外品は強く引っ張ってシワを伸ばす作戦、

純正は高い精度でシワを極力発生させないようにする作戦、

と言ったところでしょうか。(今回はシワが入りましたけども)

 

ちなみにこちらは裏側、幌前後の継ぎ目部分です。

縫製の精度などは非常に高いのですが、

接着剤がはみ出していて見た目はあまりキレイではありません。

社外品でこういうのがあると「やっぱり社外品は・・・」と言われてしまうのですが、

純正では「まぁこんなものだろう」で済まされるケースが多いように思います。

どうしても社外品だと色眼鏡で見られがちですので、

長所・短所とも極力客観的にご説明させていただくよう心がけております。

 

 

というわけで、初めてのNC純正幌交換。

多少の調整はありましたけども、やはりさすが純正、

全体的に緊張感があるというか、部品の精度、縫製端部の仕上げなど、

さすが国産純正部品、という雰囲気を醸し出しておりました。

ただその一方で、非常にスマートではあるものの、

縫製、接着とも最低限で、やや華奢な印象を覚えました。

 

社外品は「とにかく太い糸でガッツリ縫いまくっときゃいいんだろ!オラッ!!」という勢いを感じます。

その代わり、縫製端部の糸が飛び出ていたり、シールテープの端部処理が適当だったり、

実用上支障が無い部分においては割と適当です。

 

どちらを選ぶかはお客様さん次第ですが、

今回のNCロードスターの幌については、

社外品を選ぶ価値が十分にある、というように感じました。

 

それでは、また。

こんばんは。

A4カブリオレネタは、ただいま車検に出しておりますので一休み。

まぁ、別に聞きたくも無いと思いますけども。

 

 

というわけで、今回はジャガーXK8のヘッドライナー(天井内張り)交換を御紹介。

 

う~ん、やっぱり相変わらずかっこいいです。

だいぶクラシックな印象(元々ですが)になってきた初代XKですが、

こちらは現行型XKの19インチホイールを履かせており、

かなり今風なスタイリングに仕上がっております。

やはり同じXK同士、世代は違えどなかなか似合いますね。

が、しかし、残念ながらそのままポン付けは出来ませんのでご注意ください。

特注の極厚PCDチェンジャーをかませてあるそうです。

 

ニュービートルと並ぶと・・・

ワイド&ローのXKに対し、ずんぐりむっくりのニュービートル。

方向性は全く違えど、どちらも強烈な個性があっていいですね。

 

ちなみに、XKのヘッドライトは何年経ってもちっとも黄ばみや曇りが発生しません。

なぜならガラス製だから。

いつまでも透き通ってキラキラしていて、素敵です。

ただ、やはりガラス特有の丸っこさというか、エッジの曖昧さはありますね。

XKのグラマラスなデザインには大変合っていると思いますが、

最近の鋭い形状のヘッドライトを実現するには、やはりポリカーボネートしかないのでしょうね。

コストや重量の兼ね合いもあるでしょうし。

 

で、内張り完成。

XKのヘッドライナーはメインの天井部分とリアガラス周りの2パートに分かれています。

こちらはオーナーさんが個人輸入した社外品のヘッドライナーでして、

天井部分はなかなか精度が高かったのですが、

リアガラスの切り抜き部分のマーキングがずれていまして、調整が大変でした。

 

交換動機はヘッドライナー生地の劣化・汚れです。

XKのヘッドライナーは裏地にウレタンフォームの裏打ちがしてありまして、

それが経年劣化で加水分解しベトベトになってしまいます。

しかもそのベトベト、茶色い汚い色をしておりまして、

それが粉になって落ちてきたり、生地の表面に浮き出てきたりするからタチが悪い。

カステラの下に敷いてある紙にくっついた茶色いのを想像してみてください。

まさにあれです。

あちらは美味しいですが、こちらは美味しくない。

ただひたすら厄介な存在です。

 

こちらは幌先端部のハンドル部分。

本来は穴をぐるっと囲うようにモールが付いているのですが、

経年劣化で大きく変形してしまい、きちんと付いていないケースがほとんど。

こちらの車両も例に漏れず、変形して脱落したのか最初から付いていませんでした。

こちらのヘッドライナーは最初からそれを見越した作りになっておりまして、

穴の周囲が綺麗にかがってあり、モールがなくてもそれなりに見栄えがするようになっております。

うむ、なかなか気の利いたメーカーの製品のようです。

 

明日はNCロードスターの幌交換なのですが、

オーナーさんの持ち込みにより、初めてマツダ純正の取付を行います。

きっととても精度がいいんだろうな。

今から楽しみです。

 

それでは、また。

今日はアウディA4カブリオレの話しだけ。

 

先日塗ったヘッドライトのコーティングがようやく固りました。

うむ、バッチリ固まったので、洗っても全く問題なさそうです。

巻き込んだホコリもそのまま固まっている。

コーティングが層がちゃんと存在している証拠です。

 

というわけで、納車後初の洗車。

が、しかし、普通にカーシャンプーで洗っても今一つぱっとしません。

ボディ表面がザラザラで、コーティングのノリもいまいち。

 

こりゃきっと鉄粉だな、ということで鉄粉取り粘土でゴシゴシ。

特に平面になっているボンネットとトランクは鉄粉の付着がひどく、

粘土を20回くらい折り返してやっと綺麗になりました。

側面は2回くらいやればだいたい綺麗になります。

やはり空から降ってくるものですので、上面にたくさん付着するのですね。

 

粘土で鉄粉を取ったあとは細かい擦り傷がたくさん入るので、

コンパウンド入りのカーシャンプーでゴシゴシ。

 

そして最後に「スマートミスト」をシュッ吹いて拭き上げれば洗車完了。

スマートミストは濡れたボディに吹いて拭き取るだけでガラスコーティングが出来るという、

店長の大好きな「サッとひと拭き簡単キレイ」の代表格たるアイテムです。

初めて使ったときはなんかいまいちだなぁと思っていたのですが、

鉄粉取り粘土できちんと下処理をしてから使うようにしたら、劇的に良くなりました。

やはり下ごしらえは大事ですね。

 

しかし、液体を吹き付けてガラス質の皮膜が出来るという理屈がどうも納得できません。

ドロドロに溶けたガラスをボディにぶちまけて・・・というなら分かりますが・・・

きっとりんご飴みたいに美しく光り輝くことでしょう。

現場は大惨事になりそうですが。

 

というわけで、出来上がり!

これですよ、これこれ。

アウディが一番質実剛健なデザインだった頃の硬派な雰囲気。

各所を磨いたことで、当時の魅力がよみがえりました。

個人的に、以前乗っていたプジョー・406クーペ以来の振り返ってニンマリ出来る車です。

あれも本当に素晴らしいデザインでした。

 

見てください、この鏡のようなボディを。

駐車禁止の標識が色鮮やかに写り込んでいます。

まぁ、近くで見るといろいろ粗がありますが。

全体の雰囲気で勝負です。

 

いつの間にらタイヤも新品になっています。

あまり予算はかけられないが一応国産にこだわりたい!

ということで、TOYOタイヤのコンフォートタイヤ、プロクセス C1Sをチョイス。

国産ブランドの海外生産品ではなく、れっきとした「MADE IN JAPAN」です。

ちょうど新モデルが出たところだったので安く買えました。

静かで柔らかい乗り味のいいタイヤですが、

なんせオープンと言うことで車体剛性が低い上にやや固めのサスペンション、

さらに235/45R17というやや扁平気味のサイズなので、どうしても走りはややバタつきますね。

 

店長のわがままで買ったものの、乗るのは主に嫁さん。

子供たちの送り迎えで一日50km走ります。

燃費はまぁだいたい予想通りの7~8km/L程度。

1740kgという重量級ボディを考えればボチボチといったところでしょうか。

 

この重いボディのフロントオーバーハングにV6エンジンを縦に積み、

それをCVTで駆動するわけですから、はっきり言って走りはちっとも楽しくありません。

前軸重量は驚きの1トン超え。

プント一台分を前輪で支えているのです。

前後重量配分なんてクソくらえ。

BMWに知られたら小一時間説教されそうです。

 

しかし、一見アンバランスなこの前後重量配分、

クワトロ(4WD)のモデルを選択することで俄然真価を発揮してまいります。

そう、クワトロあってのアウディ、上級グレードはみんなクワトロなのです。

FFモデルはいわばオマケ、安くするためにプロペラシャフト以降をちょん切った感じ。

このあたりはスバルも同じような設計思想ですね。

 

ただ、日本仕様のA4カブリオレはモノグレードで、V6 2.4 CVTのFF仕様のみ。

本国では鼻先の軽い直4やV6 3.0のクワトロ、MT仕様などもありますが、

日本市場では走行性能は二の次とし、

豪華オプションフル装備のラグジュアリーカーとして販売されたわけです。

 

というわけで、あまりカリカリせず、まったりと優雅に流して参りたいと思います。

 

それでは、また。

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

昨年中は大変多くのご依頼を頂き本当にありがとうございました。

今年も頑張って取付けしてまいりたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、という訳で今年の仕事始めはロードスターから。

 

NBロードスターにワンピースのダークブルー。

美人の奥さんと一緒に行きます!とのことで楽しみにしていたのですが、

残念ながら都合がつかず今回はお会いできませんでした。

またの機会をお待ちしております!

 

こちらはNCロードスター。

純正のビニル黒からStayfastの黒に張り替えました。

あとで伺ったのですが、今回の幌交換は奥様からのクリスマスプレゼントだったんですって!

なんと素敵な夫婦愛、心がほっこり暖まるエピソード。

今時、オープンカーを持たせてくれて、

幌交換までプレゼントしてくれる奥様なんてそうそういませんよ。

たぶん100人に一人もいないはず。

そのくらい希少種なのですよ、車趣味に理解を示す奥様は。

そんな素敵な奥様を是非末永くを大切になさってくださいませ。

 

こちらはZ33にStayfastの黒。

ちょっと、ぼちぼちリアのモーターが怪しいかなぁ・・・という感じでした。

動かなくなったときはまたご相談ください。

 

一方、こちらはリアが全く動かなくなってしまったZ33。

動かないのを無理矢理格納したとのことで結構ダメージをくらっておりますので、

そちらを修復しながら原因を探っていきます。

ちなみに写真はリアを駆動しているモーターです。

 

まず、幌の位置を検出するマイクロスイッチが変形していたので・・・

 

ペンチで曲げて修正しました。

ただ、これは動かないメインの原因ではありません。

 

モーター単体で動くかどうか試しましたが、うんともすんとも言いません。

 

通電をチェック。

コネクタまではちゃんと電気が来ているようです。

ということは原因はモーター以降。

 

外部電源で12Vの電流を直接与えてみても、やっぱり動きません。

 

モーターを分解。

中には黒い粉がびっしり付着していました。

 

大量の粉の原因はこのカーボンブラシ。

元の長さの半分くらいまで磨り減ってしまい、整流子にまったく届いておりませんでした。

というわけで、部品を替えない限りどうにもならないので、

今回はとりあえず手動で動くように改造して納車させていただきました。

そうしないと開けることも閉めることも出来ないので。

 

日帰り交換だと部品交換が必要だったときに対応できませんから、

ダメージが大きそうな場合は事前にご相談いただいたほうがいいかもしれません。

 

骨も変形が激しいです。

 

とりあえず動作に支障が無い程度には戻しましたが、それでもかなり曲がっています。

このくらい問題が多いと経験がない人では何がなんだかさっぱり分からず、

手の施しようが無いのではないかと思います。

 

 

さて、一方こちらは・・・・

店長大好き、アウディ・A4カブリオレ。

色合わせでご来店・・・

 

いや、待て、持ち主がどこにもいない!

 

誰だ、ここに置いたのは!

いったいこのA4は誰のなんだ!!?

 

 

 

正解は・・・・

店長のでした!!!!!!!!!!!!

ついに念願かなってA4カブリオレゲットォォォォォーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!

めちゃくちゃ嬉しい!

たぶんフェラーリ買うより嬉しい!

こんなにウキウキ気分なのは久しぶりです。

 

大人になったら、もう少年時代のようなワクワク感は二度と味わえないんだ、

大人になるってきっとそういうことなんだ、

そう思っていたのに・・・・なのに・・・

 

めちゃくちゃ嬉しい!

 

朝が来るのがとっても楽しみ!

洗車したい、磨きたい、隙間のカスをほじくりまくりたい!

 

病は気から、車は目から、ということで、

早速やや黄ばみ気味のヘッドライトを研磨研磨研磨~♪

 

死んだ魚みたいな目になりました。

続きはまた明日、明るくなってから。

なおここまではサンドペーパーの1000番、1500番、2000番ときております。

明日はコンパウンドの荒・中・細と切り替え、最後はヘッドライト用の研磨剤で仕上げ、

そして専用ケミカルでコーティング、と持って行きたいと思います。

2000番からコンパウンドはちょっと飛ばし過ぎかな?

まぁやりながら考えましょう。

 

それまですまんが曇りだらけの眼で待っていてくれたまへ。

 

で、翌朝・・・・

家族が寝てるうちからせっせとヘッドライト磨きの続きを・・・・

そして午前9時過ぎには完成!

どやっ!

めっちゃくちゃ綺麗になりました。

 

 

ちなみに一番最初はこんなでした。

これを販売者の方が一度大まかに磨いてくれて、

その後私がさらに仕上げ磨きをした、という状況です。

白っちゃけていた樹脂部分もオートグリム・バンパーケアで磨いて黒々とさせました。

 

 

ご覧のとおり、遠目に見れば新品か!?と思えるレベル。

近付いてはなりません!決して近付いて見てはなりませぬぞ!

 

近付くと、コーティングにムラがあったり、ホコリを噛んだりしているのがバレてしまいます。

今回使ったのはソフト99の「LIGHT ONE」です。

素人向けのセットなのでコーティング剤がスポンジで塗りこむタイプとなっており、

プロの方がやるようなスプレータイプのコーティングと違って、

ハケ目?やホコリの巻き込みが発生してしまいがちです。

でも、磨きの素人が数時間やってこれだけ出来れば万々歳ではないでしょうか。

う~ん、満足。

さぁ、一箇所が綺麗になると、他の箇所の粗が目立ってまいりました。

いけいけ店長、まだやることはたくさんあるぞ!

 

 

なお、A4カブリオレをお探し中の方はこの車両を知っているかもしれませんが、

幌ガラス剥離&幌開閉不良とのことで大変お得なプライスで売りに出されておりました。

幌ガラス剥離は幌屋としては非常に美味しい!

だって原価で修理出来ちゃいますから。

 

がっ・・・・動作不良のほうはどうなのか。。。

マイクロスイッチ不良程度なら簡単だけど、もし油圧系統の故障だったら・・・

修理費何十万コースなんてことになったらそれこそ目も当てられない。

どうしたらいいんだ・・・・

しかし、売主さんの好意的な後押しもあり・・・

 

一か八か買ってみた!

 

そして、持てる知識と技術をフル動員して、

直しましたっ!

わたし、無事直しましたよー!

 

売主さん、仲介のMさん、そして許可してくれた嫁さん、みんなありがとう!

なにか買ってこんなに嬉しい気持ちになったのは、

社会人なりたてでロードスターを買ったとき以来かもしれません。

おかげさまで当分満ち足りた日々が送れそうです。

仕事も益々頑張ります。

 

どこかで読みましたが、年収が700万だか800万だか以上になっても、

幸福レベルはもうそれ以上上がらないのだとか。

なるほど、このことか、と思いました。

年収1億でフェラーリ買うのより、たぶん今回のほうが嬉しい。

手の届く範囲での無理の無い(?)ささやかな幸せ。

 

というわけで、皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ちなみに、A4カブリオレ、なぜか子供達にはすこぶる評判が悪い。

「プント!プント!プント!プントー!」コールの連続で少々めげそうです。

なんでや!みんなで乗れる4人乗りオープンやぞ!

お前らのために買ったんや!(すっとぼけ)

まぁ、そのうち分かってくれるでしょう。。。

こんばんは。

本日で今年最後の仕事も無事終わりました。

というわけで、ここ最近の仕事をいくつかまとめて御紹介いたします。

 

まずはアウディ・TT ロードスター。

赤いボディにTwillfast RPCの黒です。

独特の丸っこいシルエットが非常に特徴的ですね。

ただ、デザインを優先しすぎたあまり初期型は空力的に安定性が悪かったそうで、

途中でリアのスポイラーが追加されたと言うのは有名な話。

といっても180km/h以上の速度域での話だそうで、日本ではほとんど関係ないですね。

 

それよりびっくりしたのは、この丸っこく凹凸の少ないデザイン、洗車が非常に簡単なのです。

ボディ全体をひょいひょい~っとなぞっていけばすぐに終わってしまいます。

これは車両を綺麗に維持するために非常に重要なポイントだなと思いました。

複雑な面構成の車やフルエアロで凸凹だらけの車なんて本当に洗いにくいですからね。

 

幌交換動機は毎度おなじみガラス剥離。

アウディはA4もTTも、どちらもガラス剥離が持病ですね。

 

製造はどちらもカルマン社ですから・・・と思いきや・・・・

TTだけはフォルクスワーゲングループで毎度おなじみのカルマン社ではなく、

ボルボやBMW系と同じ、Edscha社製なのです。

よって構造もA4カブとはだいぶ違います。

なのに、ガラス剥離の弱点だけはきちんと共通しているという、

少々残念な幌となってしまっているのであります。

 

こちらは黒のZ33にバーガンディの幌です。

ここのところ定番になりつつある、非常にかっこいい組み合わせです。

 

最近はリアまわりの施工方法を大幅に変更しまして、

よりスムーズに安定して綺麗に仕上げることが出来るようになりました。

前はリア周りで結構苦労していたのですが、

一か八かやってみた方法がなかなか上手くいったのでよかったです。

これからも引き続き、日々改良を重ねてまいりたいと思います。

 

こちらは白のNAロードスターに白い幌。

引き渡すまでは絶対に汚してはならないので、いつも以上に気を使いながらの作業となります。

完成写真は時間がなく撮れませんでしたが、白の幌もなかなか良かったですよ。

 

 

さて、話は変わりますが・・・

店長の大好きなA4カブリオレ。

シンプルでスタイリッシュな幌の形状も大きな魅力の一つでありますが、

実はコンセプトモデルでハードトップのバージョンも存在していたのです。

 

それがこちら。

うっ、一気に所帯じみてしまい、個人的にはあまり魅力を感じない車になってしまっております。

ちなみに作ったのはValmet Automotive社。

サーブのカブリオレやポルシェ・ボクスターなどを製造していた会社ですので実力は十分ですが、

やはりソフトトップ特有の優雅さは失われてしまっております。

開けちゃえば見た目はほとんど一緒ですけどね。

それでもトランクがほぼ無くなってしまうのはいただけません。

 

ちなみにその後、少し改良されまして・・・

ルーフラインがいくらか自然な感じになったような気がします。

いや、変わってないかな?後期テールになっただけ?

まぁいずれにしてもエレガントとは言いがたい存在です。

 

 

 

続きましてこちら。

ボルボ・C70もメタルトップにしちゃいました。

これはハッキリ言って猛烈にダサイ!

ヘルメットか、と言いたくなるような不自然なリアガラス周り。

格納スペースがー、、、とか言ってるからこんなことになってしまうのです。

 

 

しかし、さすがに開発スタッフもこれはまずいと思ったのでしょう。

翌年にはなかなか意欲的なモデルを出してきました。

クーペに近い、流れるようなルーフライン。

一瞬やや厚みを増したジャガー・XK8かと思ったほどスタイリッシュにまとまっています。

なんだ、やれば出来るじゃないか!

そう、やれば出来る子だったのです、Valmet Automotive社は。

 

注目していただきたいのは、

最初のモデルでは2分割だったトップが、こちらでは3分割になっている点。

分割数を増やすことによってトップの全長を伸ばすことが出来ますので、

ルーフエンドをより自然な感じで処理することが可能になっているのです。

 

残念ながら市販化はされていませんが、

2代目のC70コンバーチブルはメタルトップとしては割と自然なルーフラインにまとまっていますので、

もしかしたらそちらにいくらかノウハウが引き継がれたのかもしれません。

 

というわけで、やはりメタルトップは見た目がやや重たい、収納スペースも減ってしまう、

そして何よりエレガントさにかける、ということで、

その辺りを良く分かってらっしゃるアウディ様は、

これからもソフトトップを採用し続ける、と宣言しておられます。

アストンマーチンやベントレー、ロールスロイスなど、超高級オープンカーもソフトトップオンリー。

当然、エレガントだから採用するのでしょう。

 

逆にBMWやプジョーはメタルトップ流行の波に乗って、

Z4や3、4シリーズカブリオレ、307、308など、みんなメタルトップにしてしまいました。

まぁ、いずれ彼らも戻ってきてくれるのではないかと思っておりますが。

 

フェラーリも458スパイダーからメタルトップになってしまいましたが、

「メタル化によりソフトトップよりも軽量化できるようになった」とのことですので、

スポーツカーであることを考慮するとそれはそれでよろしいのではないかと思います。

何よりスタイリングが全く損なわれていないのが大きい。

カッコイイは正義なのであります。

 

それでは、また。

 

※上記メタルトップの写真はフリーの壁紙サイトからの転載です。

こんばんは。

今回はBMW・Z3ロードスターの御紹介。

 

オーナーさんよりトランクへの漏水がある、と伺っていたので見てみると・・・

なるほど、確かに幌後部に水が浸入した痕跡があります。

 

反対側も。

結構ジャンジャカ漏れていた模様。

どういう経路かは不明ですが、おそらくこのあとどこかを通ってトランクに流れ込むのでしょう。

 

リアシーリングフレームという部品を外すと・・・

雨漏りがあった箇所はバッキバキに割れていました。

これではいくらブチルを塗りたくったところで割れ目から水が入ってしまいます。

こりゃ誰か以前に幌交換した人が割ったんだな、と思いきや、

オーナーさん曰く新車から一度も幌交換はしていないとのこと。

もちろん私も割っていません。(取り外すとき、多少は悪化したかもしれませんが)

経年劣化で割れたのか・・・あまり考えにくいですが。

じゃあ新車時から?それも通常ありえない。

よく分かりませんが、この部品が割れて雨漏りしていたのは確かな事実です。

 

全部外すと4分割に完全に分離してしまっており、さらに細かい割れがそこかしこにありました。

これはかなりひどい状況です、どうしたものか・・・・

今から新品を取り寄せても間に合わないし。

 

というわけで、防水ブチルテープで補修。

 

 

このように、ぐるっと包み込むように防水テープを貼りました。

要は、割れてようが何だろうか、防水壁として全体が隙間無く連続していればそれでいいのです。

強度も必要ない部分ですので、とにかく繋がってさえいればいい、と。

 

ボディ側のブチルをえっちらおっちら全部除去し・・・・

 

エプトシーラーを張ります。

これで次回交換時はブチルとの格闘が不要となります。

 

補修したリアシーリングフレームをセットします。

ここにさらにエプトシーラーを貼り、幌をセットします。

ちなみに、マツダ・ロードスターやS2000と違い、ボルト部への止水措置は不要です。

ボルトより上部に止水層を形成しますので、ボルト部まで水が入ってくることはありません。

ボルトまで水が来たら、それ即ち施工不良。

 

で、無事完成。

数分間シャワーを掛け続け雨漏りをチェックしましたが、漏水は確認できませんでした。

これでトランクへの雨漏りが直ればいいのですが・・・・

オーナーさんには、とりあえずこれでしばらく様子を見ていただくようお伝えしました。

これでもまだ漏れるようなら、今度はシーリングフレームの交換ですね。

まぁ、たぶん大丈夫だと思いますが。

 

Z3の幌は貼った直後はかなりパンパンです。

しばらくは閉めっ放しで、オープン走行は控えたほうがよろしいでしょう。

ちなみに、Z3ロードスターの黒(Twillfast II)は常に在庫をおいてあります。

工賃込み約13万円です。

幌交換をご希望の方はお気軽にご相談ください。

 

続いてこちらはBMW・M3カブリオレ(E36)の修理。

幌格納庫の蓋をロックするツメを引っ張るワイヤーの交換・調整です。

以前とりあえず応急処置で対応させていただいたお車ですが、

いよいよケーブルの寿命が怪しくなってきたので新品に交換しました。

 

こちらはオーナーさんのほうで手配してもらった純正部品。

1万円はしなかったそうです。

BMWにしては良心的?

こんなマニアックな部品ですが、ちゃんと国内在庫があったらしいですよ。

もしかしたら売れたのは数年ぶりくらいではないでしょうか。

 

ツメ側はこんな感じ。

そんなに難しい構造ではありません。

 

こちらはモーター側。

トランクの左側にモーターがあり、

ここから2本のワイヤーが延びて左右のツメを同時に動かしています。

今回は左側のワイヤーだったので経路が比較的単純でそれほど難しくありませんでしたが、

右側の場合はボディ内をぐるーっと通していかないといけないので、作業はなかなか面倒です。

 

こちらが外した古いケーブル。

アウター固定用のツメが折れ、インナーケーブルも破断が進み、残り40%といったところ。

もうしばらくは大丈夫だったかもしれませんが、一度切れると面倒なので予防交換させていただきました。

 

以上、BMW特集?でした。

今年はあとZ33を一台交換させていただいて終了。

あとちょっと頑張ります。

こんばんは。

今回はまずボルボ・C70の御紹介。

 

夜の撮影になってしまいましたが(といっても5時過ぎくらい)、

パールホワイトのボディにTwillfastRPCの黒を取り付けました。

 

元の幌は純正のベージュで、

ガラス剥離、生地の痛み、開閉中の引っ掛かりなど、いくつかトラブルが発生しておりました。

 

そのうち、開閉中の引っかかりに関しては右側で発生。

それと関係あるのかどうかは今ひとつ不明なのですが、

右側のBピラー下のケーブルが滑車から外れてしまっているのが確認できました。

 

本来はこのようになっております。

 

原因を探ってみると、滑車の軸のカシメが緩んでおり、グラグラになっていました。

ですので、カシメ部分を金床の上でトンテンカンと叩いて締め直します。

 

調整完了。

余程無理な力がかかっていたらしく大きく変形していたため完全に元通りとはいきませんが、

機能上は問題のない状態に復元できたと思います。

 

ただ、この部分、開閉動作の全工程に渡ってじっくり観察してみても、重要性が今ひとつわかりません。

なんだかすごく重要そうな感じの雰囲気を醸し出してはいるものの、あまり役に立っていない気がする・・・・

まぁ一応、念のために付けておいた、みたいな感じ。

引き続き、その重要性を見出すべく、観察を続けてまいりたいと思います。

 

 

続いてこちらはS2000。

綺麗なオレンジ色のボディにTwillfastIIのブルーをチョイス。

 

非常にお洒落に仕上がったと思います。

ボディもピカピカで羨ましい。

なんでも10万円くらいで、ドア裏のヒンジ部分までぜーんぶ磨き上げてくれるんだそうな。

でも、元の状態がよくないとここまでは光らないでしょうね。

うちのクルマは磨いても光らないような原石ばかりなので、

磨き屋さんも磨き甲斐がないでしょう、きっと。

 

さて、我が家の磨いても光らない逸材、プントくん。

機関的にはともかく、クリアが劣化して見た目的に少々みすぼらしくなってきましたので、

ぼちぼち買い換えたいなぁ、と考えております。(既に何回か言った気がする)

毎日50km走るザ・下駄車なので、基本的には乗りつぶす前提。

というわけで、狙うはマイナーかつ不人気な中古車。

シトロエン、ルノーあたりは悲しくなるくらい安くていいですねぇ。

先代C4とか、お尻のデザインはかなり好きです。

 

でもやっぱり本当はオープン4シーターに乗りたいなぁ。

大好きなアウディA4カブリオレも、いつの間にやら軽く10年越え。

十数年落ちの車に今から乗って・・・どうなのよ?と思う一方、

今乗らずしていつ乗るのか?という思いもあります。

さぁ、どうしたものか。

腹を据えて、ここらで一発決めるか。

まぁでもやっぱり、悩んでいるときが一番楽しいですね。

 

それでは、また。

こんばんは。

今回は少々珍しい、ヘッドライナー(幌内張り)だけの交換です。

 

お車はBMW・3シリーズカブリオレ(E46)

ACシュニッツァー仕様でバッチリ決まっています。

オーナーさんは新車からお乗りで、それはそれはもう、わが子のように大切にされておられます。

 

なのに、

ヘッドライナーのBピラー部が破れてしまった!

これは大変一大事、ということで、修理のご相談を頂きました。

 

といっても、こちらのヘッドライナー、破れこそあるものの、

それ以外は恐ろしいほど美しく張られております。

さすが純正クオリティ。

こんな美しい内張り、今まで見たこともない。

社外品でこんな仕上がり、果たして再現出来るのだろうか??

 

まぁ、なんでもやってみないことには進歩しないし、

「絶対純正ほど綺麗にはできないですよー」と重々お伝えしたうえで、

一か八か、レッツチャレンジ。

 

 

で、早速作業開始。

E46のBピラー周辺は複数のケーブルで複雑に引っ張られております。

幌を閉めたときにはピタッと定位置に納まり、開けるときには邪魔にならない位置に逃げる。

それを実現するため、このようにたくさんのケーブルを張り巡らされているわけですね。

逆に、この複雑な構造がトラブルの原因でもあるのですが。

 

幌開閉システムの開発はエドシャ社です。

ボルボ・C70と一緒のメーカーですね。

ここは今時の欧州車にしては珍しく、プラスネジを多用するのが特徴です。

 

 

新しいヘッドライナーにはBピラー部のプラスチッププレートが付いておりませんので、

古い幌から移植する必要がありますが・・・

古い幌のプレートは折れてしまっているので移植不可。

 

ここで、幌とは別に手配しておいた新品プレートの登場。

イギリスから取り寄せましたが、文字の位置から何から完全に一緒なので純正品?

でも、純正パーツは単体では出ないことになっています。

出所は不明ですが、クオリティはバッチリなので良しとしましょう。

 

上が純正、下が社外品。

純正は黒いフェルト状のインシュレーター(中綿)が入っています。

一方社外品はポリエステル綿っぽい感じのインシュレーター。

ちょっと、社外品はうすっぺらいですね。

 

そのせいか・・・

左が純正、右が社外品。

パンパンに張っている純正品に対し、

社外品は今ひとつ張りがなく、このままくっつけても綺麗に張れない気がします。

 

そこで店長考えた。

純正のインシュレーターを移植しちゃえばいいじゃん。

ということで、純正品のものを切り取って、社外品のインシュレーターの下に潜り込ませます。

インシュレーターも2重になって、遮音性アップ?

 

うむ、この状態ではまだシワがあるものの、だいぶ張りが出てまいりました。

ダメなら抜いてしまえばいいだけだし、これで張ってみましょう。

 

 

で、突然出来上がり!

自分で言うのもなんですが、かなり綺麗に張れました。

純正が100点満点ならば、92点くらいはいけたのではないかと思います。

2重インシュレーターのおかげもいあってか、パンパン具合は純正以上。

天井なのに、触るとソファみたいにモコモコです。

うむ、インシュレーター移植は成功だった。

もちろん、厚みがあっても問題なく畳むことが可能です。

 

生地がストレッチ素材になっているので、多少のシワは引っ張ることで解消されます。

なるほど、だから綺麗に張れるのですね。

しかしながら、やはりポン付けであら簡単とはいかず、色々と調整しています。

 

問題のBピラー部も、綺麗になりました。(張り替えたので当たり前ですが)

 

が、しかし、そういえばそもそもなぜ破れてしまったのか、謎のままです。

何回か開閉テストを繰り返していると・・・

毎回開けるときに、Bピラーのプレートが骨組に少し引っかかっていることに気付きました。

ここはプレートが引っかからずよく滑るように低摩擦係数のテープが張ってあるのですが、

それが破れてベタベタの接着面が露出しまい、

結果として逆に引っかかりやすくなってしまっておりました。

引っかかったまま無理に開けると・・・・骨組に挟まって破れてしまう、というわけです。

 

そこで、テープを全て剥がしてフェルトのテープを貼りなおし、

潤滑用のシリコンをたっぷりと染みこませました。

その結果、スルン!とよく滑り、スムーズに動くようになりました。

 

というわけで、思いのほか綺麗に張れたし、

原因も解消できたし、インシュレーターも増量したし、

オーナーさんも大変喜んで下さいました。

なぜか拍手までして下さいまして、思わずニンマリ。

素直に喜んでくださる方はこちらも嬉しくなります。

 

年明けにはジャガー・XK8の内張り交換も控えておりますので、

そちらも綺麗に出来るといいなぁ・・・

ちなみに部品はオーナーさんの持込です。

物がいいといいのですがどうでしょう。

新しい仕事はいつも戦々恐々です。

 

それでは、また。

こんばんは。

本日は今週のお引渡し分をいつくかまとめて御紹介。

 

まずはアルファロメオ・916スパイダー。

ブルーのボディにバーガンディの幌がお洒落です。

他の車種ですとちょっと派手めになりがちな組み合わせですが、

そこはさすがのアルファロメオ、余裕の着こなしですね。

 

直線基調でありながらも、ふくよかなお尻のデザイン。

自由すぎてもう、好きにして下さい状態。

 

916のお引取りを待っていると・・・・

やってまいりました、初代スパイダー。

こちらは日帰り交換ですので急げ急げー!

 

作業中に、リアのカーペットを剥がしたところ・・・・・

謎のサイン。

BIANCO FREDDOと読めます。

製作担当者のサインかな?

さすがイタリア人、こんなところに名前書いちゃうなんて自由気ままですねー。

もしかして有名な人?と思い検索してみたら・・・・ただのボディカラー名でした。笑

BIANCO(白) FREDDO(冷たい)だそうです。

いや、でもまぁ、こんなところにラフに書いちゃうあたり、さすがです。

 

完成は夜になってしまいました。

夜といっても夏だったらまだ明るい時間なのですが・・・

日が短いのでずいぶん遅くまで作業した気分になり、疲れが2割り増しくらいな印象。

 

こちらは黄色のバルケッタに、Stayfastのタン。

ムラっぽく見えるのは濡れている部分です。

オーナーさんはデザイナーさんなので、サンプル帳を見ながらずいぶん悩まれたそうです。

もう少し暗いほうが良かったかなとのことで、汚れるのを楽しみに待ちましょう。笑

 

むむ、というか、さっきからイタリア車ばかり続いておりますね。

それも全てフィアットグループ。

 

では、最後はドイツ車で。

アウディ・カブリオレです。

A4カブリオレとかと違って、「カブリオレ」自体が車名なのですね。

もっとも、マツダ・ロードスターやアルファロメオ・スパイダーも同じ系統の命名ですが。

 

リアウィンドウはガラスっぽくも見えますが、ビニルスクリーンです。

よく見たら、今回御紹介した車種は全てリアウィンドウがビニルのタイプでしたね。

 

 

はい、というわけで、今年もいよいよ残り少なくなってまいりました。

年内はギリギリまで取付作業の予定ですので頑張りたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

こんばんは。

 

今回は珍しく幌の調整のみのご依頼。

状況によってはお断りするのですが、

写真を送っていただいたところ、だいたい原因が分かったのでお受けいたしました。

 

ガッツリしわが入っております。

泣きっ面に蜂とばかりに鳥の糞まで。

 

左側のほうがややマシですが、それでもやっぱりシワシワ。

 

本来骨組の内側に隠れるはずのサイドケーブル部分がはみ出ています。

これでだいたい原因が分かりました。

996前期の場合、時期によってケーブルの長さが長・短2種類あるのです。

きっと、短いほうに該当する車体なのに、長いケーブルで取り付けてしまったのではないかと。

 

で、幌を一度外してケーブルの端部を見てみると・・・・

案の定、ケーブルが延長されています。

ただ、延長の仕方がちょっと予想外。

メーカー指定の方法なのでしょうか?

E-Z ON社製の場合は、ケーブルのもう一方の端に穴が2個あり、長さを選べるようになっています。

 

延長の金具を外してケーブルを短くしたら、だいぶシワがなくなりました。

ただ、やはりケーブル以外の部分も調整していかないと完全にはシワはなくなりません。

仮固定しては閉じてみてシワの状態を確認しながら、

チャコペンで引っ張りたい範囲、方向、量などを幌に直接書き込んでいきます。

そしてまた幌を外して書き込みに沿って調整。

この繰り返しで、ジワジワと煮詰めていくのが店長流。

ちなみに先端をダブルクリップで仮止めする方法、以前日記で紹介しましたところ、

他の幌屋さんも気に入って採用してくれているようです。

これ、実にいいんですよね。

 

はい、とりあえず幌の張り具合はバッチリ直りました。

 

シワのひどかった右側もバッチリ。

ただ、時間が無くて鳥の糞は洗えませんでした。。。。

 

その他、ネジの紛失、ネジ山のつぶれ、折損などありましたので一通り補修。

完全に元に戻すことは不可能ですので適当なネジなどで代用しております。

次回外した人は・・・・なんじゃこりゃ!!ってびっくりするかも。

でも、色々事情があっての、この状態なのです。

どうぞお察しください。

 

時間があれば、全部ねじ山を切りなおして、ボルトの種類も揃えて入れなおしたいんですけどね。

今回はとりあえず日帰りでシワを解消するのが主目的でしたので応急処置で済ませましたが、

またお時間がある時にでもご依頼いただければ幸いです。

 

ちなみにこちらの幌、前期用のガラス幌となっておりまして、ロビンス社製です。

いいなぁ、当店で扱っているE-Z ON社では前期用のガラス幌は作っていないのですよ。

うちでも扱いたいのですが、代理店のテリトリー?みたいなのがあるらしく、

誰にでもホイホイ卸してくれるわけではありません。

卸してくれれば、それなりに売り上げに貢献できると思うんだけどなぁ。

 

それでは、また。

こんばんは。

 

本日はまずセリカ(ST162C)の御紹介。

ST162ってどのセリカ?

 

これです。

直線基調のシンプルなマスク。

リトラクタブルライトが絶滅した現在ではとても新鮮に見えます。

明確に目玉がないと表情が出ないので、いかにもメカっぽくてかっこいいんですよね。

 

サイドには「Convertible」の文字が。

コンバーチブルなのは見れば分かりますが、それでもあえて書くのがこの時代のトレンド。

「DOHC」だの、「TWINCAM 24VALVE」だの、「EFI」だの、各社様々な文字が躍っておりました。

バブル期における日本車特有のアピールかと思われがちですが、

イタリア車だって「クワトロバルボーレ(4バルブ)」だの、「ビトゥルボ(ツインターボ)」だの、

結構お好きなようですよ。

マセラティ・クアトロポルテなんて、「トヨタ・4枚戸」みたいな感じですから、

なかなか思い切ったネーミングです。

日本人からするとお洒落に聞こえますが、イタリア人的にはどうなのでしょう、4枚戸。

 

ものすっごく大変でしたが、何とか張れました。

ちなみに、幌の開発は毎度私を悩ませてくれるアメリカ・ASC社でございます。

ちょっと昔の、マスタング、サーブ、ポルシェ、セリカなどなど、張りにくい幌はみんなASC社製!

他の幌屋さんに聞いても「やりたくない」と口を揃えて言われるくらい極悪な作業性なのであります。

店長大好きカルマン社!

店長大嫌いASC社・・・

しかし、迷えるオープンカー乗りを救うため、やるしかない!

ワシがやらねば誰がやる!まぁ誰かしらやるでしょうけど・・・

なるべく頑張ります。

 

 

さて、セリカの後ろにいる黄色いのは・・・・

トヨタの後輩オープンカー、MR-Sです。

セリカちゃんは古いなりの味わいを残しつつ愛情を注ぎ大切にされおりますが、

こちらはまた別の方向性で愛情を注がれておりまして、

ボディ以外、あらゆる箇所を片っ端から部品交換されております。

劣化しやすいライト類はもちろんのこと、

エンジン、トランスミッション、

ホイールに内装パーツ、ガラスまでみーんな新品交換!

その額なんと300万円也!!!

新車で186万円のクルマを新車同様に戻すために300万円を掛ける。

私には絶対出来ませんが、こういうの大好き。

 

300万かけたって、もし売るとしたら査定+10万円くらいではないでしょうか。

「綺麗に乗られてますねー」の一言で終了。

でもいいんです!

真の男気、溢れかえっているではありませんか!

周りにどう思われようと、やりたいからやる、ただそれだけ。

見返りは何も求めない。

これこそ道楽の真髄ってやつです。

 

ホイールだって純正の新品同様品が付いています。

 

 店長「ああ、ホイールも替えたんですね、ピカピカですもんね」

 オーナーさん「いや、これから替えるんです」

 「えっ、だってこれ新品同様じゃないですか」

 「いや、ほら、こことか見て下さい、キズがあるでしょ?」

 「はぁ・・・」

 

といった感じの会話が、何度も繰り返されました。

車体のそこかしこで。

 

 まだまだ色々気になるところがあるようですので、

是非このまま順調に突き進んでいただければと思います。

 

続きましてこちら。

メルセデスベンツ・CLKカブリオレ(A208)です。

純正の黒を、TwillfastRPCのボルドーで張り替えました。

金額は全部込みでだいたい17万くらいです。

ボルドーは特別色ですのでちとお高いですが、黒とかならもっと安く出来ますよ。

 

最初、「どこからか雨漏りするんで調整してもらえますか?」とのことでご来店いただきましたが、

水を掛けながら検証してみたところ、生地のラバー層が劣化して、そこから染みこんでいることが判明。

じゃあもう寿命ですね、ってことでそのまま幌交換のご依頼を頂きました。

生地表面に気泡が入ったようなポコポコがある場合、

その部分はラバーが劣化して生地が分離してしまっている状態です。

ぱっと見綺麗でももう寿命ですので、張替えをご検討ください。

 

今回で2回目ですので前よりスムーズに進みました。

ちなみにこちらの幌、残念ながらそのままポン付けあら簡単、とはいきません。

色々と工夫、調整が必要です。

気の利く幌屋さんならどうにかすると思いますが、

普通の自動車屋さん、ましてやDIYでは少々難しいかもしれません。

というわけで、ぜひ交換作業もセットでご依頼ください。

 

 

それと・・・

交換した古い幌がだいぶ溜まってきたので回収に来てもらいました。

何十台分かあると思いますが、意外とコンパクトにまとまってしまうものですね。

ロープでくくって、クレーンで一気に積み込みます。

幌のほか、これどうやって捨てたらいいの?というようなものもついでに持って行って貰います。

土砂以外ほとんど処分してもらえるのでラクチン。

 

もちろん、怪しいもぐりの業者ではなく、行政の許可を得た正規の産廃処理業者さんです。

このあとどうやって処分するのだろう。

一個一個手作業でガラスと幌布を分けていくのですかねぇ。

なかなか骨の折れる作業だと思いますので、処理費用が高いのも仕方の無いところです。

 

それでは、また。

こんにちは。

今回はフィアット・バルケッタの御紹介。

 

バルケッタの幌交換は最も簡単な部類でして、交換作業も朝飯前、

いや、昼飯後、おやつの時間くらいに終わる感じなのですが・・・・

たまにこのウェザーストリップが固着して抜けない場合があります。

矢印の方向にスライドさせて抜くのですが、今回もかなりしぶとい。

 

とりあえず隙間にシューっとシリコンスプレー。

 

左側はなんとか抜けました。

外した後のレール部分を見ると、明らかに接着剤らしきものが塗りたくってありました。

これじゃ抜けないわけです。

この接着剤は車両によって塗ってあったりなかったり。

イタリア人の気まぐれ?

ちなみに、レールがぐにゃぐにゃ曲がっているのは最初からです。

どの車両もみんなそう。

少量生産車ゆえか、随所にハンドメイドチックな痕跡が見られます。

 

さて、左は何とか抜けましたが、右はちっとも抜けません。

 

少しでも動いたかどうか分かるようにマーキング。

 

シューっとひと吹き。

動かない・・・

 

 

隙間をこじって固着の解消を試みる。

 

うんとこしょ、どっこいしょ、それでもゴムはぬけません。

30分くらい粘って数ミリ動いたかどうか・・・

 

このままじゃ先に進めないので、とりあえずウェザーストリップ部分だけ残して幌を取り去ってしまいます。

といっても問題を先送りしただけで何も解決していない。

さて、どうやって外したものか・・・

 

ここでハッと思い出す、困ったときの合言葉。

 

 

 

「汝、窮すれば熱せよ」

 

 

 

熱します。

レールの隙間からブォーッと熱風を吹き込むこと数分間・・・。

 

ずるずるずるーっと取れたーーーー!!

いやぁ、気持ちいいこと気持ちいいこと。

難題を自力で解決していくのは痛快ですね。

 

これさえ取れてしまえば後は簡単。

 

出来上がり。

赤のボディにStayfastの黒。

定番ですがやはりかっこいいですね。

 

バルケッタにプント、奥にはアルファ・スパイダー。

この日はフィアットグループそろい踏み。

ラテン系らしくどいつもこいつもなかなかの困ったチャンのようです。

 

こちらのバルケッタもエンジンを一度載せ替えているそうで、

車屋さんが言うには、

「バッテリーターミナルを外してしばらく放置してたら、バルブタイミングが狂ってエンジンが壊れた」

んだそうです。

そんなバッテリー交換もままならないような恐ろしい車、市販していいのか!!?

伝聞ですので真偽のほどは不明ですが、まぁ手がかかる車であるのは間違いないですね。

部品も非常に高い、というかそもそも欠品が非常に多いですし・・・

 

それでは、また。

こんにちは。

本日は何台かまとめて御紹介。

 

まずはこちら。

ニュービートル・カブリオレ。

TwillfastIIの黒で張り替えました。

 

洗車も完了、もうすぐお客さんが取りに来ます。

う~ん、我ながら綺麗に張れたやで~と悦に浸っていると・・・

 

はん?

 

ぬぅおぁぁぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!!

キズが入ってるーーーーー!!!!!

いったいいつの間に・・・・・

最初からあったのであればメーカーにクレームを入れることも出来ましたが、

既に取り付けてしまった今となってはそれも適わず。

作業中に付いたのか、、、そんな記憶ないんだけどなぁ。

まぁ、最初からだろうが作業中だろうがお客さんには関係ないので、

当方負担でもう一度新品交換させていただくこととなりました。

 

わざわざ神奈川から来てくださったのに、もう一度ご来店いただく羽目になってしまい申し訳ありません。

というか、生地確認、お預け、お引取りと、すでに3回もご来店いただいております。

にも関わらず、「いやぁ、自分では気付かなかったので言ってもらえてよかった」と聖人のようなお返事。

どうしてこんなにいい人なのか。

その優しい気持ちに応えられるよう、もう一度頑張りますのでよろしくお願いいたします。

 

さて、こちらの幌、新しい幌が届いて交換が終わったら、、、

捨てちゃうのはもったいないので、アウトレット品として販売させていただきます。

通常価格工賃込み176,400円のところ、工賃込み10万円(税別)!

ちょっと傷があるだけでその他は新品同様ですので、

ガラスが剥がれてしまい困った、取り急ぎなんとか安く済ませたいという方にはお勧めです!

ニュービートルの幌はその大きさと複雑なガラス回りの構造もあってあらゆる幌の中でも最高値。

幌単体でも10万円以上しますので、是非ご検討いただき、お気軽にご相談ください。

 

 

続きましてこちら。

日没が早いせいでいい写真が撮れませんでしたが、アウディA4にTwillfastRPCのボルドーです。

が・・・よく見ると何かが違う・・・・

なんとこちら、日本には正規輸入されていないアウディS4のカブリオレなのです。

V6 2.4LにCVTというジェントルな組み合わせのA4に対し、

こちらはV8 4.2Lに6速AT・クワトロのマッスル仕様。

その排気量ゆえ燃費は少々(たいへん)残念な感じだそうですが、

端正なスタイルにパワフルなエンジンという組み合わせはたまりませんね。

また、こちらは英国仕様なので日本と同じ右ハンドル。

エンジン自体も正規輸入車のS4に搭載されている型と同じなので、国内でのメンテナンスも問題なし。

大変珍しい車を見せていただきありがとうございました!

 

 

こちらは最終型のS2000・タイプS。

まだ製造から6年しかたっていないのでピッカピカです。

黄色のボディにはやはり黒の幌がよく似合いますね。

巨大なリアウィングがタイプSの目印。

 

社外品の後付けと違い・・・・

トランクの裏側になにやら部品が付いています。(右端の黒いバーの部分)

 

これがトランクの縁にあるこの黒い部分に当たり、

リアウィングで発生したダウンフォースを確実にボディに伝える構造となっているのです。

トンランクなんてベッコベコですし、フードとボディとの接点も全てゴムを介しており剛性は皆無です。

というわけで、確実な効果を求めると当然このような工夫が必要になってくるのですね。

さすがは純正部品。

 

その他、今週はS2000をもう2台、バルケッタを1台交換させていただきました。

バルケッタはひと悶着(日記のネタ)あったのでまたあとで御紹介させていただく予定。

それでは、また。

こんばんは。

本日はNBロードスターの御紹介。

 

こちらは幌先端のロック金物。

部品としての正式名称はトップロック。

 

助手席側は勝手に開かないようにロックするボタンがしっかり噛み合っているが・・・・

 

運転席側は1mm以上隙間が開いてしまい全く噛み合っておらず、勝手に開いてしまう状態。

この症状はNBロードスターのロック金物では定番の症状で、

ネット上では「磨耗した」という表現をよく見かけるのですが、

磨耗したのであればお互いが接触しなくなった時点で磨耗は止まるはずであって、

このようの1mm以上の隙間が開いてしまうのはどう考えてもおかしい。

もちろん、ロックレバーをどの位置へ持ってきても完全に隙間が開いており、

お互いが接触する箇所は一切ありません。

削れたのではなく、折れたのだろうか?

といっても折れた形跡もないし・・・

全くもって謎です。

 

今まではサンバイザーでなんとか押さえておりましたが、

幌を張り替えると張力が非常に強くなりますので、サンバイザーではとても押さえ切れません。

 

というわけで今回は気が向いたのでこれを改善してみました。

ネット上でよく見るのはロックレバーの側にビスを打って隙間を調整する、というものです。

シンプルで簡単・確実なナイスアイディアですが、

それだと座っているときに常にビスが見えてしまっている状態で、あまり体裁がよくありません。

DIYならともかく、一応幌屋としてはもう少し見えないように補修したい、ということで・・・・

ロックボタン側に3.2mmの穴をあけ・・・・

 

φ3.0mmのリベットを入れてみる。

が、全然届かない。

ということで・・・

ワッシャーをかませて調整する。

1枚1mmもないので細かい調整が可能です。

 

4枚かませたらちょうどいい感じに接触するようになりました。

この位置だと運転席からは覗き込まない限りリベットが見えてきません。

細かい調整も可能ですし、いい感じなのではないかと。

ただし、リベッターを持っていないと出来ませんし、一度分解しないとこの位置にはリベットが打てません。

というわけで、一応幌屋なりのプロ仕様、ということにさせてください。

 

なお、これは今回店長の気まぐれで実験してみただけですので、普段はやっておりません。

もう少し改良したあと、片側1,500円くらいいただければやってもいいかな?

新品部品が片側6,000円くらいするらしいので、コスパ的に悪くはないと思いますがいかがでしょう。

 

 

話は変わって、こちらは排水口。

上から棒を突っ込むと・・・・

 

下からそのまま出てきます。

シンプルな、実にいい排水口です。

 

 

フロントウェザーストリップも交換しました。

サビなーし!

 

で、出来上がり。

茶色の革シートをまとったMVリミテッドで、ブリックの幌との組み合わせが実にいい感じだったのですが、

雨天&夕暮れでちゃんとした写真が撮れず・・・・残念。

 

 

さて、新コーナー、今日のにゃんこ。

 

店長がデスクワークをしているときは、机の引き出しで寝ています。

シートヒーター完備の快適設計。

子供めらの追跡から逃れたいときは内部へ収納することも可能です。

その後別の引き出しから現れるというイリュージョンを見せることも。

 

店長が外で仕事をしているときはこのように窓から常時監視しています。

 

こちらの座布団もヒーター完備。

長毛種が混じったような感じの毛並みでして、首、胸、そしてシッポがモフモフです。

どうです?モフりたいでしょう?

 

後ろから見ると耳がミミズクの触覚(羽角というらしい)みたいに見えて可愛いです。

モッフモフー!

 

さぁ、こんなにゃんこと一緒に暮らしてみたくなったあなた、是非お気軽にお声掛けくださいませ。

 

それでは、また。